そもそもの発端は、旅行社が募集したツアーが定員割れで催行しないことになったため、その指定券をいただき乗ることになったのです。
さて、 「SL銀河」に乗るだけなら日帰りも可能なのですが、今年はまだ三陸を訪ねていないので、この機会に八戸線・北リアス線経由で釜石まで行くことにしました。
平成27年8月29日、青い森鉄道で八戸に向かいます。平成22年12月4日、青森駅までが第三セクターの青い森鉄道になり5年がたとうとしているのに、不思議なことに駅中心や踏切など距離を示す標識は全て国鉄・JR時代からの東京駅起点のままで示されています。
8月29日 青い森鉄道 普通 八戸行
野辺地 06:18着 06:19発
千曳 06:24着 06:25発
乙供 06:30着 06:30発
上北町 06:35着 06:36発
小川原 06:39着 06:40発
三沢 06:45着 06:45発
向山 06:49着 06:50発
下田 06:54着 06:54発
陸奥市川 06:58着 06:58発
八戸 07:06着
以前は観光地でよく見られた記念撮影用の顔出しパネル。一時見かけなくなったと思っていたのですが、最近は駅でよく見かけるようになりました。
八戸駅で、八戸線久慈行きに乗り換えです。
八戸線 普通 久慈行
八戸 07:12発
長苗代 07:16着 07:17発
本八戸 07:21着 07:22発
小中野 07:24着 07:25発
陸奥湊 07:28着 07:28発
白銀 07:31着 07:33発
鮫 07:35着 07:36発
陸奥白浜 07:44着 07:44発
種差海岸 07:47着 07:48発
大久喜 07:51着 07:52発
金浜 07:55着 07:55発
大蛇 07:58着 07:58発
階上 08:01着 08:03発
角の浜 08:06着 08:06発
平内 08:10着 08:10発
種市 08:13着 08:14発
玉川 08:18着 08:19発
宿戸 08:22着 08:22発
陸中八木 08:26着 08:27発
有家 08:31着 08:32発
陸中中野 08:36着 08:37発
侍浜 08:48着 08:49発
陸中夏井 08:57着 08:57発
久慈 09:02着
キハ40型2両+キハ48型1両の3両編成です。
ワンマン運転で無いため車掌さんが乗務しています。今日は2人乗っていました。
いつもなら土曜日でも高校生が結構乗っていて、白銀駅までは座れないこともあるのですが、今日はすいていました。
途中の階上駅の駅前には、腕木式信号機が保存してありました。
ここ八戸線は、JRで最後まで腕木式信号機が使われていた路線です。
ちなみに現在でも腕木式信号機が使われているのは、津軽鉄道だけのようです。
曇天ですっきりとして車窓が望めません。
それでなくても八戸線の車両は老朽化が激しく、窓ガラスには積もり積もったさびなどが付いていて、天気が良くても曇りに見える窓です。
このためJR東日本では、初めて公募方式で18両の車両を平成29年度以降更新すそうです。
2時間ほどで久慈駅に到着。
久慈で1時間少々時間が合ったので、久慈駅前にある空き店舗を利用した「もぐらんぴあ まちなか水族館」に行ってきました。
「もぐらんぴあ」とは、久慈市にある石油備蓄基地の作業用トンネルを使った日本初の地下水族館のことですが、東日本大震災で被害を受け現在は休業していますが、被災から生き残った生物の他、もぐらんぴあの応援団長である「さかなクン」から寄贈された魚をここで展示しています。
本来の「もぐらんぴあ」は今年秋に、再建の予定だそうです。
NHK連続テレビ小説「あまちゃん」で話題となった「駅前デパート」。老朽化のため撤去する方針という情報が流れて久しいのですが、どうも老朽化で取り壊すのではなく、中心市街地の活性化のために駅前に広場と複合施設を整備する一環として解体・撤去をするようです。
三陸鉄道北リアス線で宮古に向かいます。
三陸鉄道 北リアス線 普通 宮古行
久慈 10:35発
陸中宇部 10:43着 10:44発
陸中野田 10:48着 10:48発
野田玉川 10:54着 10:54発
堀内 11:02着 11:03発
白井海岸 11:10着 11:11発
普代 11:15着 11:15発
田野畑 11:25着 11:26発
島越 11:30着 11:31発
小本 11:40着 11:40発
摂待 11:45着 11:45発
田老 11:54着 11:54発
佐羽根 11:59着 11:59発
一の渡 12:04着 12:04発
山口団地 12:10着 12:10発
宮古 12:14着
今日乗るのは、昭和初期の時代をイメージしたレトロタイプの車輌です。
車内は木目の壁と床、天井にはシャンデリア、そして壁灯もあります。
トンネルに入るとこのようになります。
久慈駅を出発した列車は、陸中野田駅で昨年の北リアス線の全線運行再開を記念して、イオンの電子マネー「WAON」のキャラクターが描かれた列車と行き違いになりました。
陸中野田駅を出ると間もなく海沿いに出ます。昨年までは盛り土の工事が中心に行われていましたが、今年は防波堤の本体の工事が進んでいました。
野田玉川駅と堀内駅の間にある高さ33m長さ302mの安家川橋梁は、北リアス線の絶景ポイントの一つで、橋梁の中ほどで数分停車します。
山側にある下安家漁協のサケ・マスふ化場施設の復旧工事は今年も続いていました。
堀内駅と白井海岸駅の間にある大沢橋梁でも1分ほど停車しました。
山側には、国道45号に架かる堀内大橋が見えます。
白井海岸駅は「海岸」と名前が付くものの標高は63mで、駅からは海岸を見ることはできません。
白井海岸駅を出ると海岸線とは離れて普代駅まで下っていきます。
田野畑駅からは、三陸鉄道の車輌と同じデザインの、平井賀水門の水門制御室が見えます。
島越駅は東日本大震災の津波で、駅舎の土台、階段の一部等を除き駅舎、ホーム、高架線路の全てを失ったところで、昨年4月の全線復旧時点でも駅舎は工事中で完成していませんでしたが、現在は新しい駅舎が使用されていました。
現駅舎も、初代駅舎のように八角形の塔屋をもつ形になっています。
小本駅は建て替え工事が行われていました。
今までの駅舎は小本観光センターの1階に切符売り場と売店があり、2階は子ども図書館になっていましたが、新しい駅舎は鉄筋3階建てで、1階に切符売り場や売店、役場支所が入り、2階が診療所と津波資料室、3階の集会室には飲料水や非常食、毛布などを備蓄して避難所の機能ももたせるそうです。
また、岩泉町としてはJR岩泉線が廃止され、鉄道の駅名から「岩泉」の名前が消えるため、三陸鉄道小本駅が鉄道としての町の玄関口になるので、来年1月から「岩泉小本駅」に改名する予定だそうです。
田老駅手前には、三陸鉄道を応援する地元企業の看板もありました。
田老駅から終点宮古駅までは、約8割近くがトンネルの内陸を進みます。
宮古駅から釜石駅まではJR山田線ですが、震災の復旧工事はまだ始まっていません。
復旧工事が済み次第、三陸鉄道に移管する方向で話し合いが進められているようです。
そのため、この先釜石まではバスで移動します。
岩手県北バス 船越行
宮古駅前 13:30発
信金前 13:33発
藤原三丁目 13:37発
市民会館前 13:38発
上磯鶏 13:39発
磯鶏 13:40発
商業高校前 13:41発
高浜一丁目 13:43発
高浜小学校下 13:45発
川帳場 13:50発
津軽石 13:53発
津軽石新町 13:54発
繋向 13:59発
豊間根 14:03発
山田仮説診療所 14:08発
大沢川向 14:13発
柳沢 14:17発
山田中央町 14:21発
山田郵便局前 14:24発
織笠大橋 14:26発
道の駅やまだ 14:30着
座席の4分の1程度の乗車で出発しました。
発車してすぐに睡魔に襲われ、気がつけば山田湾が見えていました。
ここでも、防波堤の工事が進んでいました。
道の駅やまだで、今乗ってきたバスを降り乗り換えになります。
次のバスは、岩手県交通バス 上大畑行です。
道の駅やまだ 15:43発
船越駅前 15:44発
山の内 15:45発
四十八坂 15:48発
浪板 15:53発
浪板海岸 15:54発
吉里吉里 15:55発
吉里吉里一丁目 15:57発
大槌横 16:02発
中央公民館入口 16:06発
城内 16:07発
マスト前 16:08発
片岸 16:13発
大浜渡橋 16:14発
寺前 16:15発
鵜住居 16:16発
新川原 16:17発
両石 16:20発
水海海岸 16:21発
天神町 16:26発
岩手銀行前 16:28着
「道の駅やまだ」から下ってくると、浪板海岸が見えてきます。
山田線吉里吉里駅付近では、かさ上げ工事が進んでいました。
大槌町の中心部には、復旧工事が始まらない山田線の橋脚が残されていました。
大槌町旧庁舎。保存か解体から論議されていましたが、一部保存されるようです。
釜石市に入ると、「明治日本の産業革命遺産」の一つとして世界遺産に登録された橋野鉄鉱山への案内板がありました。しかし、ここからは30kn以上も離れているようです。
両石湾に注ぐ川の防潮堤は、まだ半分しか完成していません。
製鉄所からの煙が見えてくると間もなく釜石市の中心部です。
今日はここ釜石で1泊します。つづく。
さて、 「SL銀河」に乗るだけなら日帰りも可能なのですが、今年はまだ三陸を訪ねていないので、この機会に八戸線・北リアス線経由で釜石まで行くことにしました。
平成27年8月29日、青い森鉄道で八戸に向かいます。平成22年12月4日、青森駅までが第三セクターの青い森鉄道になり5年がたとうとしているのに、不思議なことに駅中心や踏切など距離を示す標識は全て国鉄・JR時代からの東京駅起点のままで示されています。
8月29日 青い森鉄道 普通 八戸行
野辺地 06:18着 06:19発
千曳 06:24着 06:25発
乙供 06:30着 06:30発
上北町 06:35着 06:36発
小川原 06:39着 06:40発
三沢 06:45着 06:45発
向山 06:49着 06:50発
下田 06:54着 06:54発
陸奥市川 06:58着 06:58発
八戸 07:06着
以前は観光地でよく見られた記念撮影用の顔出しパネル。一時見かけなくなったと思っていたのですが、最近は駅でよく見かけるようになりました。
八戸駅で、八戸線久慈行きに乗り換えです。
八戸線 普通 久慈行
八戸 07:12発
長苗代 07:16着 07:17発
本八戸 07:21着 07:22発
小中野 07:24着 07:25発
陸奥湊 07:28着 07:28発
白銀 07:31着 07:33発
鮫 07:35着 07:36発
陸奥白浜 07:44着 07:44発
種差海岸 07:47着 07:48発
大久喜 07:51着 07:52発
金浜 07:55着 07:55発
大蛇 07:58着 07:58発
階上 08:01着 08:03発
角の浜 08:06着 08:06発
平内 08:10着 08:10発
種市 08:13着 08:14発
玉川 08:18着 08:19発
宿戸 08:22着 08:22発
陸中八木 08:26着 08:27発
有家 08:31着 08:32発
陸中中野 08:36着 08:37発
侍浜 08:48着 08:49発
陸中夏井 08:57着 08:57発
久慈 09:02着
キハ40型2両+キハ48型1両の3両編成です。
ワンマン運転で無いため車掌さんが乗務しています。今日は2人乗っていました。
いつもなら土曜日でも高校生が結構乗っていて、白銀駅までは座れないこともあるのですが、今日はすいていました。
途中の階上駅の駅前には、腕木式信号機が保存してありました。
ここ八戸線は、JRで最後まで腕木式信号機が使われていた路線です。
ちなみに現在でも腕木式信号機が使われているのは、津軽鉄道だけのようです。
曇天ですっきりとして車窓が望めません。
それでなくても八戸線の車両は老朽化が激しく、窓ガラスには積もり積もったさびなどが付いていて、天気が良くても曇りに見える窓です。
このためJR東日本では、初めて公募方式で18両の車両を平成29年度以降更新すそうです。
2時間ほどで久慈駅に到着。
久慈で1時間少々時間が合ったので、久慈駅前にある空き店舗を利用した「もぐらんぴあ まちなか水族館」に行ってきました。
「もぐらんぴあ」とは、久慈市にある石油備蓄基地の作業用トンネルを使った日本初の地下水族館のことですが、東日本大震災で被害を受け現在は休業していますが、被災から生き残った生物の他、もぐらんぴあの応援団長である「さかなクン」から寄贈された魚をここで展示しています。
本来の「もぐらんぴあ」は今年秋に、再建の予定だそうです。
NHK連続テレビ小説「あまちゃん」で話題となった「駅前デパート」。老朽化のため撤去する方針という情報が流れて久しいのですが、どうも老朽化で取り壊すのではなく、中心市街地の活性化のために駅前に広場と複合施設を整備する一環として解体・撤去をするようです。
三陸鉄道北リアス線で宮古に向かいます。
三陸鉄道 北リアス線 普通 宮古行
久慈 10:35発
陸中宇部 10:43着 10:44発
陸中野田 10:48着 10:48発
野田玉川 10:54着 10:54発
堀内 11:02着 11:03発
白井海岸 11:10着 11:11発
普代 11:15着 11:15発
田野畑 11:25着 11:26発
島越 11:30着 11:31発
小本 11:40着 11:40発
摂待 11:45着 11:45発
田老 11:54着 11:54発
佐羽根 11:59着 11:59発
一の渡 12:04着 12:04発
山口団地 12:10着 12:10発
宮古 12:14着
今日乗るのは、昭和初期の時代をイメージしたレトロタイプの車輌です。
車内は木目の壁と床、天井にはシャンデリア、そして壁灯もあります。
トンネルに入るとこのようになります。
久慈駅を出発した列車は、陸中野田駅で昨年の北リアス線の全線運行再開を記念して、イオンの電子マネー「WAON」のキャラクターが描かれた列車と行き違いになりました。
陸中野田駅を出ると間もなく海沿いに出ます。昨年までは盛り土の工事が中心に行われていましたが、今年は防波堤の本体の工事が進んでいました。
野田玉川駅と堀内駅の間にある高さ33m長さ302mの安家川橋梁は、北リアス線の絶景ポイントの一つで、橋梁の中ほどで数分停車します。
山側にある下安家漁協のサケ・マスふ化場施設の復旧工事は今年も続いていました。
堀内駅と白井海岸駅の間にある大沢橋梁でも1分ほど停車しました。
山側には、国道45号に架かる堀内大橋が見えます。
白井海岸駅は「海岸」と名前が付くものの標高は63mで、駅からは海岸を見ることはできません。
白井海岸駅を出ると海岸線とは離れて普代駅まで下っていきます。
田野畑駅からは、三陸鉄道の車輌と同じデザインの、平井賀水門の水門制御室が見えます。
島越駅は東日本大震災の津波で、駅舎の土台、階段の一部等を除き駅舎、ホーム、高架線路の全てを失ったところで、昨年4月の全線復旧時点でも駅舎は工事中で完成していませんでしたが、現在は新しい駅舎が使用されていました。
現駅舎も、初代駅舎のように八角形の塔屋をもつ形になっています。
小本駅は建て替え工事が行われていました。
今までの駅舎は小本観光センターの1階に切符売り場と売店があり、2階は子ども図書館になっていましたが、新しい駅舎は鉄筋3階建てで、1階に切符売り場や売店、役場支所が入り、2階が診療所と津波資料室、3階の集会室には飲料水や非常食、毛布などを備蓄して避難所の機能ももたせるそうです。
また、岩泉町としてはJR岩泉線が廃止され、鉄道の駅名から「岩泉」の名前が消えるため、三陸鉄道小本駅が鉄道としての町の玄関口になるので、来年1月から「岩泉小本駅」に改名する予定だそうです。
田老駅手前には、三陸鉄道を応援する地元企業の看板もありました。
田老駅から終点宮古駅までは、約8割近くがトンネルの内陸を進みます。
宮古駅から釜石駅まではJR山田線ですが、震災の復旧工事はまだ始まっていません。
復旧工事が済み次第、三陸鉄道に移管する方向で話し合いが進められているようです。
そのため、この先釜石まではバスで移動します。
岩手県北バス 船越行
宮古駅前 13:30発
信金前 13:33発
藤原三丁目 13:37発
市民会館前 13:38発
上磯鶏 13:39発
磯鶏 13:40発
商業高校前 13:41発
高浜一丁目 13:43発
高浜小学校下 13:45発
川帳場 13:50発
津軽石 13:53発
津軽石新町 13:54発
繋向 13:59発
豊間根 14:03発
山田仮説診療所 14:08発
大沢川向 14:13発
柳沢 14:17発
山田中央町 14:21発
山田郵便局前 14:24発
織笠大橋 14:26発
道の駅やまだ 14:30着
座席の4分の1程度の乗車で出発しました。
発車してすぐに睡魔に襲われ、気がつけば山田湾が見えていました。
ここでも、防波堤の工事が進んでいました。
道の駅やまだで、今乗ってきたバスを降り乗り換えになります。
次のバスは、岩手県交通バス 上大畑行です。
道の駅やまだ 15:43発
船越駅前 15:44発
山の内 15:45発
四十八坂 15:48発
浪板 15:53発
浪板海岸 15:54発
吉里吉里 15:55発
吉里吉里一丁目 15:57発
大槌横 16:02発
中央公民館入口 16:06発
城内 16:07発
マスト前 16:08発
片岸 16:13発
大浜渡橋 16:14発
寺前 16:15発
鵜住居 16:16発
新川原 16:17発
両石 16:20発
水海海岸 16:21発
天神町 16:26発
岩手銀行前 16:28着
「道の駅やまだ」から下ってくると、浪板海岸が見えてきます。
山田線吉里吉里駅付近では、かさ上げ工事が進んでいました。
大槌町の中心部には、復旧工事が始まらない山田線の橋脚が残されていました。
大槌町旧庁舎。保存か解体から論議されていましたが、一部保存されるようです。
釜石市に入ると、「明治日本の産業革命遺産」の一つとして世界遺産に登録された橋野鉄鉱山への案内板がありました。しかし、ここからは30kn以上も離れているようです。
両石湾に注ぐ川の防潮堤は、まだ半分しか完成していません。
製鉄所からの煙が見えてくると間もなく釜石市の中心部です。
今日はここ釜石で1泊します。つづく。
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