日本における地域通貨の火付け役と言えば、必ず挙げられる「エンデの遺言」。
これはNHKの番組として放送され、さまざまな人に影響を与えたようです。
非常に綿密な取材の元に作られた番組だったようで、
「やっぱりNHKはこういう番組作らないとねぇ」と思いました。
その番組の内容を本にしたのが、この『エンデの遺言』↓です。
河邑厚徳ほか『エンデの遺言―「根源からお金を問うこと」』日本放送出版協会、2000年。
坂本龍一ほか『エンデの警鐘「地域通貨の希望と銀行の未来」』日本放送出版協会、2002年。
鋭いコメントをFinemanさんから頂いたので、書くことがなくなってしまいました(笑)
エンデの鋭い貨幣への問題意識については非常にうなずけるものがありました。
労働の対価としての貨幣を超えて、投機的なマネーをどうするか…
それは地域通貨ならずとも、トービン税などの問題意識とも同じです。
ちなみにトービン税とは、すべての通貨取引に低率の税を課すものです。
特に、短期的な投機目的のマネーは、取引回数が増加するため税金が高くなります。
逆に、長期の投資には低率の課税となり、投機的マネーが抑制されるというものです。
Finemanさんのおっしゃるとおりで、事例を安易に受け入れるわけにはいきません。
現在では、滋賀県で行われている「おうみ」は活動休止に至っています。
番組としてある程度おもしろくするためには脚色が付けられることもしばしばです。
とはいえ、各地に火を付けたという点では、非常に評価できる番組です。
(逆に散るのも早くなるのかもしれませんが…)
ベストプラクティス(良き事例)として文献に取り上げられていたところが、
実際に行ってみると、あまり大したことがなかったとか、
そもそもほとんど実績がなかったとか、そういう経験が何度かあります。
マスメディアに大々的に取り上げられて、
その後、華々しく散っていったものは数多くあるので、
今後の調査過程でも「現場」を重視していかないとなぁと思いました。
これはNHKの番組として放送され、さまざまな人に影響を与えたようです。
非常に綿密な取材の元に作られた番組だったようで、
「やっぱりNHKはこういう番組作らないとねぇ」と思いました。
その番組の内容を本にしたのが、この『エンデの遺言』↓です。
河邑厚徳ほか『エンデの遺言―「根源からお金を問うこと」』日本放送出版協会、2000年。
坂本龍一ほか『エンデの警鐘「地域通貨の希望と銀行の未来」』日本放送出版協会、2002年。
鋭いコメントをFinemanさんから頂いたので、書くことがなくなってしまいました(笑)
エンデの鋭い貨幣への問題意識については非常にうなずけるものがありました。
労働の対価としての貨幣を超えて、投機的なマネーをどうするか…
それは地域通貨ならずとも、トービン税などの問題意識とも同じです。
ちなみにトービン税とは、すべての通貨取引に低率の税を課すものです。
特に、短期的な投機目的のマネーは、取引回数が増加するため税金が高くなります。
逆に、長期の投資には低率の課税となり、投機的マネーが抑制されるというものです。
Finemanさんのおっしゃるとおりで、事例を安易に受け入れるわけにはいきません。
現在では、滋賀県で行われている「おうみ」は活動休止に至っています。
番組としてある程度おもしろくするためには脚色が付けられることもしばしばです。
とはいえ、各地に火を付けたという点では、非常に評価できる番組です。
(逆に散るのも早くなるのかもしれませんが…)
ベストプラクティス(良き事例)として文献に取り上げられていたところが、
実際に行ってみると、あまり大したことがなかったとか、
そもそもほとんど実績がなかったとか、そういう経験が何度かあります。
マスメディアに大々的に取り上げられて、
その後、華々しく散っていったものは数多くあるので、
今後の調査過程でも「現場」を重視していかないとなぁと思いました。