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ゆめと(ttm21)です。所感、エピソード等を気ままに綴ってみたいと思います

公平と公正

2016年12月04日 | 雑文

 ハーバード大学と東京大学大学院で長く教鞭をとった柳沢幸雄・開成高校長

のご指摘です。「米国では公平と公正は異なる。少数派や留学生を

優遇するのは、公平でないかもしれないが、目的が正しければ公正だと考える」



 国際比較をすると、日本の理科系学生の女性比率は際立って低くなっています。

九州大学も同じで、特に理学部数学科は女子学生がほとんどいません。

「多様な人材が集まればお互いを高め合えるだろう」(丸野副学長)ということで

九大が12年入試から数学科後期日程に5人の女性枠を設けると発表しました。

ところが「不公平だ」「逆差別だ」との批判が殺到しやむなく撤回となり、

数学科の女性合格者はゼロとなりました。結果的に「グローバル化に対応する多様な

学生の確保」ができなくなってしまったのです。



 私自身当たり前のように「公平公正」はセットの概念として捉えていましたので

このお話にはショックを受けました。教育の分野だけでなく、これからの日本が

グローバル化時代を生き抜くためには「多様性」を新たな基準、軸にして

取り組む必要があろうかと思います。そのためには、「公正」を「公平」に

優先する概念として取り上げていくことを国民的コンセンサスとすることが

求められるのではないのでしょうか?

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銀色に輝く大和国(やまとこく)の末裔たち

2016年08月26日 | 雑文

 いやー!鳥肌が立ちましたね! 国別対抗レースとしては五輪最高の華である400メートル

リレーでの銀メダル。失格がなくともあの単距離王国のアメリカに勝ったということ。

 

 9秒台ランナーも、100mのファイナリストもいない(2人は準決勝にも進めなかった)日本が

ボルト擁するジャマイカに次ぐ2位に食い込んだことはまさに奇跡に近い快挙です。記録も

アジア新(もちろん日本新)の37秒60と堂々たるもの。

 

 個人記録の劣勢をチームワーク(バトン技術)でカバーしての栄光で、大いなる和の国の末裔(まつえい)に

ふさわしい、日本の強みを最大限に生かした勝ち方は我々に大いなる自信と活力を与えてくれます。

 

 山形亮太、飯塚翔太、桐生祥秀、ケンブリッジ飛鳥、4人のヒーローに乾杯!!

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真の小説家(羽田圭介)

2016年07月07日 | 雑文

 表題は6月27日の日経夕刊<プロムナード>欄に掲載された羽田圭介さんの最後の(プロムナード

としては)エッセイのタイトルです。

 

 ご存知の方も多いとは思いますが。羽田さんについて簡単に触れておきますと。2003年17歳高校生

としては3人目という若さで若手作家の登竜門「文芸賞」を受賞、その受賞作「黒冷水」には将来の芥川賞

作家として私も注目しておりました。数回の候補作を経て結果的には2015年度に「スクラップ・アンド・

ビルド」で第153回芥川賞を受賞したのです。そしてこれはお笑い芸人又吉直樹氏「花火」との同時受賞

ということもあり、マスコミを賑わせましたことは皆様ご案内と思います。

 

 さて、受賞後半年間はテレビ・ラジオへの出演、雑誌の取材攻勢等でとても落ち着いて文章を練る時間が

取れなかったようですが、約半年後に日経から週1のエッセイ執筆の打診があり、若干の躊躇の末に引き受け

たようです。結果的に本人も「面倒なエッセイ執筆を引き受けてしまったとずっと後悔していた。けれども

いつしか、1400文字を書くといういう身体感覚に身体が慣れた。」と述べているように文筆家としては

有益な体験となったと思います。また私も彼の新しい可能性を見出せて大いに感銘を受けました。まだ30才

新鋭文学者の今後を陰ながら応援していきたいと思います。

 

 

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欧州を席巻する少女達(ベビーメタル)に乾杯!

2016年05月19日 | 雑文

  ユニット名の「ベビーメタル」は「ヘビーメタル」のヘビーを「カワイイ」の代名詞ともいうべき

「べビー」に置き換えたのだそうです。「カワイイ」と「メタル」とは水と油のような印象を受けます。

しかし、そのギャップを見事に融合させ、全く新しいかつ魅力的なニューサブカルチャーともいうべき

素晴らしいハイブリッドミュージックが誕生したのです。

 

   コンセプトがまた面白いんです。それは、メタルの神「キツネ様」から課せられた「メタルで世界を

一つにする」という使命。

 

 10代の少女3人による、幼さの残る、かわいらしくも透明感のあるボーカル、切れのあるダンス、

そして一流のミュージシャンで構成するバックバンド(いわゆる神バンド)による超ハードなメタルサウンド。

 

  正直なところ、私もTVで初めて彼女達に接し、ハートを直撃されるまでは懐疑派の一人でした。

 

 しかし今なら言ってやりたい、「こんなのヘビーメタルじゃない、まがい物だ」という某評論家に

「そうさ、彼女達はヘビーメタルなんかじゃない、ベビーメタルなんだ!」と

 

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あかつき周回軌道投入成功を祝す!

2015年12月11日 | 雑文

 JAXA(宇宙航空研究発機構)から金星探索機「あかつき」が9日、金星を回る軌道に入ったとの

発表がありました。

 「あかつき」は2010年5月に種子島宇宙センターから打ち上げられました。同年12月に軌道投入に

挑戦しましたが、予想もしなかった主エンジンの故障で失敗しました。JAXAは約5年後となる今年7月、

本来は姿勢制御に使う小型の補助エンジンを使って、まさに離れ業の再挑戦で見事軌道投入に成功

したのです。JAXAの皆さんのご努力と快挙に心からの拍手を送りたいと思います。

 「あかつき」の設計寿命は4年半で、すでにその年限を超えていたのも驚きです。

 なお、日本の探査機が、惑星の周回軌道に入るのは初めてとなります。太陽と月に次ぐ明るさで

輝き、女神ヴィーナスの名で呼ばれる金星の神秘のヴェールがいよいよ剥がされようとしているのです。

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日本一熱い認知能力とチームワーク

2013年08月29日 | 雑文
 8月12日に高知県四万十市で国内観測史上の最高の気温41.0度を記録した
ことは皆様のご記憶にも新しいことと思います。お盆の時期でもあり これが
注目を集め 観光客が急増・・・・との新聞・テレビの続報が目につきました。
清流で有名な四万十川私も いつか訪れたいと思っていましたが、最初の報道を
家族で見た印象は「これで夏の四万十観光は無しだな・・・」というものでした。

 この疑問を解消するために 新聞各紙の報道を詳細に調べると 最初の反応は
熱中症を心配したお子様連れ家族からの気温の問い合わせとキャンセルが相次いだ
ようです。

 しかし休暇中の市長が急きょ特産品直販所で陣頭指揮、地元小学生達も
「あつさ日本一! 41度」の看板を手作りして盛り上がり、商工会も同様の
木製看板を要所要所に急きょ設置して対応、さらには「かき氷の41円」販売、
名物うどんのPRを兼ねた「ホット辛うどん早食い競争」「暑いぞ」「41」を
プリントしたTシャツや、タオルの製作、子供のPR隊結成の企画を報道陣に公開
するなどの迅速な広報戦略を展開し。見事に大幅な観光客の集客に成功しました。

 このポジティブな認知能力、地域全体を巻き込んだ一糸乱れぬチームワーク、
スピーディーかつパワフルな行動力に脱帽しました!

 

 

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ある会合2

2012年12月22日 | 雑文
 「 ある会合1」で既出の、ワークライフバランス抜群で私が理想としている
Nさんから、私の同期のIさんを交えてミニ忘年会を開こうとの誘いがあり
新宿で久しぶりの宴を催しました。
 
  Iさんは3年前に65歳で完全に現役を引退して 悠々自適の日々を送って
います。お子たちも自立し、奥様も公務員年金が満額支給で、何の心配も無い
とのことで まことにうらやましい限りです。

  Iさんは押しが強くて弁が立ち、事務処理は早く・正確・高品質で、現役時
代は極めて有能。最終的には役員待遇でしたが、もっと高い評価を受けて当然
の人材と目されていました。

 彼は私が仕事のうえで目標にした人物の一人でもあり、収入面で必要なくと
も このまま才能と経験(特に企業倫理の第一人者)を埋没させてしまうのは
本人だけではなく社会にとっても余りにも勿体ない気がします。

  関東経済産業局が推進している 中小企業支援の「マネジメントメンター」
制度への登録を勧めましたが 反応はいまいちで 次なる一手を探しあぐねて
います。

  3人は同じ大学のOBで学生時代の話が盛り上がるにつれて、私の脳裏には、
学生時代の、クラブOBの故小渕元総理との交流、旧ソ連のミコヤン副首相
の学内警備、故へーシングさんとのお手合わせ、クラブ単位でのTV出演、
単独TVインタビューを受けた東京オリンピックのボランティア、学園紛争
のさなかに中立同志会メンバーの森田必勝君の紹介で三島由紀夫先生と面
談したこと、初の7人制団体戦に先鋒として出場し、3勝1分けと健闘し
チーム勝利に貢献したこと、3週間の完全断食、学園紛争のさなか正規の
卒業式が見送られる中、全共闘のS氏と取引をして学部のみの卒業式を敢
行したことなどが、めまぐるしく脳裏をかすめましたが、それぞれの経緯は
機会があれば、別稿で取り上げたいと思います。


 

 



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ある会合

2012年09月28日 | 雑文
 サラリーマン時代の大先輩であるTさんの呼びかけで
1年後輩のNさんを誘い3名でミニ昼食会を開きました。
 
 Tさんは九州男児としての豪快さをもつ一方 書道、水彩画をたしなむ
芸術家でもあります。特に水彩画は各種の公募展で特選を受賞し、個展
を開くなど アマチュアのをレベルを超越しています。
現在は書道塾、絵画教室を主催し、学習塾の教室長を務める傍ら、
養老施設を訪問して高齢者の老化防止エクササイズのミーティングを
開くなど月25日間の活動を自らに課しています。とても76歳とは
思えないエネルギッシュなバイタリティーにはいつも圧倒されます。

 Nさんは 社会心理学者ハンセンの提唱する「ライフキャリア:
仕事・学習・余暇・愛のバランス」を見事に実践している好人物です。
週3日は企業の相談役を務め、研修を受け、時には講師を務め
余暇には愛妻との小旅行や画廊巡りを楽しんで お嬢さんは
フランス人と結婚してパリにお住まいの国際人でもあります。

 私はお二方どちらも敬愛しますが どちらかといえばNさんの
生き方に憧れを感じます。









 
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資格をとることの意味

2012年09月22日 | 雑文
 キャリア・コンサルティング技能検定2級の合格通知が届きました。
試験終了時点ではある程度期待しましたが、願書を出した時点では
初回受験での合格自信は全く無く3~4回の受験は覚悟していました。

 思い起こせば65歳で現役を引退して ハローワークの中高齢者相談窓口で
キャリア・コンサルタントと面談したところ 私の職務経歴をみて
経営コンサルタント、講師、キャリア・コンサルタントを勧められました。
これがキャリア・コンサルトとの出会いでした。

 そこでキャリア・コンサルタントに興味をもちさっそくある団体の養成講座を
終了し資格試験を受験し 幸運にも落第しました。負け惜しみでなく落第が幸運で
あったのです。もちろん養成講座の同期生から続々舞い込む合格の連絡に一時は
大いに落胆しました。

 次の試験まで半年 何をモチベーションにすれば良いのか悩んだ結果選んだのが
産業カウンセラーの養成講座だったのです。早速申し込んだところ既に定員オーバー
でしたが幸運にもキャンセルが出てなんとか滑り込みました。

 結果的にこの講座の受講は大正解で 7か月にも及ぶ濃密な講義と実技と課題
(宿題)は私の人生観、価値観を一変するほどの大きなインパクトとなりました。

 そして実技のカウンセリングはライブ9割、ロールプレイ1割となっており、
このライブ(生、真実)は真に強烈で、連日感動、感動の涙の連続でした。
ここに生涯続くであろう裸の自分をとことん傾聴し受け止めてくれる
12名の第二の家族が生まれたのです。

 産業カウンセラー試験に合格し その延長で産業カウンセラー協会の
キャリア・コンサルタント講座を受講し試験にも合格しました。その間も
先の団体のキャリア・コンサルタント試験には落ち続け4回目にようやく
合格しました。

 現在は中小企業対象の経営コンサルティングと、講演をおこない
産業カウンセラーの資格は 時たまのボランティアで活用しています。

 一方 当初から取得を目指したキャリア・コンサルタントは殆ど
活用していないのが現状です。今回その上級資格を取得したのを機会に
原点に立ち返り この資格を社会のために積極的に有効活用したいとの
思いを新たにしました。




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プロセスの大切さ

2012年07月31日 | 雑文
 先日友人のKさんから 夜間の研修(それもkさんにとってはとても大事な)を申し込んだのだが

深夜に及ぶ重要得意先の接待が入ってしまい 出席できないので代りに出てもらえないか?

というSOSの電話が入りました。 私はあいにく先輩の出版記念パーティーの先約があり

期待に添えない旨の返事をして 共通の友人であるNさんに相談してみました。

 Nさんも 当日は研修会場からかなり離れた場所での仕事があり 定時退社では基本的には無理だが 

ぎりぎりまで調整してみる とのことでしたが 前日に 「重要な会議が入ってしまい

早退は無理になった」との連絡が入りました。


 私は当日幹事に事情を話し 主賓に挨拶をして 早めに退席を許可してもらい 研修会場に駆けつけ

Kさんに 電話すると 私が断わったため別ルートで依頼したところ 引き受けてもらえたので

本日は結構ですとのことで 私はパーティー会場に戻りました。


 当日23時過ぎに 接待を終えたKさんからメールが入り 依頼した人も夏風邪でダウンし

結局出席出来なかったとのことでした。


 結論だけを見ると 最終的に残念ながら友人たちの努力は何の役にも立たなかったようですが

「研修には出席できなかったけれども 自分を思ってくれる友人が こんなにいるということに

励まされ本当に元気付けられました。有難うございます。」とのメールは感動的でした。


 誠意をもって取り組んだプロセスは 結果を伴わなくても 人を元気付けられるという事実を再認識

しました。

 



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