修理の代車で日産のノートを出してもらったが、結局約3週間どこにも出かけなかった。そのため、ディーラーとの往復のみのわずかな印象になる。
慣れる時間が無かったので、おそらく慣れるであろうという前提でここはという点をいくつか。
1.アクセルワークは疲れるのでは
エンジン車はアクセルを抜くと空走状態になって受ける抵抗で、平地ではゆっくり減速、下り坂ではエンジンブレーキがかかり加速が抑えられるが、ノートはアクセルを抜くと回生ブレーキがかかり急減速してしまう。空走状態にしようとするには、わずかにアクセルを踏み続けなければならない。そのため、ブレーキ時以外はアクセルを踏む続けることになる。もっとも回生ブレーキのレベルを変更できるのかもしれないが、デフォルト状態での感想ということで。
2.ナビが見づらい
ナビ画面は真後ろを向いています。一般的にはそのような設置なのかもしれないけど、CX-30はドライバー側に傾いているので、ドライバーによる視認性がとても良い。助手席からは画面が見にくくなるということにはなるが、人それぞれで車を選択する目的が異なると思うので、だれのために表示する情報なのかと考えると、自分にはマツダの考え方があっていると感じた。
3.ウィンドウガラスが薄い
運転席のウィンドウを下ろしてガラスの厚さを比べてみると、ノートはCX-30より明らかに薄い。これは外の音の遮音性能に直結するので、わかりやすい差だ。
4.エンジン音が煩わしい
日産のe-Powerシステムは、走行は電気自動車で、充電はエンジンで発電し行う仕組みだ。EV状態では静かで振動もなく快適だ。発電のためエンジンが起動すると一変する。近所で道路工事をしているような、耕運機が動いているような騒音が車内に入ってくる。これは走行状態に関係なく一定の音が発せられるため、違和感もあり煩わしく感じられる。EV走行時の上品な走りが一転、トラクターに乗っているような錯覚に陥る。このキャラクターの変化はとても大きい。私が乗るCX-30はディーゼルエンジンだが、前述のウィンドウの他にも遮音が施されていて、わざわざディーゼルエンジンと言わなければ同乗者は気がつかないほどだ。
5.市街地の燃費がいい
EV走行中心で走れるので、ストップ&ゴーが多い市街地は燃費がいい。今回の走行ではほぼガソリンが減らなかった。
6.安全運転支援の多くが音声アラートでうるさい
車線はみ出し、速度制限などいちいちアラート音やアナウンスが入り、とてもうるさく感じた。車線はみ出しの場合、CX-30はゼブラゾーンを走っているようにハンドルが振動して知らせる。また速度制限は表示のみでアナウンスはしない。情報によってドライバーへの警告の仕方を使い分けると良いのではないだろうか。
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