たわ言

思いつくまま

ご回在

2009-11-19 16:52:20 | 日記
19日朝
 先日、称光寺へ立ち寄り、特別行事「数珠くり」に参加させてもらった。その際役員の方が檀家の皆さんに「ご回在が午前6時ごろに着かれるから、5時半には集まってほしい」と云われていたので、またとない機会だから、見せて貰おうと、6時前に着いたがご回在の読経は終りに近かった。読経が終わると箱に納め、その箱をお参りの檀家の皆さんの背にいちいち当てられる。境内にいた私も当てて戴き、有難いことであったと思っている。 
 ご回在とは、融通念仏宗だけの他宗にはない特異な行事で、大阪平野の本山・大念仏寺の御本尊・十一尊天得阿弥陀如来像の掛け軸を黒塗りの木箱に納め、奉持して、末寺でその掛け軸を掛け、法事を行い。その箱を持って檀信徒の各家を回られるという、出張形式の行事と云うか。ご本尊自らお出ましの今はやりの宅配便である。記録ではっきりしているのは大念仏寺第36世道和上人からで、四百年も続いている行事だという。こういうのは無形文化財にならないのか。    まいる 
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