まちづくりぷらす

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群馬に行ってきました(21日:富岡製糸場・群馬サファリパーク・軽井沢)

2007年09月21日 | まち歩記(+旅行)
■富岡製糸場(1)↓

2日目はレンタカーで富岡製糸場に行きました。
歴史の教科書で出てくるあの富岡製糸場です(笑)
以前岐阜に帰っていたとき見た「ワールドビジネスサテライト」で、
最近産業遺産がブームになっていて、石見銀山とともに取り上げられていました。
現在、世界遺産の暫定リストに載っているらしいです。

■富岡製糸場(2)↓

午前10時、11時、午後1時、2時、3時、4時にガイドさんといっしょに見学します。
1時間のガイドつきで500円というのは、なかなかいいなぁと思いました。

■富岡製糸場(3)↓

繭倉です。相当な大きさで圧巻。

■富岡製糸場(4)↓

片倉工業という会社が昭和62年(1987年)まで操業していたため、
そのときのままの状態になっています。
明治期にはここに女工さんが並んで作業に当たっていたそうです。
その女工さんの待遇は非常に高く、士族の娘がほとんどだったとか。
いわゆる「女工哀史」的なことはこの富岡の地では起こらなかったようです。

群馬サファリパーク

群馬にもサファリパークがあったんですね。
動物愛護週間の特別価格で入場できました(割引券印刷していってよかった)。
やっぱりレンタカーで入る人は皆無でした(笑)

その後上信越道に乗って…軽井沢へ。

軽井沢・プリンスショッピングプラザ

いわゆる軽井沢アウトレットです。
アウトレットモールには何度も行ったことがありますが、
こういうところはお金がそこそこないとダメですね(笑)
そのせいか、あまりおもしろくなかったような印象です。
軽井沢ってもっと涼しいイメージだったんですが、暑かったです。

■旧軽井沢(1)↓

平日にもかかわらず大量の人がいました。典型的な観光地って感じですね。
ただ、衣食住を満たすための店舗は多かったような印象です。
(もともと旧軽井沢の別荘に住む人たちの衣食住の需要を満たすため、
旧道に東京や横浜から衣食住にわたり数々の老舗が軒を並べたのが
軽井沢銀座商店街のはじまりらしいです。軽井沢銀座商店街より

■旧軽井沢(2)↓

ミニ開発もちょこちょこ行われており、新しい店舗と古い店舗が混在しています。

その後、レンタカーを返す期限までまだだいぶ時間があったため
のんびり一般道で高崎に帰ることにしました…そして。

■碓氷第3橋梁↓

なぜか国道18号の旧道(頭文字Dで有名)のほうに迷い込んでしまいました。
そしたら碓氷第3橋梁を発見してパチリ。

それにしても群馬は渋滞しますね。高崎市内も渋滞しっぱなし。
国道50号を通ったときもひどかった印象です(2005年11月11日記事参照)。

群馬に行ってきました(20日:碓氷峠・榛名湖・県庁)

2007年09月20日 | まち歩記(+旅行)
学部3年の頃から、毎年8月から11月の間に群馬に行っています。
今年もひょんなことから群馬に行くことになりました。

まずはマニアを引き込むまちづくり2(鉄道編)で取り上げた
「碓氷峠鉄道文化むら」に行ってみました。
どのくらいおもしろいか検証してきました。
M下くんには「クルマで行った方がいいよ」と言われたものの、
恐ろしく眠かったので、電車で行くことにしました。
高崎駅から信越線でゴトンゴトン。30分ちょいで着きました。

■碓氷峠鉄道文化むらの様子(1)↓

微妙に中途半端なJ-POPが流れている園内。
これだったら各地の発車メロディとか組み合わせて流せば面白いのに…。
ちらほらと親子での来園者はいるものの、平日のせいか人はまばらでした。

■碓氷峠鉄道文化むらの様子(2)↓

これが碓氷峠で活躍したEF63です。
その隣にはシミュレーター(1000円)があったのでやってみました。
運転台は実車のものを利用しており、かなり迫力のある音が出ました。
しかし、ずっと後ろ向きでマスコンをガチャガチャ動かしたり、
たまに砂まきペダルを踏むというのは微妙に退屈な作業(!)です。
「電車でGO!」のすごい版って感じですかね。もう少し安くしたほうがいいです。
土日になればこれも人だかりができている…のかもしれませんが。

■碓氷峠鉄道文化むらの様子(3)↓

D51もあります。

■碓氷峠鉄道文化むらの様子(4)↓

とにかく機関車いっぱいですが、中に入れるのは限られています。

碓氷峠鉄道文化むらは家族連れとマニアの方にはオススメですが、
それ以外の方は心惹かれるモノが少ないような印象でした
(…少なくともわたしはあまり心惹かれませんでした)。
ただ、1999年4月以来の入場者数が170万人であることを考えると、
大成功といっても過言ではないような気がします。

それで、おぎのや横川本店で、峠の釜めしを食べて高崎駅に戻ってきました。
さすがに電車だけではどこにも行くことができないと考え、
ようやくレンタカーを借りることにしました。
レンタカーはお金の節約のため、ヴィッツに。CVTがいい感じでした。

■秋名湖…じゃなくて榛名湖↓

頭文字Dでは秋名湖ですが、そのモデルは榛名湖です。
湖でボートに乗ってみるといい風が吹いていました。気持ちよかったです。

■群馬県庁(1)↓

さすがにそのあとすぐに高崎に帰るには時間が早かったので、
一度見て立派だなぁと思った群馬県庁に行ってみることにしました。
これこれ、すごいでしょ。地上33階、地下3階、高さ153.8mあるのだとか。
「県庁」としては高さ日本一なんだそうです。

■群馬県庁(2)↓

こちらは昭和庁舎。なかなか趣のある建物です。
ただ、このアンバランスな雰囲気は古い建物と高層ビルを組み合わせた
丸の内周辺の異様な建物群(最近多くて辟易する)と似ています。

■群馬県庁(3)↓

駐車場もすごいです。県庁を郊外に移転しなかっただけ立派だと思いますが…。
さすが群馬!ポルトガル語表記があります
(太田市や大泉町などは富士重工関連工場等により外国人比率は高い)。

2日目につづく…

三国湊のまちづくり(8月12日のこと)

2007年09月11日 | まち歩記(+旅行)
学部時代の後輩が福井県あわら市に住んでいるので会いに行きました。
そこで彼の庭であるあわら市周辺をいろいろ巡ることにしました。
彼曰く「三国のあたりがおもしろい!」のだとか。
ちなみに、三国はあわら市の隣の坂井市にあります。
有名なのは、東尋坊と芝政ワールド(中部の人ならCMで見たことあるはず)。

まちづくりを頑張っているという三国湊地区に行ってみました。


「ジェラート/スイーツ カルナ」という店です。
ここのジェラートはかなり有名なんだそうでおいしかったですね!
ちなみにジェラートの種類はこんな感じ。塩が人気だとか。


旧森田銀行本店
三国湊は、北前船の廻船問屋が集まっていました。
廻船業の衰退をいち早く察知した森田家は業種転換で銀行に
(その後福井銀行と合併し、銀行の支店として90年代前半まで使用)。
かつての栄華を偲ばせる立派な建物でした。
エアコンが効いているので、暑いときに涼むには最適(笑)


↑山車の入っている倉庫。1つが開けてありました。
毎年5月20日に行われる「三国祭り」では、
この武者人形を乗せた山車が町を練り歩くみたいです。
こうやって扉を開けていることに「まちのやる気(力)」を感じます。


三国湊座です。三国まちづくりの中心のようです。
佐世保バーガーならぬ「三国バーガー」もあります。
食べてみたかったですが残念ながら食べずじまい…。


「江戸小唄 竹よし」です。
三味線の演奏と江戸小唄が流れる空間でお茶を楽しめるお店らしいです。
三味線教室もしていて、20分の体験コースがあるらしいです。
右手にオシャレな人が写ってますが、後輩のFくんです。


↑まちの電器屋さんも景観に配慮してます。
電撃館っていい名前です(笑)


↑用水もすてきです。


↑思案橋。
江戸時代、遊郭へ入ることを思案したことからこの名があるという。


↑最後は足を伸ばして東尋坊です。

三国が面白いということで前提知識なしに行ってみましたが、
思いの外頑張っている印象を受けました。
帰ってきてHPを調べたらさらにすごいなぁと思いました。

ちなみに三国湊のまちづくりの推進団体は、
「三国湊魅力づくりプロジェクト!」を実行するための
実行委員会から生まれたようです。
「ふくい県地域ブランド創造活動推進事業」に採択され、
2004年度から3年間にわたって活動を継続してきたようです。

そんなこんなで、2005年度に実行委員会を母体とし、
有限会社三國湊物語(ジェラート&スイーツ・カルナ運営)、
有限会社三國湊座(三國湊座運営)を設立、
そして2006年度に「NPO法人三国湊魅力づくりPJ」を設立しています。

まちの資源も有効利用しており、勢いがある印象を受けました。
東尋坊・芦原温泉をはじめとした有数の観光資源を持っており
交流人口自体は非常に多いはずなので、
あとはいかに「寄ってもらうか」が肝心ですね。