旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

小海線・大糸線・越後線・飯山線の旅5~大糸線 信濃大町駅乗り換え

2018-07-10 09:25:21 | 小海線・大糸線・越後線・飯山線の旅
 平成30年6月27日 水曜日。
 諏訪湖が綺麗に見えるはずでしたが…。あいにくの雨降りです。


 ホテルサービスのお水です。


 朝食はホテルのバイキングです。


 ロビーには、平成22年に交代した諏訪大社下社秋宮三之御柱の輪切りが飾られていました。


 雨の中、岡谷駅へ。


 岡谷駅構内には、御柱のレプリカと秋宮三之御柱の輪切りが飾られていました。


 駅スタンプの絵柄は、岡谷太鼓。寅年と申年にのみ行われる御柱祭を除けば、岡谷市最大の祭りといってよいものだそうです。


 2日目は、岡谷駅8時10分発信濃大町行に乗って、松本駅から大糸線に入り信濃大町駅、南小谷駅で乗り換え、終点糸魚川駅からえちごトキめき鉄道に乗り換え、途中、ホームがトンネル内にある筒石駅で途中下車し、その後直江津駅で乗り換え、宿泊地の柏崎駅には18時8分の到着予定です。


 中央本線・篠ノ井線・大糸線下り 普通 信濃大町行。


 中央本線は元来、岡谷駅から塩尻駅までの間は辰野駅を経由する約28kmのルートで開通しましたが、1983年(昭和58年)7月に全長約6kmの塩嶺トンネルを抜けるみどり湖駅経由の短絡線が開通し、同駅間が約12kmに短縮されたことで、大幅な時間短縮となりました。どちらの線区も中央本線に属しますが、塩嶺トンネル・みどり湖駅経由を「新線」と呼ぶのに対して、辰野駅経由の区間は支線となっていて「辰野支線」または「辰野線」、「旧線」などと呼ばれます。また、この路線を伊藤大八という代議士が誘致したという話から「大八廻り」とも呼ばれます。
 塩尻方面への列車の大半は新線経由ですが、これから乗る電車は旧線経由です。




岡谷       08:10発
 右手に複線のみどり湖経由の新線が分かれていきます。


川岸       08:14着 08:15発
 天竜川を渡ります。


辰野       08:21着 08:25発
 辰野駅は、JR東日本とJR東海の境界駅です。 




 飯田線が左に分かれていきます。


信濃川島     08:29着 08:30発
小野       08:34着 08:35発

 右からみどり湖経由の新線と合流。


塩尻       08:46着 08:46発
 塩尻駅から篠ノ井線に入る。篠ノ井線は、長野県塩尻市の塩尻駅と長野県長野市の篠ノ井駅を結ぶ、東日本旅客鉄道の路線である。
 『鉄道要覧』では篠ノ井駅を起点としているが、JR線路名称公告では塩尻駅を起点としており、また列車運行上も塩尻から篠ノ井へ向かう列車が下り、逆が上りとなっている。
 一駅一名物はホームぶどう棚。塩尻はぶどうとワインの産地。3・4番線ホームに塩尻特産のブドウ(メルロー種)のぶどう棚があり、地元の方々が栽培しています。

 ここから、通勤・通学客が多くなり写真は撮れません。

 塩尻駅から篠ノ井線に入ります。

広丘       08:50着 08:51発
村井       08:54着 08:54発
平田       08:57着 08:57発
南松本      09:00着 09:00発
松本       09:04着 09:22発
 松本駅から今日のメイン、大糸線に入ります。大糸線は、長野県松本市の松本駅を起点に、新潟県糸魚川市の糸魚川駅を終点とする路線で、松本駅・南小谷駅間は東日本旅客鉄道、南小谷駅・糸魚川駅間は西日本旅客鉄道の管轄です。


 松本駅が大糸線の起点ですから、0キロポストがあるのですが、なかなか見つかりませんでした。
 それもそのはず、こんな所に。6・7番線ホーム跨線橋階段下。


北松本      09:25着 09:25発
 宮渕浄化センターのラベンダーが綺麗に咲いていました。


 奈良井川を渡ります。


島内       09:28着 09:29発
 最近では珍しくなった麦畑。


島高松      09:31着 09:31発
 北アルプス槍ヶ岳を源とする梓川を渡ります。
 雲の切れ間からほんの僅か青空が見えますが、雨が降ったり止んだりの繰り返し。


梓橋       09:33着 09:34発
 ホームには「是より北 安曇野」の看板と、地元の「梓橋りんご倶楽部」が手入れするリンゴの木が。


 本来であれば北アルプスの山々が見えてくるはずですが…。
 今回は残念。雨の大糸線になりそうです。


一日市場     09:36着 09:37発
 駅舎は長野県産のヒノキを中心にした木造で、屋根は待合室部分が片流れ、事務所部分が切り妻。「北アルプスの風」をイメージしているとのことです。


 「おむすびころりん野沢菜茶漬」で有名な「おむすびころりん本舗」の本社工場はここにあります。


 どこまでもこんな車窓です。


中萱       09:39着 09:39発
 駅の近くには貞享義民社があります。
 貞享義民社の創建は1735年(享保20年)。1686年(貞享3年)に信濃国松本藩で発生した百姓一揆である貞享騒動(じょうきょうそうどう)後の50年忌に、一揆の中心となった多田加助を祀る祠を多田家の庭に建立したのが始まりと伝えられています。明治時代、自由民権運動が高まると加助らの行動が自由民権運動の先駆者として神格化され1880年(明治13年)に隣接する敷地に加助の祠を移しさらに同じく貞享騒動に参加した12名の御霊を合祀しました。1898年(明治31年)新たに社殿を造営し、御神体として水野家から加助の木像を寄進され、このを期に領主だった水野忠直の御霊も合祀されているとのことです。


南豊科      09:42着 09:42発
豊科       09:44着 09:45発
 ホームには、一駅一名物の高田博厚氏の彫刻「裸婦立像」が立っています。


柏矢町      09:48着 09:49発
穂高       09:51着 09:52発
 駅舎は、駅名の由来ともされる穂高神社を模した社殿型。


 ホームから、穂高神社の森が見えます。


有明       09:55着 09:56発
安曇追分     09:58着 09:58発


細野       10:01着 10:02発
北細野      10:03着 10:04発
信濃松川     10:07着 10:07発
 松川小学校5年生80人余りが乗り込んできました。
 雨降りですが、キャンプに向かうようです。
安曇沓掛     10:10着 10:11発
信濃常盤     10:13着 10:14発
 高瀬川に架かる高瀬川橋梁289mを渡ります。
 この橋梁は明治期に鹿児島本線の遠賀川に設されていたものを移設した8連トラス橋です。


南大町      10:17着 10:18発
信濃大町     10:20着 
 松本駅・南小谷駅間を直通する列車は1日数本なので、ここで乗り換えになります。


 つづく