まちづくりぷらす

ブログをお引っ越ししました。
すでに更新は停止しています。

卒論終わって、年末のご挨拶

2005年12月31日 | 日記
いちおう卒論を完成させて、先生にメールで送りました。
まだ直すところはいっぱいなんだろうけど、とりあえずよかったです。

みなさん、今年はじめた当ブログをご愛顧いただきましてありがとうございます。
確かはじめたのは、4月18日でしたね。眠かったんですが、作ってみよう!と。
そしたら、意外にこういうものを書くっていうのはおもしろいなーと。
レスポンスが帰ってきて、それでまた自分の中で考える。
いろんな意味で、思考のツールとして使えたかなと思っています。
だから、みなさんにとってこのブログはそんなに楽しくなかったかもしれません。
けど、何らかの「考えるきっかけ」になっていたらとても幸せです。

また、みなさんの意見を聞かせてください。

ブログでつながったやまさんと吉田さんとわたしの3人が29日に会いました。
とっても楽しかったですよ、こういうつながりっていうのはいいですね。
金沢に来て、わかおに会いたいということであればいつでもお待ちしてます(笑)
金沢にいるのは、「今年度」限りですが。

わたしはあした、ようやく実家に帰ることができそうです。
実家では更新できないので、新年のご挨拶も遅れそうです。
みなさん、よいお年をお過ごしください。

都市計画法が舵をきる…全方位での政策転換になるか?

2005年12月23日 | まちづくり
1万平方m超の大型店、郊外進出禁止 規制緩和を転換へ (朝日新聞) - goo ニュース

都市計画法関連の動きについて、なぜか私がフォローすることになっていますが…。
都市計画専攻の人がちょこちょこいるので、あんまり下手なことは書けません(笑)
いつも思うのですが、お互いにもう少し歩み寄る必要があると思います。
これは前にうつさんとも話していたことなんですが、
都市計画は「専門行政学」としての位置づけが必要では?と感じます。
私は、行政の内部機構の話などをメインで研究しているので、
行政学、あえていうなら「一般行政学」といえるのでしょう。

「一般行政学」を知っていても、「専門行政学」としての都市計画などは門外漢。
わたしは、「それではいけない!」っていつも思いますけどね。
都市計画っていうのは、自治体の施策のなかでかなり大きい役割を担っています。

「都市計画の本を読んでおけぃ!」と事務屋になる公務員の卵たちに伝えます。

で、本スジに戻りますが、これは以前記事で書いた福島県の条例の話とつながります。
当然ですが、このような大規模店舗の出店規制だけで済む問題ではありません。

1.「まちなかの商店街にさらなる活力を与える手法」も同時に取らねばなりません。
中心市街地活性化法でTMO(Town Management Organization)という組織が作られ、
中心市街地活性化の強力な推進力として期待されたわけです。
時は1998年、小渕内閣で景気対策としてかなりの公共投資を行いました。
そのため、補助金の受け皿団体としての色彩が強い場合も多いです。
どのような手法が有効なのかは、かなり大きい課題となるでしょう。
誘導政策しか取ることができないため実効性が低下するおそれもあります。
そんなときに、省庁間対立が起らなければいいですが…。

2.現在の交通体系を維持したままでは、不便になることは目に見えています。
道路整備なども郊外から郊外へ行くのに便利に作られるようになっています。
代表的なのは、「環状線」ですよね。
こういった基盤整備をどのように変化させるのかは、重要な論点となります。
「コンパクトシティ」への舵をきる以上、全方位での政策転換が求められます。

ちなみに、東北大学公共政策大学院の院試(2次)のとき、
「規制緩和の功罪について」という問題を選び、福島のことなどを書きました。
わたしは基本的に、こういう話が好きなんですかね?

「規制を強化するかしないかの境目はありますか?」という質問に対し、
「国民の生命・財産を奪う可能性の高い政策は規制強化すべきです」って答えたわたし。
今話題になっている構造計算書偽装事件にドンピシャな回答ですね(笑)
でも、こんなことが起こるとは思っていませんでしたが(…ダメじゃん)。

市民研究機構Iグループ研究会に参加(21日の話)

2005年12月21日 | まちづくり
21日には、市民研究機構Iグループの研究会にオブザーバー参加しました。
Iグループは、「省エネと経済の両立をめざしたまちづくり」について研究しています。
オブザーバー参加した理由は、Bグループ以外の実態把握のためです。
研究の進め方や研究会での雰囲気などをちょこちょことメモしていきました。

この日は、北陸大学法学部の学生さんがゴミ問題について発表しました。
研究の前半では、ゼミ形式で共通知識の土台を作ることを念頭に置いているようです。

Bグループでは、あんまりディレクターの先生は話しませんが、
Iグループでは、先生がかなり議論の中心にいたという印象を受けました。
全体的によい雰囲気で、和気あいあいと議論を進めていました。
(そのあとに飲み会があったので、うきうきしていたのかもしれない…)
やっぱりグループごとに運営方法はだいぶ違う気がしました。

今後は大きな提言をめざすわけではなく、実践するグループをめざしているようです。
実践をもとにして、個別具体の提言をするということなんでしょうね。
3期目にして、各グループの個性が大きく出てきたような気がします。

市民参加・協働フォーラム(19日の話)

2005年12月19日 | まちづくり
19日は「市民参加と協働を進めるための市民フォーラム」に行きました。
今年の2月にできた市民参加・協働条例をひろく周知するために、
「ゆめまちづくり活動支援事業」を題材にパネルディスカッションが行われました。
この条例は卒論に関係するものなので、しっかりと聞くつもりでした。
しかし、ペンをすべて家に置いてきて、メモもとれませんでしたね。
結論的にいえば、取らなくても大体内容は分かっているものでしたが…。

話を戻すと「ゆめまち」は市内にある市民団体からの応募を受け、
プレゼンして認められれば、活動資金の助成を受けられるというものです。
リンク集に入っているうつさんやこわださんがかかわる「街ゼミ」も助成を受けています。

パネルディスカッションは、コーディネーターの力量が問われます。
今回はNPO中間支援団体であるi-netの青海さんがコーディネーターでした。
とても上手く議論を進められていたと思います。時間は少なかったですが。
以前のフォーラムの記事で、かなり手厳しい意見をこのブログで述べたと思います。
「大学教授」という肩書きにこだわらず、できる人に任せたほうがいいと思いますね。

全体的には、NPOの研修講座を受けているような印象でした。
妙に行政職員が多かったので、そういう意味ではよかったのかも。
協働のためには、お互いが歩み寄る場づくりが大切ですし。
場づくりのためには、ある一定の知識の共有も必要ですね。
それにしても、「参加のはしご」好きだなーといつも思います。
私見ですが、この「参加のはしご」は市民参加の実態を表していない気がします。
ですから、卒論でこの図は絶対に「前向きに」引用しません!
(後ろ向きには引用するかも…)

自分が市民参加について実践や研究を1年以上取り組んできて、
一定の自信がついているなーと実感したフォーラムでした。

民の志、民の力!

2005年12月16日 | 
久しぶりに本の紹介でもしようかなと思います。
卒論とはあんまり関係ありません。NPOの本です。
沢昭裕編『民意民力―公を担う主体としてのNPO/NGO』(東洋経済、2003)
NPOの理論的な本ではなく、先進事例集的な位置づけだと思います。
その紹介されているNPOもどちらかというと、政策提言志向のものが多かったです。
わたしは、図書館を地域の総合的な情報センターとすることで、
NPOの政策提言支援に使えないかという論考が卓見だと感じました。
となると、現在の司書さんもかなり研修する必要がありそうですが…。
全体的に理論的な部分は少ないので、かなり読みやすいと思います。

NPOの思いを貫こうとするとき、どうしても行政の政策が足かせになる場合もあります。
そんなとき、NPOはその政策を改めるように「提言」すべきなんでしょうが、なかなか…。
やはり、「要望」や「要求」で終わっている気がします。
ただ、最近思うんですが、この問題解決はなかなかむつかしいような気がします。

以前の記事で書きましたが、どこまで提言の現実性を求めるかも課題です。
政策形成というのは、非常に人の力(数)を必要とするわけです。
もちろんNPOがそんな人の力を持っているわけではないですから、
そのネットワーキングで補うことが重要だといわれています。
とはいえ、そのネットワークも充実しているとは言い難いです。
また政策提言支援NPOは、数えるほどしかないんじゃないでしょうか。
「じゃあお前がそういう仕事やれよ」っていう声が聞こえてきそうですが。
政策提言支援NPOっていうのが成り立つのなら、ほんとに考えますね。
需要はこれから高まりそうな気がしていますが、どうかなぁ。

NPOは行政より「現場」に近く地域の反応もわかりやすいはずです。
そのため、課題発見能力は行政に比べ卓越していると思われます。
現時点では、行政が課題発見能力をうまく生かす方法が求められます。

適切な役割分担が必要ですね。
(もう少しちゃんと書くつもりでしたが、力尽きました…)

バトンを初めてやってみた

2005年12月14日 | 日記
デブーンさんから『温水バトン』というものを受け取りました。
温水バトンっていうのは、あの俳優の温水さんからとったんですよね?
いつも「さんま御殿」でいじられていますが…いい味出してます。

うちのブログっぽくない世間に迎合したネタですが、とりあえず。

■□■「音楽・温水(ヌクミズ)バトン」とは■□■

『気持ちが暖かくなり(温)、
思わず涙(水)がこぼれてしまうような曲を3つ教えてください。』

というバトン企画です!

【バトンについて】

★あなたの琴線に触れた、「暖かくて泣ける曲」を3つ教えてください。

・もちろん、邦楽・洋楽問わず。

・ジャンル問わず。

・歌詞の内容も問いません。(インストでもOK)

・できる限り曲を「試聴」できるよう、「試聴リンク」を貼ってください。
 (amazonとか、HMVとか、レコード会社のサイトとか)

・バトンは3名に回してください。(1名でも、もっと多くてもいいです)

・できれば、発信元の「スーパーロック!」というブログに
 トラックバックを飛ばしてください。
 (色んな方のバトンをイッペンに見たいので。。。)
 
 [トラックバックURL http://blog.seesaa.jp/tb/9257917 ]

よろしくお願いします~。


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

デブーンさんと同様に、わたしにとってもかなりむつかしい課題です。
1.「君を忘れない/松山千春」
これはドラマ「みにくいアヒルの子」の主題歌でしたね。
このドラマを含めて、泣ける印象がとても強くなっています。
以前はかなりのドラマ王だったので、ドラマから入る曲は多いですね。

2.「ルーキー/玉置浩二」
デブーンさんも玉置さんをあげていたので(笑)
わたしも「田園」好きなんですが、こっちも好きです。
栄養ドリンクかなんかのCMで使われていたんですかね?

3.「ツバサ/アンダーグラフ」
これは、ほんとうに泣いたことがあります(笑)
ツバサのCMがやっていて、「これはすごくいい!」と思ったんです。
出会いと別れですね、こういうネタにはとっても弱いです。

次、誰か適当にやってみてください。

卒論にようやく手をつけて…

2005年12月12日 | 日記
お久しぶりです。みなさんはお元気にしていますか?
金沢はとっても寒いですね。雪とあられが交互に降っています。
わたしは寒いので、いえのなかにずっといる生活を続けています。
あしたは大雪らしいですよ、いろいろ用事があるのに…。

金曜日は社会調査実習のサブとして、はづちをに朝から行くつもりが…完全に寝坊。
「あーあ」と思いつつ、吉田さんたちに会いたくなったので昼から行きました。
この日は朝日新聞に吉田さんの顔が出ていました。
まあ、そこで久しぶりにY談を聞いて、やる気になって帰ってきました。

わたしは卒論をやるために、パソコンをコタツの上に移動させました。
それで、机のまわりにあった参考文献たちをコタツのまわりにパラパラと配置。
完全に締め切りに追われた小説家の部屋と化しています(ステレオタイプなイメージ)。

今年はゼミが3週に2回くらいゼミがまわってきていたので、レジュメのストックはあります。
(去年は年間2回しか発表していません…ひどい)
それを文章化して、参考文献を示すような感じでコツコツやっています。
しかし、これが意外に面倒ですね。ブログみたいに適当に書ければいいのに(笑)
今は市民参加のあたりを中心に書いています。
法学部らしく条例にも目配りしようかと(いつもは法学部っぽくないので)。

このあとには、自治体の政策形成手法について書いて、
自治体シンクタンクについて書いて、各事例の比較考察。
まあ、おおかたそんなもんですかね。
卒論書いているみなさん、お互い頑張りましょう。

話は全然変わりますが、金沢大学は変わるらしいです。
今やってることは地域創造学類にぴったりだけど、高校時代にそれを考えたかな…。
無難に法学も政治学もできる法学類に行っているような気がしますね。
この学類間の垣根があったのでは何の意味もないですよね。
立命館も法学部と政策科学部がありましたが、法学部受けましたしね。

それよりも、来年度からの文系大学院改組をちゃんとHPで知らせるべきでは?
わたしの予想では、受験して来年入学する人も知らない可能性があります。
どうなるかというと、いまの博士後期課程のように文法経を統合するそうです。
で、博士前期課程の人文社会環境研究科として新たに生まれ変わる?らしいです。

大阪市内観光(4日の話)

2005年12月04日 | まち歩記(+旅行)
朝から大阪城へ行きました。それにしても広いですね。
城のなかは博物館のようになっていました。
やっぱりこういう城はあんまり好きになれません。
でも、眺望はなかなかのもの。気分は秀吉?(笑)

↑大阪城から見た大阪ビジネスパークの様子。

そのあと、コリアンロードなんか行ったりして、気分は韓国。
久しぶりに「キンパッ」(韓国の海苔巻き)なんか買いました。
帰りの電車で食べたんですが、おいしかったです。
そのあと、通天閣近くにあるフェスティバルゲート↓なんて怪しいところへ。

これは大阪市が建てた怪しい公共施設です。
なんか、かなり暗い感じで、いかにも流行ってない雰囲気を醸し出していました。
でも、建物のなかには、ジェットコースターが通ってるじゃないですか!
公共政策論ゼミ生としては、ちゃんとおもしろいか確認しなくては!と。
で、乗ってみました。なかなかおもしろいです。
が、「3人もスタッフはいらんだろう」という結論に。
わかりやすいHPはこちら→大阪民国ダメポツアー「フェスティバルゲート」


↑みなさんご存じの通天閣です。ベタ観光ですね。
通天閣の近くの串カツ屋で昼ごはん。
噂の「二度づけ禁止」のたれは意外に薄いんですね。

ってなかんじで、ちょこちょこまわって大阪駅へ。
そしたら、「雷による信号機故障のため、京都方面行きの電車は全面運休」だと!
ということで、1時間半以上大阪駅で足止めを食らいました。
こんな経験、なかなかできないでしょうが、もうしたくないです。

立命館大学との合同ゼミなど(3日の話)

2005年12月03日 | まち歩記(+旅行)
3日は眠い目をこすりながら京都入りしました。
合同ゼミまで少し時間があったので、晴明神社とか金閣とか行ってきました。

↑言わずとしれた金閣。久しぶりに来ましたが、いつ見てもきれいです。

その後、立命館大学政策科学部のゼミと合同ゼミを行いました。
こちらからは、CSRの話、立命のほうは、自治体出先機関の話とGISの話でした。
わたしも用意していきましたが、時間的余裕のなさから発表しませんでした。
ということで、各発表ごとの議論では、ガンガン発言しました。
そのせいか、終わったとき頭の前のほうが痛くなりました。久しぶりに使ったのか…。

でも、やっぱり大学が多いっていうのはいいですね。
京都には、政策系ゼミのネットワークがあって定期的に発表会を行っているようです。
金沢でいろいろな大学が政策系ゼミでまとまることは、ちょっと厳しいような気がします。


そして、急いで大阪へ移動。ゼミでUSJに行きました。
なんか恐ろしい人の数でしたが、アトラクションは意外にスイスイ。
久しぶりのテーマパークで大いにはしゃいでおりました。

↑ジョーズを待っているときに、何となく撮ってみました。

あとは道頓堀とか行きました。
実は、大阪ってあんまり行ったことなかったんですね。
海遊館とかには小さいころ行ったことがあったのですが…。
ということで、まちなかは初めてだったのでおもしろかったです。
「こういうまちが全国に1つはあってもいいな」と思いました。

↑なかなかきれいでした。建物も奇抜なものが多かったですね。でも道頓堀なら納得。

どこまで求める?市民による政策提言(2日の話)

2005年12月02日 | まちづくり
市民研究機構Bグループ(2期)の政策提言に関する市職員との懇談会があった。
わたしたちは「まちなか再生のまちづくり」について、今年の9月まで研究会を重ねた。
その提言について、市民研究員が職員に説明して議論した。

職員の意見は、「提言実現のための課題や手法があまり考えられていない」ということ。

前も話したかもしれないが、Bグループに関しては「プロ市民」の参加が多い。
大学の先生、建設コンサルタント、建築士など、さまざまなプロがいる。
わたしが一番「市民的」といっても間違いないと考えている。

もちろん課題や手法をあまり考えられていないということは確かである。
ただ、その方向性を示していなかった市側に「なにをいまさら…」という思いも強い。
(第3期では、その点を改善しようとしているとのことで評価できる)
「今すぐ使える」政策提言を手弁当で作らせるのは、はっきり言って無理がある。
プロ市民の集まりが、示せとはじめから言われれば、違ったかもしれないが…。
ほんとは、市民の提言趣旨を的確な政策案に昇華するのが、職員の役割だと思われる。

逆に考えると、いわゆる「市民」が多いグループが「課題・手法」段階までいけるのか?
いくらディレクターとして大学の教員が入っているとしても、かなりむつかしい。

市民の提言の多くが、部局を越えた連携の必要性を求めるものだ。
たとえ荒削りの提言でも、それを生かせる体制を作らないと、
市民研究機構の存在意義に疑問符が付くことになりかねない。