まちづくりぷらす

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卒業生のメッセージ―金沢大学地域創造学類地域プランニングコース

2008年06月11日 | 日記
金沢大学人間社会学域地域創造学類地域プランニングコース「卒業生のメッセージ」
金沢大でお世話になった神谷先生から「卒業生のメッセージ」を依頼されました。
その後、コース代表の伊藤先生とやり取りさせていただきメッセージが完成しました。

「地域を変えたい・よくしたい」と思っている人にはオススメのコースです。
少なくともわたしが関わったことのある神谷先生と眞鍋先生は教育熱心です。
この2人がいるというだけでも、行く価値のあるコースだと思います。
その中でも叩き込まれた「フィールドワーカーであれ」はいまも生きています。
(2006年3月22日記事「卒業式と大学の思い出」をご参照ください。)

リンク先のメッセージを書いたときのメモを恥ずかしながらUPします。
こういうまとまりのないものを見せるというのも意外に役立つのかなぁと。
本文と照らし合わせて見てみると面白いかもしれません。

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<基本方針>
・高校生やその親・コース配属前学生はどういった進路に進めるかが最大の興味。
・進路に向け本コースのカリキュラムは、体系的に組まれている。
・「問題発見→要因分析→問題解決」には、多様な知見が求められる。

<キャッチフレーズ>
・「あなたが望むなら地域は変わる」
・「地元をよくしたい」
・「地域を愛し、地域を創造する」

<地域創造人材の必要性>
・地域にかかわる人材=どこでも必要(CSRや市民活動の高まり)
・面接「あなたの売りは何なのか?」→その売りを作るところ

<地域に関する卑近な例>
・高校時代に思っていたことは…
商店街=衰退の象徴? VS 大型ショッピングセンター=繁栄の象徴?
でも、よく考えてみると…
(1)持続可能な発展なのか
(2)土地利用に伴う社会基盤容量の低下は?
(3)社会基盤整備による公費の支出は?
(4)地域にとってお金は落ちる仕組みになっているのか?
(5)ほんとうにそこで買いたいと思う人がいるのか?
(6)まちの魅力は高まるのか? などが検討されてしかるべき。
まだまだいろいろな視点を挙げることができるが、これだけの観点からも、
商店街・大型ショッピングセンター双方に解決すべきことがある。

<地域を支えるための思考パターン>
1.どのように「地域」というパズルを埋めるかを考える必要がある
→パズルのピースは様々なものがある
【実施主体別】行政・民間企業・NPOなど
【テーマ別】コミュニティ・福祉・都市計画・水道・公共施設など
2.全体のパズルの中で自分の位置づけを把握し、適切な役割を果たす
3.「よき市民として行動する」=地域創造の知見を持つ人間の市民としての役割
  →市民活動(NPOなど)・地域活動(町内会など)に理論という息吹を吹き込む

<地域プランニングに必要なことと学生に求められる姿勢>
☆何が地域にとって必要か考え抜く力をつけること
 →地域をよくするためのプラン作成に必要
☆その実施体制までプランニングすること
 →実行するところまで計画しなければ、実施されない=地域は変わらない
☆自分に何ができるかを考え、それを一歩ずつ行うこと
 →地域に住まうものとして地域を変える一助となる
           ↓
総合的に実施できるようになるカリキュラム
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うれしい報告がありました

2008年06月05日 | 公共政策大学院
お久しぶりです。本当に書くネタがなくて困っています。
ネタを募集しますので、もし「わかおのこんなことが知りたい」とかあれば、
できるだけご希望にお応えしたいと考えています。コメント欄に書いてください。

さて、今回の本題は…後輩の話です。
東北大学公共政策大学院の後輩(4期生2名)が期待に応えてくれました。
コンサルタントになることを希望していた2名が見事その職種を射止めました。
まだ1名は内々定を受けるか決めかねているとのことですが、
とりあえず、そのチケットを得たという点でわたしとしては感無量です。
本当におめでとうございます!


「シンクタンクやコンサルはなかなか難しいし、なれないかもしれないよ」


と進路指導の際に指導教員の方々に言われた大学院1年生の春。
実はそれまで本院の進路実績として、シンクタンクやコンサルはありませんでした。
「絶対なって見返してやる」と心に決めてやってできた「けもの道」。

これで「けもの道」から「砂利道」くらいにはなったかもしれません。
昨年度は、コンサルタントになりたいという後輩が2名いて、
彼らには最大限支援することを誓い、実際にいろいろアドバイスもしました。
それが役に立ったかどうかはわかりませんが、結果はとにかく出ました。

これからが勝負なので、きっちり力を身につけて頑張ってほしいと思います。
今週初めにはわたしに激震が走り落ち込んでいたのですが、
今回の報告は本当にうれしかったです。

ちなみに、ひとりは弊社から内々定をもらったそうです(笑)
一緒に働けることを心待ちにして、長い研修を乗り切ろうと思います。