落ちこぼれ社会人学生の戯言

当初はMOT取得が目的でしたが、現在は諸事情により中断しています。
本文は趣味の口調です。 ご理解下されば幸いです。

ミリめし・・の試食

2008-04-28 14:19:07 | 災害,非常食とか
GW3日目、今日の昼メシはアキバでも販売されている「株式会社 武蔵富装製 戦闘糧食(ミリめし)あつあつウィンナーカレー」である。
自分は別にミリタリーマニアでは無いんで、これを地震・災害に備えた「非常食」として捉えてどんな感じなのかをレポートする。



・↑外形

左の迷彩箱がミリめしで、中央は大きさ比較の為の煙草,右は(特に意味はないが)米軍戦闘糧食(MRE)だ。
ミリメシはMREよりも一回り小さくて、箱型だから収納は楽だ。但し薄い紙製の箱なので、いくつも重ねて置いたりすると潰れてしまう可能性がある。



・↑中身

中身は以下の通り。
 ・取説  一枚。
 ・加熱剤 一個。
 ・レトルト飯,カレー 各一個。
 ・加熱用大型ビニール袋が一枚とクリップ一個。
 ・プラ製先割れスプーン 一個。

レトルトに関しては、よくスーパーで売られているような同等品よりも小さい。 一食分としては少し少ないかな・・と感じた。
それと・・何故先割れスプーンなのか??  多分、ウィンナーが入っているせいかもしれない。



・↑加熱準備

レトルト二個と加熱剤をビニール袋に入れる。 この時、レトルトをどのように袋に入れるのか少し悩んだ。(横置きにするか縦置きが良いのか)
結局、加熱剤を一番下に入れ、その上にレトルト二個を並べて横置きにした。
で、取説によると、水を150ccほど(コップ3/4程度)入れ、クリップで口を留めてそのまま20分ほど置けばOK! なのだが・・・・。



・↑加熱中・・・・

水を入れて一分ほど経過したが、何も起こらない・・。
不良品か? と思って袋を振ってみたりしていたら、突然! クリップが吹っ飛んで猛烈な蒸気が噴き出し、水がグツグツと煮えたぎる音が!!!

これ・・ MREに付属しているヒータよりも発熱具合が大きい。
最初は袋を手に持っていたものの、火傷しそうなほどの強烈な発熱なんで、慌てて浴室にすっ飛んで行き、適当な所に立てかけた。(水が入っているのだから、袋を横にするのは駄目だろう)
これ・・ 取説にきちんと書いた方が良いと思う。 手に持ったまま・・ってのは無理! 初めて扱う人は驚くと思うよ。 自分も慌てたんで、加熱中の写真は殆ど撮れなかった。



・↑出来上がり

外で食ってる?気分が出るだろうと思い、ダンボールの上に置いてみた。

取説通り20分ほど加熱したレトルト飯は十分柔らかく、ホカホカと美味しそうだ。
カレー皿に盛り付けると良いかもしれないが、災害時にそんなモンが身近にある筈が無いので、他の容器は使わずに食する事にした。

飯を片側に寄せ、空いたスペースにカレーを注いだものの、飯の容器が小さいので全部は入らない。 食べながら継ぎ足して行くのが良いだろう。

でもって・・ 肝心のお味はと言うと・・・・。

美味いよ! これ!!


具はあまり入っていないが、ウィンナーはきっちり弾力があって食べ応えがある。先割れスプーンが入っている意味がよく判った。
カレーそのものの味は、そう・・ 昔のボンカレー(甘口)のような感じだ。 なんか懐かしい・・・・。
腹が減っていたこともあって、速攻で平らげてしまった。


・自分的なまとめ。

コンパクトで多機能,丈夫で中身が散乱しにくい,災害時に火を熾す事なく暖かいものが食べられる・・ これを満足する非常用食料として、今までMREを備蓄していた。
が、この「ミリめし」はMREと比較してもかなり良い(食品としては)・・と感じた。
MREは世界中どこへでも出かけて行く米軍の現用戦闘食なので、食品以外にもお手拭きやらマッチ等々が入っていて、機能面ではさすがにこちらの方が上だけど・・。

だが・・ MREを食べた人なら判ると思うが、あれって味の方はちょっと・・どころか、メニューによっては「どこが食いモンじゃ!!」って喚きたくなるような代物だからなぁ。

Wikipediaの「MRE」記事を引用すると・・

初期のMREは、保存性のみを重視した極端な質の悪さにより、MREをもじった様々な別名で呼ばれることになる。 「誰もが食べることを拒否したメニュー(Meals Rejected by Everyone)」や「食べ物に似た何か別物(Materials Resembling Edibles)」といった別名もあったが、当時飢餓状態にあったエチオピアをネタに「エチオピア人さえ拒否したメニュー(Meals Rejected by Ethiopians)」という蔑称で呼ばれたこともあった。 それ以来、特に味は向上したものの依然として、別名で呼ばれることもある。

・・引用終わり。

米国人って、舌が特殊なのか?? って思う時もある。 但し、大型クラッカーのように自分的にお気に入りな食い物もあったりするので、全部が全部ダメ! とは考えていないが。

「ミリめし」は、やはり日本人に馴染みのある食品だけあって、味はMREとは比較にならない。 これなら子供やお年寄りでも無理なく食べられるだろう。
同梱されている加熱剤も強力なものなので、これなら冬季の災害時にも温かい飯類が食えると思われる。
かつてボンカレーにレトルト飯が付属していた事もあったが、あの時は一時間かけて熱しても食えなかったのを覚えている。(冬に近くの山で試した) 最近のレトルト飯は本当に進歩したもんだ。

賞味期限が一年半と、非常食としてはちょっと短いのが気になるが、市販のレトルト食品と一緒に置いておくとか(最悪は加熱剤のみを使用する)、工夫次第で非常食として十分役立つ製品だと判断する。
後は入手性が悪そうなのと、価格がちょい高い(一箱千円前後)なのが問題だろうか・・。


明日はもう一つの製品「すき焼きハンバーグ」を試食する予定でいるが、自分としては手持ちのMREを全部処分し、「ミリめし」に置き換えようかと考えている。


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