2月2日。
待ちに待った野田地図
面白かったぁ~初めての最前列でした
「人魚は一つの逆鱗を食べる」
人魚を追い求める水族館の人々の可笑しな謎の言葉の飛び交う喜劇から
昔むかぁし(昔が7回)の70年前
人魚と男達の戦いの悲劇に展開しちゃう
耳にぐいぐいセリフが入ってきて・・・どんどん展開が変わって頭もフル回転
途中~ん?どういう事?って考えちゃったりもするんだけど
そんな事までが、何故か心地よい「NODA・MAP」です
松たか子サンと阿部サダヲさんのコロコロ変わるセリフの掛け合い
野田サンの舞台だぁ~と心の中で喝采
井上真央ちゃん滑舌の良いコミカルで残酷な女の子役ピッタリはまってました
大河ドラマの文さんとは正反対
瑛太と真央ちゃんはMIWAの時から数段パワーアップの演技でした
最後に突きつけられた現実の世界には
心が締めつけられるような気持ちになります
近所だったら・・・当日券でもう一度の気分
翌日・・・・スタッフへのを求めて浅草を過ぎ
合羽橋へ
久しぶりのお宝の山に器好きの血が騒ぎ
お買い物しちゃいました
「なみだは人間が作るいちばん小さな海です」
「マッチ擦るつかのま海に霧ふかし 身捨つるほどの祖国はありや」
2015年は“言葉の錬金術師”詩人、歌人の寺山修司サンの生誕80年
私にとっての寺山修司は「あしたのジョー」の・・・・明日はどっちだぁ
の作詩が一番身近だったりします
その寺山作品の「書を捨て町へ出よう」が若手演出家・藤田貴大クンの舞台に・・・
気になっていたけど・・・有名俳優さんのお名前は無いしぃ無理かなっと一時は諦め
後日
「衣装がmina perhonen
の舞台に行きたぁい
書を捨てよ なんとか・・・」
「やったそれ
それぇ
行きたぁ~い
」
行ってきました
その前に長崎美術館の「ミナカケル」も行ったし
何故か今年も最後はmina絡みのイベントで終了ダネ
コレはCasaに掲載された写真です・・・
とっても斬新な舞台でした
アングラ感は無くなって現代的では有るんだけど
今も昔も変わらない問題って言うのか、青年の悩みみたいなものが有って
音やファッションは新しいんダケド言葉は寺山サンのセリフを当てはめてる
生のドラムとセリフと什器の組立の音
舞台のSetがその場で組み立てられて形を変えて・・・・
言葉のリフレインが詩の朗読みたいだったり
とっても不思議な舞台
新進気鋭の演出家のひと味違う舞台を体験
上演中の「ウサギはウサギ・・・私はわたし・・・」の兎は
minaのウサギのクッション綿が飛び出ちゃう
映像で参加の又吉直樹サンのまん前にはクロネコちゃん
そして途中、独特なウォーキングの役者さん達がmina perhonenのファッションショーパンフレットも可愛かったデス
お隣サンは途中~ちょっと舟こいでましたっけそのお隣も
だったらしい
芸術の秋にかこつけて、いつも夏が終わると舞台鑑賞
2月以来 久しぶりのシスカンパニーの舞台は「RED」
英米で圧倒的成功を収めた作品の日本初演
1950年代のNYが舞台。
実在の画家マーク・ロスコと彼の助手ケン(架空の人物)の二人芝居
小栗旬サンと田中哲司サンが共演
実際にロスコが新境地を開いた赤と黒の大きなシーグラム壁画が舞台に描かれ
当時、マンハッタンのフォーシーズンズの為に制作し、結局・・・・の
実話を元にの演出
わらいうトコが全くないお休憩時間も無し
息もつかせぬ激論が続きます
とっても濃厚でスリリングな対話劇
ピカソにマティス ジャクソン・ポロックアンディ・ウオーホル・・・ニーチェ・・・
早口の激論は知ってる名前しか聞き取れない
赤のなかの黒なのか? あかとは? くろから何を思うのか?
芸術論議ムツカシイケド、観ている気持ちは高ぶります
シーンが変わる舞台の移動も暗闇の中、役者サン自らササッと動かしてく
暗闇でタバコを燻らす素敵なシーンや実際にヌードルを口に入れながらの会話を
小劇場ならではの間近に目撃
とても良い席でした
電話予約の日が出勤日と重なり・・・Mちゃんありがとう大感謝
夜はアンダーズ東京の「BEBU」で
ミニビーフバーガーと皮付きフライドポテトを囲みながら
・・・熱い演劇論
お久しぶりの舞台はシスカンパニーの「三姉妹」。
「かもめ」に続き 又、原作アントン・チェーホフ
チェーホフの四大戯曲の二つ観ちゃった
この流れだと「桜の園」と「ワーニャ伯父さん」も???
田舎暮らしで、かつて裕福に暮らしたモスクワに戻る事だけを夢見る三人姉妹。
そして3人を取り巻くなんとも自己中な人々。
夢と現実の狭間で揺らぎ、夢破れながら生きてく姉妹・・・
相変わらずだった蒼井優ちゃんの澄み切った声
こうゆう舞台の為の女の子だなぁ~と感心する
二人の軍人さんから愛されちゃう~最後まで可愛いイリーナだった衣装もとっても可愛いんですヨ~
宮沢りえサンは既婚の次女マーシャ役で黒いドレスばっかりだったケド
その立ち姿が凜としてものすっごく美しいヨルタモリの和服姿も素敵ですよネ
長女のオーリガは余貴美子サン
ドラマも良いけど舞台に響く素敵な声の存在感
ムツカシイ 暗くなりがちな物語なのですが
三姉妹と堤真一サン演じるヴェルシーニン中佐や軍人達とのセリフ廻しで
たまに笑いを引き出され 引き込まれていきました
「・・・働かねば・・・私達は生きていかねば・・・・
いつかその意味が明らかになる。」
・・・・・
終演後、会場を後にしながら
「働かねば」ダケがヤケに耳に付いて離れなかった
渋谷のBunkamuraシアターコクーンだったので
道すがら、俺流塩ラーメン発見 今度行かなきゃぁ~
今年最後の舞台はBunkamuraシアターコクーン
三人の魔女に心を惑わされ悪に染まっていく武将「マクベス」
シェィクスピアかぁ~もぐり文学女だから・・・
こうなるのは「ハムレット」だし~ ああなっちゃうのは「リア王」だ
あやふやな粗筋を思い出しながらの出発
マクベスは堤 真一サン 脚本・長塚圭史サン
共演・(長塚サンの奥さん)常盤貴子サン
いつも前方に見えるシアターコクーンの舞台が客席の真ん中に
六画形のステージソコに縦横無尽に役者サンが飛び出してくる
ワクワク ドキドキお客様参加型の緊張感ある舞台
いずれは王ともなられるお方・・・と予言された「マクベス」
子孫が王になる自分がならんでもな・・・・と囁かれた「バンクォー」
魔女たちが人間を破滅させる為に予言してるって気づきながらも
欲に勝てず予言を信じたことにして手を汚していく
「悪」に弄ばれた弱い人間達がおどろおどろしくって哀れ
ティムバートン風?
夫の為とはいえ信じて悪になり・・・精神が錯乱していくマクベス夫人
女の怖さと儚さを常盤貴子サンとってもキレイに演じられてました
堤真一サマ シュっとして素敵・・・これ以上は教えられなぁい
風間杜夫サンは最近 堤サマと一緒に見ることが多いなぁ~
三人の魔女の中に警視庁警護課の焼き肉好きな平田サン発見~
「名もなき毒」で怖かった江口のりこサンものびのびと魔女やってました
大勢の皆さんと一緒にお芝居に参加したお隣の席の店長
そう言えばぁ指が不自由だったんだっけ~
「しまって~」が遅くって私も手伝い
ちょっと焦りました
ちょっとびっくりな物も出没
役者サンを身近に感じるセンターステージの舞台は
一瞬も目が離せません
珍しく翌年の公演チケットが未だ取れていないのですが
いつまでも・・・環境が許される限り色んな舞台見続けたいと思います
元気に生きていくのには わくわくドキドキが必要
ランチは大人のお子様ランチ
南青山「東京ライス」サン
ku(^_^)v
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