Tomorrow is another day (明日は明日の風が吹く)

  あくまでも個人的主観ですが、思ったこと、感じたことを遠慮なく書きます。

お呪い

2015-06-23 16:06:21 | 機能追加変更について

お呪い これは「おまじない」と読みます。

色々ありますね。私のような昔人間は「天気予報」とか「宝くじ」とか言って、飲食物に当たらない「お呪い」にしていました。

言うまでもなく、何れもまず当たりませんものねえ。

まあ、話はそれますが、「フロック」(fluke=フロック=まぐれ当たり)で儲かったことがありますよ。
昭和30年代の中頃でしたか、東京・小石川後楽園へ行こうと出かけました。今のようにネット検索などはない時代です。ただ「後楽園」を頼りに水道橋駅で降り、何故か大混雑の人の流れに付いていきました。
ところがそこは後楽園競輪場(今はありません)だったのです。仕方なく入って生まれて初めて競輪を見たのです。

勿論「車券」も知りません。ただね、結構レースでの抜きつ抜かれつのスリルがあり、後ろの方に立ったまま見ていると、傍の人が「何故買わないの?」と声をかけてきました。
そこで植物園に行くつもりが、間違えてここに来てしまったことを話すと、大笑いして、1枚運試しに買ってみたら、と色々説明してくれたのです。

そこで教えて貰った窓口と買い方を参考に、次のレースでふと思いついた数字を、如何にか1枚100円で買ってみました。多分単勝ですかね。
教えてくれた人は首を傾げ、当たれば大穴だぜ、と言ってくれました。
何しろ当時は月給が1万円くらいの、安サラリーマンでした。

私の お呪い はこうです。左手首を真っ直ぐ上向きに立て、指を一列に並べて指の間をぴったりつけます。掌(手のひら)を自分の目の前に向け、そうしてから小指だけを前に折り曲げるのです。その時ぴったり付けた、5本の指の間を開けてはいけません。開ければ誰にでも出来ますからね。
これは通常出来ないのが当たり前らしいですよ。お試しあれ。
特に誰かから習ったわけではなく、何時の間にかこうやって お呪い になっていたのです。


閑話休題(さて) その車券が1着になり、払い戻しが9800円と凡そ百倍になったのです。
これでは競輪フアンなど、ギャンブラーが熱中するのは判ります。

でもね、元々賭け事には無縁な私は、恐ろしくなったのです。こんなことを続けたら、よく言われる、身を持ち崩す基になるのでは・・・。
そこで「師匠」に礼を言い、上記の懸念を伝え、もう帰ります、と言うと換金法を教えてくれ、別れました。

お呪い のお蔭かどうかは何とも言えませんが、こんなフロックがあったのです。