まちづくりぷらす

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うれしかったこと@金沢

2006年12月29日 | まちづくり
26日の夕方から29日の夜まで金沢に滞在していました。
27日に行った横安江町商店街(いまは金沢表参道商店街?↓)であることに気づきました。


この横安江町商店街は、わたしが学部4年の時にTAとして調査に入ったところです。
「商店街を科学する」という題名がつけられた教養ゼミで対象となりました。

横安江町商店街は以前アーケードがあって、非常に暗い雰囲気を醸し出していました。
このアーケードを取り壊したのは昨年の9月くらいだったと思います。
調査はその前に入っていたので、アーケードなきあとをどうするかを僕は考えました。

幸か不幸か、報告書の「商店街をどうするか」提言部分をとりまとめる役になって、
受講者の提言にいろいろケチをつけたりしながら、
自分もなんかできそうなことはないかなぁと考えていたわけです。




わかお『アーケードってどうですか?必要ですか?』
お客さんA「アーケードって雨に濡れないからいいよね。」
お客さんB「雨に濡れないために横安江町商店街を歩く。」




…傘が必要なんだ。
僕は横安江町商店街オリジナルの傘を個店ごとに置き、
突然の雨の時はそれを使ってもらうことがアーケードの代わりにはならないが、
「おもてなしの心」を体現するには必要なのではないだろうかと考えました。

教養ゼミは1年生がメインで受講し、導入教育という位置づけのため、
基本的には興味を引き出すことが一義的に重要です。
商店街にとっても多くの期待ができないことは確かです。
売り上げを高める効果のある学生の入り方はまた別の機会になると思います。

その後違う活動等で忙しくなり、商店街はあまりフォローできなかったわけですが、
今回行くと…


じゃ~ん、ありましたよ、傘が。
久しぶりにまちを見て、涙が出そうになったある昼下がりでした。

わかおの年末年始の予定

2006年12月26日 | 日記
年末年始の予定が固まりました。以下の通りです。

12月26日昼:仙台空港から小松空港へ(29日まで金沢にいます)
12月29日昼or夕方:金沢駅から岐阜駅へ(1月5日まで岐阜にいます)
1月5日夕方:中部国際空港から仙台空港へ

「わかおと会ってやるか」という心の余裕のある方はご連絡ください!

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髪を切ってさっぱりしました~!3か月も放置していたようです(笑)
店主と話していたんですが、ここ5年間くらい12月が忙しくなかったんだとか。
それが打ってかわって、今年は以前と同様に大忙しが続いているようです。

○新年をさっぱりして迎えようという人が少なかったのか?
○ここ何年間でずいぶん景気はよくなったと言われますが、
こういった個店レベルにようやく実感されるくらいになったのか?

よく分かりませんが…。

街元気プロジェクトスクーリング「コーチング編」

2006年12月14日 | まちづくり
きょうは「街元気プロジェクト」の仙台スクーリングに行ってきました。
「街元気プロジェクト」は経済産業省が進めている人材育成プログラムで、
中小企業基盤整備機構地域・連携推進グループが事務局をつとめています。
登録するとまちづくりに関して無料でe-learningを行うことができます。
かなりその中身は充実しているので、まちづくりに興味がある方は
ぜひ登録してみてはいかがでしょうか??

きょうの講座はコーチングというスキルを学ぼうという趣旨のものでした。
「ファシリテーション」はそれなりに分かっているつもりなのですが、
「コーチング」は聞くものの、実態はよく知らなかったので参加しました。

朝行ってみると、名札が4つほど並んでいました。
他の参加者のみなさんはもう座っていましたが、他の名札をちらっと見ると…

「SAB」

「SAB先生?やっぱりSAB先生来るんだ!」と友達と盛り上がってました。
というのも「もしかして参加するんじゃないの?」って話をしていたからです。

実は、この街元気プロジェクトを知ったのは、わずか4日前。
研究の準備のために、中小企業基盤整備機構を見ていたときです。

W「なんか『街元気プロジェクト』って怪しいバナーがあるよ」
N田くん「あっ、ほんとだ。e-learningも無料でできるらしいね」
W「それにもうすぐ仙台でスクーリングやるみたいだよ!」と。
両者「とりあえず登録して参加してみよう!」ということになったわけです。

・どのように質問すれば相手の思いを明らかにできるのか?
・どのように質問すれば効果的に考えさせることができるのか?
・相手に合わせて気分をよくするにはどのようにすればよいのか?
・どのようにほめることが効果的なのか?

大体こういうことを実技を交えながら学ぶことができました。
でも、お役立ち情報はあんまりなかったような気がします。
結局、これだけでコーチできるわけではないだろうし、
まちづくりの担い手にするために行動を引き出すことも難しそうです。

ひとつのテクニックとしてはそれなりに有効なのかもしれませんが、
結局、強力な「あるべき人事像」を示すことができていない企業・官庁が
こういった「コーチング」講座を利用しているような気がしました。
それにしても講師の人、会社の宣伝をしすぎな感じでした…。

やっぱりまちづくりに使えるのは限定的かなぁと思いました。
それにしても、仙台会場でやっているにもかかわらず、
宮城県からの参加者はSAB先生、N田くん、わたしの3人でした。
この街元気プロジェクト自体も明らかに広報不足の感が否めないですね。

都市計画系とか政策系の大学に声をかけてみるといいかもしれませんね。

波乱の美里町まちづくり会議(12月8日)

2006年12月08日 | まちづくり
金曜日は美里町まちづくり会議に行ってきました。
今回の会議は最初から結構波乱の始まりで、
「いったいどういう過程で総合計画は作られるのか?」
ということを委員の方はいろいろと職員に聞いていました。

というのも、総合計画審議会と総合計画策定委員会の位置づけが不明確で、
どちらが総合計画の提言をするのにふさわしい組織なのか分からなかったためです。
先日は審議会との合同開催だったのですが、審議会に話すことが意味があるのか?
そういう疑念が委員のなかで高まっていることも確かです。

実際、策定委員会は行政職員(課長級)で構成され、素案づくりを行うようで、
こちらに提言するほうが意味があるのではないかという思いが強いようです。
次回、審議会と合同開催をするのですが、策定委員会をオブザーバーにするのか、
それともちゃんと議論に加わるようにするのかが焦点でした。

本来、行政職員もちゃんと議論に加わって、
「法規上無理!」と言わずにまちづくり会議委員と
解決策を模索するという形態が最も望ましいわけです。

次回の審議会との合同開催においては、
各グループ(福祉・教育G、産業政策G、住民参加・行革G)に
分かれて議論をするみたいです。

審議会もそれに対応して、同じようなグループ編成をとっているようです。
さらに策定委員会もグループにかかわる課長を出席させるようです。
三者による議論が展開されるとなると、なかなかおもしろそうです。

そんなことが全体会議で決まってから、分科会に移りました。
分科会はいつものごとく、住民参加・行政改革グループに行きました。
この分科会では、行政改革を声高に主張する委員と、
住民参加を検討したいという委員に二分されていました。

いつも、年の功なのか、行政改革を主張する人の意見が通ってしまい、
住民参加のほうの議論というのは、あまり会議で話されていませんでした。
「これはいかんなぁ」と思いつつも、彼ら自身で声を上げることを待っていました。
そんななか、住民参加派の委員がなぜか「東京ばなな」を持ってきました。

そして、いつも通り行政改革のことを話し終えると、
おもむろに「きょうはちょと話があるんですけど!」と声を上げました。
「もしや?」と思っていたら、案の定不満をぶちまけたかたちになりました。
「もう時間がないのだから住民参加のほうもちゃんと話し合おう」と。

うんうん、確かにそのとおりだよ~と思っていたわたしは、
すかさず、「今まで議論したことを『現状』→『問題点』→『提言』
というかたちに直してみませんか。そうすればいま自分たちが
どこまで問題把握ができていて、どういう提言をしようとしているのか
目に見えてきっと分かるはずです」と言ってみました。

さらに釘を刺すように「行政改革のほうも問題点のあぶり出しにとどまらず、
政策提言に向けて、どういうシステムを組めばその問題点が解決されるのか、
行政職員にとってどういう提言であれば受け入れられるのかを考えましょう」と。

時間がないため、次回までに『現状』→『問題点』→『提言』のスタイルに、
文章を書き直して、どこが抜けているのかを認識することにしました。

う~ん、きょうはよくしゃべったなぁって感じでした。
委員の顔を見てみると、納得していたようなので満足しました。

【きょうの教訓】
何か不満をぶちまけるときには、おみあげで攪乱作戦!!ですね(笑)

秋保温泉でデトックス?(12月3日)

2006年12月03日 | 日記
最近、デトックスブームですね~。
デトックスって8月くらいに初めて聞いたコトバです。
とりあえず、「毒ぬき」っていう意味らしいですね。
いつも身体に毒をため込むような生活をしているわたしたち。

それを癒すために秋保温泉に日帰り癒しツアーに。
メンバーは、SAB先生、N田くん、S原くん、KZMSくん、わたしです。
SAB先生にクルマを出していただき、一行は秋保温泉に向かいました。

途中で雪がちらつく。
「あー、初雪かぁ~」なーんてのんきに言っている助手席わかお。
SAB先生のクルマにはナビが付いているので、助手は必要ないはず…
でも、ナビってなんにも考えなくなりますね。
いつの間にやら曲がるべきところを過ぎていたり。
何だかんだ言って人間の勘のほうが鋭いのかなぁと思ったり。

温泉に入ってごはん食べてのんびりしてました。
SAB先生とはあんまりお話ししたことがなかったので、
いろいろ大学院の課題なりインターンのことなどを話したら、
「ふむふむ」としっかり聞いていただけました。ありがたいです。

途中低温サウナ?に入ったり、みんなでわいわい楽しかったです。

そのあと帰り道にあった、秋保・里センター↓とやらに入ってみました。

なんか財団が管理しているせいか、非常に微妙なオーラを出していました。
立地的にも温泉地のまんなかにあるわけでもなし、中途半端な位置です。


とはいえ、昔遊びに興じている大学院生+先生↑(笑)
人がたくさんいるとどんなツールでも楽しめちゃいますね。

このセンターの近くには、アパートがありました。
そこそこの山間地のなかにアパートはあまり見ないのですが、
温泉地の従業員には単身者or単身子連れの方がいらっしゃるので、
こういうアパートって結構需要があるらしいんですよね。

山代温泉でもこういうアパートが山代地区内にかなり多くあったんですが、
最近は、加賀温泉駅の近くの大規模商業施設群近くにアパートができて、
そういったところからクルマで通っている人が多くいるんだそうです。

こんな少しトリビアルな話をして、帰路に就きました。

【12月10日は美里町まちづくり会議の記事を書く予定です。お楽しみに☆】