役所 信太のひとりごと。。。(カウントダウン365×4→0)

旅先で感じたことや報道など私的に思うこと

あれから約1年半が経って・・・いしのまき

2012年08月26日 21時09分46秒 | Weblog
3月11日・・・
あれから約1年半が経って石巻市へ。

非冷房のDCに乗って窓全開で車窓を楽しむ。



仙石線は一部開通

震災後からずっと留置中の電車

石巻線は
前回来た時はここで終点だったけど
渡波まで開通していました。

駅前

良い天気

駅前の市役所分室

建物はやはりまだいたんだまま。

道路も一部修復済み


今日はトリコローレ音楽祭
街の数か所でライブが開かれていました。


商店街を進み

前回来た場所を観に行く予定

決して繁盛している状態では無い商店街

以前は炊き出しをしていた場所も今は元に戻り

北上川を渡る橋に到着

壊れたまま

商店街も壊れたまま




信号機は復活して点灯していますが

辺りは更地が目立ち

でこぼこ道路

倒壊した建物は
そのままの状態のものも多く

一部路面はかさ上げされ

再舗装され・・・。









神戸の時もそうでしたが
1年や2年では
街は復興しません。
三ノ宮のアーケード商店街が元に戻るまで
5年以上掛かったことを考えると
10年は復興できないかもしれません。

河口近くにやって来ました。

瓦礫の山が至る所に・・・

河口付近で気が付いたのですが
水面と道路の高さの位置が変です。
水面の方が上です。
海水が溢れたらこのあたりは冠水です。


鳥居が消えた神社もそのまま

先を進み

ひまわりが咲いているけど

陽の向きと違う方向を向いていました。
亡くなった人の弔い花か・・・


火災のあった学校もそのまま

石巻病院は健在

建物がいっぱいあったところが更地に

一部川になったまま

多くの魚が生息






更地の真ん中にぽつんと一軒家

廃墟です。

マンホールの位置を見ると
かなりの地盤沈下がそのまま。

日和大橋から

廃車になった車がそのまま

景色は

とてもきれい

防波堤が有ったのでしょうか

遠くに見える陸地も瓦礫の山が見えました。

対岸にも山・・・。

海はこんなにもきれいなのに

橋の真ん中

山側も

海側も

こんなに穏やかで綺麗なのに・・・

帰途に着きました。

橋を渡りきると

ぐちゃぐちゃのまま

街中がヘドロ臭い・・・。


5mはある瓦礫の山は
前回来た時となんら変わってなかった。


以前はどんな公園だったのだろう・・・。

想像もつかない・・・。

ふと振り返ると

青空は澄み渡り

でも公園側は
瓦礫と巨大土嚢と

バイクの山


住宅街も

野原に変わり

工場の柵も壁も

塀も



瓦礫が山積みだった以前の光景は
大半が更地や野原に変わり・・・
人の動きどころか
復興の気配すら見えませんでした。

失意の中
小牛田から東北線で盛岡に帰ることに・・・。
途中、石越駅で下車


夕焼けの中黄昏ました。


駅前の地図

栗原鉄道って???

閑散とした駅

乗り降りは私一人


そういえば
朝ごはんを食べてから食事を取って無かったので


駅弁を購入。
一ノ関駅からは新幹線

閑散とした駅で食事。

駅の待合室は約50分
誰もやって来ませんでした。

ホームの端っこの喫煙所まで歩くも誰にも会わず
本当に新幹線の駅なのか疑いたくなる。

一ノ関駅から乗車したのは
確認できたのは3人だけ。
10両編成で乗る人3人って・・・

乗った車両もほとんどが空席

おかげでのんびりできました。

車窓を眺めていると
時折見える明かりが目に飛びこみ
ふと石巻のことを思い出す。
きっと
この街の復興は
忘れさられることでしょう。

2年も経てば
被災地と関係のない遠い地域の人は
何も変わらないことに対し
“えっ?
 東北地方って復興したはずでしょ”
そういう認識になる。

一時のブームのように・・・。

テレビで報道されていた震災関連の復興予算のゆくえ
減災関連事業も認められ
沖縄の海岸線道路の補修に使われ
岩手県の復興予算が増額補正できないと
報道されていました。

報道の内容がすべて正しいとは思いませんが
復興関連の予算は増税で賄われたはず。
特財であるはずなのに
いいように行政マンに使われている。
結局
人は自分に降りかかる災難しか親身になれないのでしょうか。
エゴイズム
それがこの世の常なら
変に災害予防や対策事業などでお金を掛けなくていいのでは・・・。
事が起これば
エゴが渦巻き嘆きの山と化す。
その時に対処すればいいのでは。
スーパー堤防を鑑みても
何をやっても中途半端。
余計なことはやめた方が良い。

それとも
そういったことがないと
公務員も
受注する業者も
関連団体もみな共存できないからか・・・。

ならば
テレビで怒りを煽る無駄という言葉は
実は世の常ということなのか。

なにが正しいのか
私にはわからない・・・。

。。。。

今年も最高にきれいでした、おおまがり花火

2012年08月26日 02時08分20秒 | Weblog
今年も日本一の大曲花火にやって来ました。

今年一番楽しみにしていた花火大会。

昼花火もやっていますが
去年見た感想では
青空に煙がきれいに映え楽しめるのですが
いかんせん夏の日差しに耐えられず
暑さにまいってしまって
夜の本番まで体力が持たない・・・。

で、今回は夜だけ楽しむことにしました。

普段が本数のないローカル線
列車を増発していても
田沢湖駅から猛烈に混んで来る・・・。
そのすごさは去年体験済み
今年は新幹線で
のんびり快適に往復することにしました。

指定席車両も空いていて
それでも良かったのですが
今年は最後になるので
グリーン車にしました。

全車指定席でも
特定特急券という立席扱いの特急券があることを知っていますが
指定席車両は大混雑し
かなりうるさい・・・
せっかく楽しい花火を前に
若くない肉体に鞭打つのは止め
帰りもグリーン席が取れたので

ゆっくり帰ることにしました。

グリーン車は快適です。
立席客が入ってこれないから・・・

サービスのコーヒーを楽しみ
デッキも通路も大混雑なことはどこそれの世界
約1時間の心地良い旅になりました。
盛岡からだと
普通の指定席券と300円の差額だけ
駅ネットだと正規の指定席より安くなるし・・・。
お得です。

9分遅れで大曲駅に到着

駅周辺は警官や駅員がいっぱいいて
帰りの準備をしていました。

会場へ向かう・・・。

夕方18時50分、すでに花火が始まって・・・。

会場に着いたのは19時1分前

これから2時間半という長丁場の花火大会が始まるのです。

始まって20分もしないうちにいきなり

どどど~と連発

今回はかなり近いところで見学できました。

有料観覧席の抽選に外れて
どうしたものか思案してしていましたが
杞憂にすぎませんでした。

現地に行ってからどうにでもなるものです。
一人だしどこでも良いから・・・

ものすごくきれいな連発花火が拍手大喝さいで終了

打ち上げ花火に切り替わり

かなり変わった花火がいろいろ出てくるのも
大曲の特徴・・・


あたりに目をやると
会場は大混雑


これも変わった花火

音楽に合わせて打ち上げられる花火

花火と音楽の競演

すばらしいの一言

これも変わった花火

どんどんプログラムが進み

色とりどり

で、また連発スターマイン

横に広がって打ち上げるから

規模がかなり大きく感じる

煙が辺りを支配しはじめ

ニオイと灰がすごいことに・・・

こんなにすごいのに

まだまだ20時過ぎ・・・

まだ1時間は続く・・・




音楽と花火
中でも一番おもしろかったのが
キャリーパミュパミュの
“つけまつける♪”の曲に合わせて

ツケマ模様が夜空に打ち上がったシーン

ツーケマ、ツケーケマ、つけまつげ♪

楽しい~。

大きな10号玉も工夫が凝らしてあって

非常に美しい

カラフルなスターマイン









大きすぎるつけまつげ・・・

こんどは有名なクラシック音楽に乗って

曲名は忘れましたが
ヤマト2の彗星帝国ズウォーダ大帝のテーマみたいなやつ
それに合わせて




いよいよ花火も佳境に入り

フィナーレ前のメイン花火

あまりにすごい迫力なので

瞬きするのがもったいなく感じました。





打ち上げる花火の数が尋常でない
もう一度うまく撮れていたので

凄過ぎる~

前列のお客さんは煙の中・・・



これでもか~これでもか~と

大迫力花火が10分以上続き



終了後の観客は感嘆の声と
大拍手喝さい

最後の打ち上げ花火30連発

超大型打ち上げ花火がどんどん打ち上がり













全花火が終了しました。

観客席から大きな拍手が起こり

花火師さんに感謝の意を込めて
観客からの光のメッセージタイム


21時38分本当に終了・・・。

帰りは大混雑


新幹線の時間は翌0時9分発
まだまだ時間はあるので
空くまで
のんびりと人の流れを見学していました。

駅に戻って来たのは22時半過ぎ

大混雑でした。


はしっこで飲み物を飲んで待つこと40分
23時20分ころには

盛岡方面はガラガラでした。
ちなみに秋田方面はまだ混雑中・・・。

ホームに入って

普通電車は30分以上の遅れが出ていました。
でも盛岡行きは

ほとんど空気を乗せて発車して行きました。
これが分かっていたらと思うと
少々残念な思いも有りましたが・・・。
後の祭り。

私の乗る最終の新幹線は20分ほどの遅れ
かなりの混雑のようでした。
私はグリーンなので目茶目茶快適でした。

大曲の花火
規模といい
仕掛けの斬新さといい
音楽との共演といい
本当に日本で一番すばらしいと思います。
この花火と出会えたことに
感謝します。


。。。。