まちづくりぷらす

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「今ごろ教科書かよ」というツッコミはなしで

2006年02月03日 | 
本の紹介ばかりしています。そろそろ飽きてくるころか…。

村松岐夫『行政学教科書―現代行政の政治分析』(有斐閣、2001年)

「わかおの専門ってなんだっけ?」という声が聞こえてきそうですが(笑)
たまには自分がどの分野を勉強しているか、その位置づけを確認したくなるんです。
この本読んでみて、「もうすこし早く読めばよかった」と少し後悔しました。
卒論の先行研究として引用できそうな記述がいくつかあったんですよ。

まっ、内容は行政学の教科書です。
別にウダウダ説明するまでもない、そんな感じです。
筆者の村松岐夫氏…公務員試験の勉強をした人はご存じだと思いますが、
通説である政策形成における官僚優位論に対して、政党優位論を唱えた人ですね。
その論を唱えた『戦後日本の官僚制』(東洋経済、1981年)を読むほど元気はないけど、
とりあえず、村松氏が何を言っているかを理解するにはよい本。
わたしは『戦後日本の官僚制』を1年半前くらいに読んだときに、
「これはおもしろい!」と思っていたのですが…いまは通説の支持です。

なんか通説ってコトバ、久しぶりに使ったな、法学部なのに。

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