JALと野村ホールディングス

私はどちらの株にも手を出してはいませんが、市場のかく乱要素の2社です。
野村ホールディングスは、短期間に2回も新株発行による大型増資をして市場から資金を吸い上げました。
これで金融関連株は次の増資企業はどこか？で一気に疑心暗鬼へ。
それにしても株式市場で収益を得るはずの証券会社がその市場を冷やしてどうする。
情報が遅れる個人投資家は完全になめられていますね。
もっとも今どき手数料の高い野村で取引をする個人はほとんどいませんけど。

日本航空は、GMのような再生方法が大方の民意なのにもかかわらず、民主党が悪あがきの再生プランをこねています。
いくら労働組合が支持母体とはいえ、一般常識とかけ離れた処理になれば参院選に影響が及ぶでしょう。
国民をなめたらいかんよ。
消去法で選択された政権であることをもっと自覚せよ。

ついでに、扶養控除と配偶者控除の廃止について。
子供手当てへの原資という意味はわかる。
しかし一番教育費負担の大きい大学へ通う子供のいる家庭への配慮がまったくない。
むしろ増税になるという皮肉さ。
もっとも大学へ行く価値のない子弟も世間には少なくないので、支援には一定の線引きは必要だが。

税負担の観点から考えると、消費税の増税が一番公平なのは間違いない。
私の持論は他の直接税を廃止して、消費税を食品を除いて一気に15%にするというもの。
物品税を復活させて、高級車や宝石などぜいたく品にはあと10%ぐらい2重課税する。
それでも富裕層はぜいたく品を買うよ。

国民は消費税の平等性にもっと気がつくべきだ。

お金は使ってなんぼ。


ではまた。