まちづくりぷらす

ブログをお引っ越ししました。
すでに更新は停止しています。

公務員志望に効く!

2005年06月29日 | 
今回読んだ本は、公務員志望の人なら事務系技術系問わず、まず買って損はない(断言)。
2次試験対策というより、公務員になる前に基本的に知っておいたほうがよい話がつまっている。

それが田村秀『政策形成の基礎知識-分権時代の自治体職員に求められるもの』(第一法規、2004)である。
著者は、元自治省の官僚で現在は新潟大学法学部の教員をしている。
地方自治体の研修講師として多く呼ばれているようで、実務と近いことが感じられるよい本だ。
内容は、基礎的な統計の見方、評価の見方、自治体組織のフラット化、大学・コンサルの活用方法など。

全体的によくまとまっているというか、読みやすく公務員志望者が「とりあえず読む」にはもってこい。
個人的には、第7章「書を捨ててまちに出よう」はいいな~と思った。
そう、こういう考えの人が公務員になってくれれば、少し変わるかもと感じた。
けど、こういうことを元キャリア官僚に書かれてしまうのは、何とも違うな~とも。
まあ、そういう人だから、いまは大学の先生になっているのかもしれないけど。

…この著者、1962年生まれらしいから、そのうち首長になるかもね。
というのも、経歴が川崎市阿部孝夫市長と何となく似てるから。

これ以外の本で読むべき本(ブログ内で紹介したもの)は、トラックバックのところを参考に。

久しぶりに財政の本

2005年06月28日 | 
ひさしぶりに読書記録でもつけておこうかな
卒論関係の論文(住民参加関係)は読めていても、普通の本はあんまり読めてない
きょうは、神野直彦など『地方交付税 何が問題か』(東洋経済新報社、2003)を読んだ。
この本は、だいぶ前に「財政のことを勉強しよう」と気持ちが高ぶっているときに買った。
途中までは読んであったんだけど、すっかり内容のことを忘れてしまっていた

地方交付税の歴史的展開や諸外国の財政調整制度が紹介されている。
終章は三位一体改革のなかでどのように地方交付税改革をすればよいのかを示す。
ただ、国際比較の部分はバラバラな感じが否めない
比較である以上、一定の統一感はほしい(いくら共著だといっても)
全体的にはいろいろな情報が詰まっていたような気がする

いちばんよくわかったことは、財政の勉強が全然足りていないということ

えっ!?市長選出馬??

2005年06月27日 | 政治・行政
朝日新聞6月26日付記事 「加賀市長選 宮尾氏も出馬表明」
三菱総合研究所ホームページ 宮尾三郎氏コラム

また少し更新が滞ってしまって申し訳ないです。
きょうは、ここ最近の自分にとってのビッグニュースについて。
なんと!!昨年後期に受けていた授業「NPOと社会」で、
講師としていらっしゃった宮尾三郎さんが加賀市長選に出馬するようです。

宮尾さんは、三菱総研でPFI(民間資金を活用した社会資本の整備手法)アドバイザーをしています。
その講義を受けている人は少なく、ほぼマンツーマンでPFIについてご教示いただいたので、とても感謝しています。
わたしは講義以来、PFIやPPPという新しい行政手法に対する興味が尽きません(いろんな意味で)。

シンクタンクにいらっしゃったので、個別具体的な政策には精通していると思います。
市長という職は、政策全体を包括的に見通す力がとても重要だと考えられます。
ここをどのようにわかりやすいことばで表現するかが、大きな意味を持つでしょうね。
ただ、現職の大幸市長もそこそこ政策を打っているイメージがありますし、
ひとつ違った軸を打ち出さざるを得ないですよね(実際どうなんでしょう?)。

もちろん、それがとても難しいわけですが…。

2025年、あなたの夢は何ですか?

2005年06月23日 | 政治・行政
20年後の社会、短冊に 国土計画データに15万人調査 (朝日新聞) - goo ニュース

(↑「言の葉さらさら2025」へのリンクです。)

ゼミの発表レジュメを作り終えて一息ついているわかおです。
レジュメのテーマは、公務員試験でも頻出らしい「パブリックコメント」についてです。

とりあえず、きょうはその話ではありません。
みなさん、全国総合開発計画って知っていますか?
知らない人は、上のgooニュースでチェックしてほしいんですが、
戦後の日本の国土計画を示したもので、5次まであって今年の3月(確か)に廃止されました。

で、その全総にかわる新たな日本の国土計画を作ろうという話になっています。
全総で批判されたため「脱開発」・「地域単位」の特徴を持ったものになる予定です。
その基礎調査をいま行っているわけですが、それがちょっとおもしろいんです。
その調査の一環が、「言の葉さらさら2025」なわけです。
ほかにも全国7会場で行われるらしいです。

このサイトでは…
①「2025年にはこんな暮らしがしたい」
②「2025年にはこんな日本(社会)にしたい」
③「2025年にはこんな地域(まち)にしたい」
④「2025年にはこんな働き方(学び方)がしたい」
⑤「2025年にはこんな家族にしたい」
をテーマに20年後の夢を語ることができます。

朝日新聞にこの記事が掲載されていましたが、
あまり大きなムーブメントにはなっていないようです。
というのも、わたしが書き込んだのが「まだ」51番目だったので(笑)
暇ならみなさんも何か書いてみてください。
もちろん、全国7会場で書いた方が楽しそうですが…。
夢を語ってそれが少しでも国土計画に反映されるなら「夢」がありますよね。

<ただ…(追加)>
その意見をまとめられるかは大きな見物です。
あと、15万人もとる必要はないですよね、統計的には。

結局、「言の葉さらさら2025」という「パブリックコメント」の話をしているのでした(笑)

「シンギフ」撤退の衝撃!

2005年06月22日 | まちづくり
岐阜新聞ホームページ「6月21日付朝刊:新岐阜百貨店、12月閉店」

きょうは地元である岐阜市の話をしよう(岐阜市の隣の関市出身だが)。
名古屋からほど近くの岐阜市は、商業活性化という点でなかなか独自性を打ち出せないでいる。
電車で20分ほどなので、「気合い」を入れて買い物に行くのは名古屋になってしまう。
普通の買い物をするには、郊外にある大規模ショッピングセンターで十分である。
じゃあ誰が岐阜市内の百貨店を使っていたのかな?と考えると、やはり高齢者が多かったと思う。
日常の買い回り品から、気合いを入れた買い物、孫へのプレゼントなど、ほぼすべて。
というか、自分のまわりを見てもそうだった。

岐阜市内には、百貨店が3つあった。
6年前に撤退した「岐阜近鉄百貨店」。
そして今回撤退が決まった「新岐阜百貨店」(名鉄岐阜駅のターミナルデパート)。
最後に残ったのは「岐阜高島屋」。このひとつになった。
JR岐阜駅周辺は、名古屋通勤圏として都心居住の方向でまちづくりが進む。
駅前には「岐阜シティ・タワー43」なるビルも建つ(岐阜駅西地区市街地再開発組合HP)
ただ、路面電車もなくなり、高齢者の移動する自由をますます狭めてしまった気がする。
高齢者の住みやすいまちという観点から、岐阜のまちを再考する必要がありそうだ。

「シンギフ」なきあとの、名鉄岐阜駅周辺の活性化をどうするか。これも大きな問題だ。
方向としては、都心居住の流れでまちづくりを進めていくのもありかなと思う。
ただ、日常の買い回りができる店がなければ、生活にはとても不便だろう。

今度実家に帰ったら、デジカメを持って岐阜の現状でも見てこよう。

「地域づくりインターン」説明会へ

2005年06月20日 | まちづくり
15:00から「地域づくりインターン」説明会に参加してきた

<インターンの受け入れ先(説明順)>
①白山市を拠点に活動するNPO法人「加賀白山ようござった」
②七尾市を拠点に活動するまちづくりセンター「元気ななお仕事塾」
七尾市役所(はじめて見たけど小綺麗なHP)
④加賀市を拠点に活動するNPO法人「はづちを」
⑤輪島市役所+NPO法人「金蔵学校」(←以前ブログに書いた)

それぞれの団体の特色が出ていて、なかなかおもしろい説明会となった
このなかで一度も直接話を聞いたことがなかったのは、③七尾市役所と④「はづちを」。
この2つの担当の方は、最後までいらっしゃったので、それぞれ車座になってトーク!
「はづちを」事務局長の吉田さんからは、市民社会のことなどいろいろお話を聞いた
その印象は…「かなりいろいろな知識をお持ちの方だな~」と

マナティーには、「若生くん、院試大丈夫なの?」と優しいお言葉をいただいた
ほんとうにマナティーの言うとおり、「大丈夫か??」と思うけど、
これを逃したら、NPOへ1か月インターンに行ける「余裕」はなくなるだろうな…

ということで、大学4年目の集大成としてインターンにも全力投球

その後は市民研究機構へ。終わったら神谷先生とメシ+トーク。
あわただしい一日が終わった。

どうなる?ご当地ナンバー

2005年06月19日 | まちづくり
国土交通省「新たな地域名表示ナンバープレートの導入について」
国土交通省「新たな地域名表示ナンバープレートの要望状況について」
きのうまちに出かけたら、市役所の前に看板があった(写真参照)。
「ブログのネタ見つけ!」と携帯でパチリ。

いわゆる「ご当地ナンバー」導入運動が、全国各地で一気に盛り上がった。
金沢市・かほく市・津幡町・内灘町も「金沢ナンバー」の申請を5月20日に行った。
国交省の導入目的として、地域振興や観光振興があがっているため、ちょっと考えてみた。

<地域振興>
金沢ナンバーをもとにして地域アイデンティティを高める。
写真にある看板のフレーズ「金沢ナンバーのクルマに乗りたい。」はこれだろう。
最終目的は、金沢アイデンティティを高め、2市2町の枠組みで合併か?(笑)

<観光振興>
これがいまいち腑に落ちない。
というより、どれだけの人がナンバーに注目しているかによる。
実際、金沢に来た観光客が「金沢ナンバーだ~」とはならないと考えられる。
ということは、対外的なアピール手段としてナンバーを使うということか。
でも、普通のクルマってあんまり外に出ることはないんじゃないかな。
となると、いつもよく出るのは、観光バスや長距離トラックだと思う。
観光バスの場合は、観光振興の誘因も働くので、ラッピングすればよい。
だから、わざわざご当地ナンバーにする必要はない。
長距離トラックの場合は、あまりにも遠い場合が多いからか、運転しているとよく目に付く。
これをご当地ナンバーにするのは、ある意味(強いていえば)効果的なのかもしれない。

ただ、「『金沢』という文字が目に付く→『金沢』の観光振興」は、「うーん」とうならざるを得ない。

昔(高校生くらいのころ?)に新聞でナンバーの地名表記は変えられないから、
それぞれの土地のイメージにあったイラストをつけて観光振興に結びつけると見た気が。
やっぱりあった!マニアックなサイトが(ナンバープレート情報局「架空ナンバー」)
わたしはこっちのほうがおもしろいというか「まだ」効果があると思う。
金沢ならいったい何をつければいいのかな?やっぱりことじ灯籠?(笑)

やっぱり基本は、地域アイデンティティのためでしょ、たぶん。

チームマイナス6%(実践編)

2005年06月16日 | 日記
マウスをよく机の上から落とすわかおです。
最近そのせいか、どうも調子が悪く歯がゆい思いをしていました。
「物を直して長く使うのもチームマイナス6%としては大切なことだ」(ほんとは買いに行くのが面倒なだけ)
なーんて、ドライバーでガチャガチャとマウスを分解しました。
わたしは光学式のマウスを使っているわけですが、どうやら受光部がずれていたようで、
それを直してスムーズに動くようになりました。ただ…
「クリックしたときの感じが前と違うな~」と思っていたら、
なんとマウスのボタン側をとめていたツメが折れて、若干プカプカしていました。
マウスは手を乗せて使うものなので、あんまり支障はないですが。
ただ、最初の<チームマイナス6%実践編>は失敗に終わりそうです。

…除湿機はバッチリ直せたのに。実は分解が好きなのでした。

かなり話のテーマが微妙になっている気がします。
次はちゃんとしたことを書くと、ここで誓います

とうとうチームマイナス6%です

2005年06月14日 | 日記

(↑チームマイナス6%へのリンクです)

更新がかなり滞っていますね。みなさんお元気でしょうか?
とりあえず、元気でいますよ~ということでチームマイナス6%の話。
ホリエモンのこと、みんな嫌っていたのに、結局クールビズですか。
まあ、ネクタイしてうまく交渉が進むのなら、自分はいくらでもネクタイしていきます。
だから、ネクタイをしないホリエモンとはちょっと違いますね。

最近はぐんぐん気温が上昇していますね。
これは地球温暖化の影響なのでしょうか?
きょうの朝日新聞にもディーゼル車の新長期規制のことがのっていました。
各社熾烈なバトルがあるそうです。尿素を入れて燃焼効率を高めるとか??よくわかりません。
ディーゼル車は日本では悪者になっていますが、ヨーロッパではかなり走ってるみたいですね。
それもよく走るということで日本でのイメージとは大きく違うようです。
日本では…
ディーゼル車は売れない→技術開発にお金をかけない→性能がよくない→売れない…(続く)
という悪いスパイラルに陥っていますね。
それにディーゼルのいままでの悪いイメージがプラスされるから、ますます売れません。

わたしは、運転して楽しい車であれば、ディーゼル車にも乗りますよ。

最後のPPP本

2005年06月10日 | 
DNAが来た日の夜、なぜか眠れずに読んだ本。
それが、野田由美子『民営化の戦略と手法』(日本経済新聞社、2004)である。
PPPの本はこれで4冊目。内容はかなりよくわかるようになっている。

いままで読んだ本では多くの国内事例を扱っていたが、それらよりも理論や戦略的な立場を明確に示している。
また所有権移転型民営化(いわゆる狭義の民営化)についても詳しく書かれていて、いい感じ。

第7章は、「民営化ビジネス戦略の構築」という題名である。
民営化ビジネスに対して、民間企業はどのような態度をとる必要があるのかが書かれている。
このような記述はほかの本にはなく、この本の大きな特徴となっている。

この本は、諸外国の事例をもとにして説明がなされており、
これ1冊で、PFIやPPPを理解しようとすることは若干むつかしいといえよう。

いざ輪島へ

2005年06月07日 | まちづくり
きょうは輪島へ行った。
神谷先生が「地域づくりインターン」の受け入れ先交渉に行くということで同行。
輪島市金蔵地区の村おこしを目的としたNPO「金蔵学校」(検索してみて!)のみなさんとお話しした。
過疎化が進行するなか、さまざまな交流のしかけを考え、実践しているNPOである。

夏にはいろいろな大学からの受け入れを行い、交流人口の拡大を志向している。
今年は、金沢工業大学、専修大学を受け入れるとのこと。
そこに、金沢大学の地域づくりインターンの学生も入ることになるようだ。

金沢工業大学は万燈会(まんとうえ:2万個(昨年)もの明かりをともす祭)のサポートを行うということで、もしかしたら…。
なんと、「学生まちづくり」報告書で、調査に行った「広坂のあかりプロジェクト」の「金谷ゼミナール」が参加するという。
この金蔵で金谷ゼミの名前を聞くとは思っていなかった。
いろいろなものがつながってきた証拠か??とちょっとうれしかったり。
そして、専修大学のほうは、元金沢大学法学部教員の樋口先生のゼミが参加する。

うちの大学からも、いろいろな人が参加して、この過疎の現状を理解し、
いっしょになって元気な金蔵をつくる役割を果たす人が出てきたらいいね~。

このインターンの連絡会が、
6月20日(月)の15:00~17:30にL204講義室で行われるので、
インターン、まちづくり、村おこしなどに興味がある人は参加してみたらどう??

DNAといっしょ(2日目)

2005年06月06日 | まちづくり
きょうは、10時からDNAのメンバーといっしょにジョブカフェ石川を訪問した。
ジョブカフェ石川で対応していただいたのは、金沢センター長の植村さん。
化粧品会社でCI(Corporate Idenitity)などを担当した経歴をお持ちで、
ジョブカフェ石川も統一的なイメージを大事にし、それを追求しているという。
ほかにもいろいろなお話をお聞きした(わたしは邪魔にならないようにメモをとっていた)。

運営などにも学生を巻き込んでいきたいという願望があるそうで、
興味がある人はジョブカフェ石川の門をたたくといいかもしれない。

そして、渡邉さんと2時間金沢の街をまわって、講演のために大学へ。
大宮先生と渡邉さんがそれぞれ講演した。
高崎経済大学は、学生の教育にとても熱心だなとあらためて感じた。
大学のあり方として、こういうのもいいな~と。

夜は大宮先生、渡邉さん、先生、そしてASKのメンバーを囲んで懇親会。
いろいろ渡邉さんと話して、あらためて自分たちのこれからの活動を考えた。
その後は、もっとディープな話を、渡邉さんと神谷先生とASKのメンバー(小和田さん・斉藤くん)とで話した。
これが何だかんだ言って、いちばんおもしろかった。でも、完全にオフレコ話だ、ここは。

お久しぶりです!DNA!!

2005年06月05日 | まちづくり
わたしが去年の後期に力を入れたのが、「学生参加によるまちづくりの手法」報告書の作成である。
その際、ヒアリングに伺った高崎経済大学が中心となるNPO法人「DNA」を運営する
渡邉大輔さん(代表理事・M1)と指導教員の大宮登先生(+大宮ゼミ4年のみなさん)が金沢にいらっしゃった。
大宮先生と渡邉さんは、あした金沢大学で「地域と大学の連携」について講演を行う。

渡邉さんから連絡を受けて、木倉町で7か月ぶりの再会。
久しぶりにお会いして、また刺激をたっぷり受けて帰ってきた。
会うといつも謙遜してますけど、まじですごいです、渡邉さん。

そもそもDNAは主にどんな活動ををやっているかというと、
①ジョブカフェの運営支援
②ラジオ高崎で月2回のパーソナリティ事業(radi-com事業)
③仕事に関する情報発信事業(CANWORK事業)の3本柱である。

いろいろな活動でとっても忙しそうだけど、ゼミ生の顔は輝いてたな。
このように充実した大学生活を送れるチャンスはなかなかないだろう。

自分がいったい何をやってきたのか、あらためて問い直すチャンスになりそうだ。

協働事例集と選挙戦略

2005年06月04日 | 
まず、ゼミ前に読んだ本を紹介。
辻山幸宣編『協働社会のスケッチ』(ぎょうせい、2001)である。
協働の事例集といえばよいのか、そういう趣旨の本。
「これが協働?」という事例もあり、協働ということばに疑問を感じてしまう本。
ほんとうの協働というのは、いまの日本にほとんどないということがわかる。
聞こえはよいので「協働!協働!!」と使ってしまうが、本質的なものを見失う可能性がある。

もう1冊は、きょう読んだ本。
朴煕『代議士のつくられ方』(文春新書、2000)である。
1996年、東京17区(葛飾区・江戸川区一部)における平沢勝栄(当時新人)の選挙選を丁寧に追って
どのような選挙戦略をとって当選に至ったかを分析している。
組織型選挙の神髄を見せられるような記述がたくさんでとてもおもしろい。オススメ。
また、平沢勝栄がなぜ拉致問題に真剣になり、メディアによく出るかがわかるはず。
自分の中では「警察官僚出身だから」と思っていたが、その理由だけではないという結論に至った。
高校の図書館に平沢勝栄の本『明快!「国会議員」白書』があり、高校時代それを読んだ。
行く床屋は髪型なんか気にせずに毎回変えるとか、かなりおもしろかった記憶がある。

名刺と手帳を見て思い出す「あの日、あの時、あの場所で」(石川県内編)

2005年06月03日 | まちづくり
全国編をこの前書いたので、次は石川県内編を。

<名刺と手帳から見えてくるもの(県内分・古い順)>
①広岡石川県議学生政策スタッフ(2004/02-):
定例会の質問を検討したり、産廃不法投棄視察などさまざまな活動を行う。
いろいろな出会いの場や動くチャンスを頂いている。
②長町朝市(2004/04-07):
まちなかに住む高齢者のふれあいの場づくりを目指して活動を始めたが、
手伝いだけでまちづくりに参加できるかたちではなかったので、途中からやめた。
③農業政策関連(2004/07&12):
農業経営者である佛田さんとの出会いが農業政策への興味をかき立てた。
また、無農薬栽培を行っている田中さんにもお話をお聞きした。
一時期はこれで卒論いこう!と思ってたくらい、農業政策にはまっていた。
④金沢まちづくり市民研究機構(2004/09-):
2週に1回、いろいろな人とまちづくりをテーマにして議論している。
これが現在の卒論のテーマの中心(問題意識でもある)になっている。
⑤社会調査実習(2004/10-):
社会調査実習でのヒアリングも追加。
女性石川県議3人に浜田くんとヒアリングした。
眞鍋先生もとてもいい先生です。

自分にとって大きな影響を与えた活動がこんな感じです。
もちろん、ほかにも細々としたものはありますが省略します。
実際、いろいろ動いて「いまいち」と思ったり、「これはイケル」と思ったり。
とにかく、まず一歩踏み出すことが大切だと痛感します。
「迷ったらやる」そっちに舵をきってからあとのことは考えましょう。
写真は、いちばん詰まっていたと思われる2004年11月の手帳。
いま見ると思ったより詰まってない気がするような…。