メレンゲ婦人を作っていた頃から、卵に絵を描くのが気になっていて、
イースター(復活祭)での恒例行事である卵の絵付けに挑戦してみました。
これは、ウクライナの伝統工芸である「ピサンキ」と言われるもので、
「ろうけつ染め」の技法です。
生命や復活の象徴として、卵が使われてきたのではないかと言われてるそうです。
球体に絵を描くのは結構難しかったです・・・
こうして紐をつけて飾ると可愛いかもです。
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こんなことを書くと、私の人格&品格が疑われるのではないかと不安になるほど
どうしようもない下品なマンガを描く人ですが、私はかれこれ20年くらい前から
密かに注目している人です。
最近、その人が書いエッセイを読んだのですが、私の期待を裏切らない
想像を絶するバカバカしさぶりに、マンガだけでく文章(というか、感性)に
一種の特殊な才能を感じました。
この人のマンガを初めて目にしたのは、大学入学後、キャンパス内で
配られていたパンフレットが最初の出会いです。
そこには「原理研究会」(※統一教会系列の学生組織)からの勧誘に気をつけよう!
という啓蒙を促すパンフレットでした。
当時、新入生がキャンパスで「原理研」に勧誘されるということが
いろんな大学で行われていた頃でした。
そのパンフレットに、原理研に入ると、どのように洗脳されるかなど、
独特のタッチで描かれており、新興宗教の怖さがすごく伝わってきましたが、
私は原理研の怖さよりも、そのマンガの下品ぶりに目を疑いました。
今までに見たことがないくらい下手くそな絵ですが、
なんだか分からないパワーだけは伝わってきました。
以来、自分の中で「ちょっと気になる人」になりました。
その後、ちょこちょこ彼の下品でグロテスクなイラストを目にすることがあり、
マイナーだけど特殊なマンガ家だったんだ・・・ということが判明。
(当時は、同じ大学の学生が描いたものだと思っていました)
好き嫌いがハッキリ分かれる作家さんだと思いますが、私は好きです。
これからもバカバカしさの王道を迷わず突き進んで欲しいと思います。
約30年ほど前に『ガロ』で読んで(見て?)、その後、単行本も何冊か見ましたが、死体写真をコラージュしだしたあたりから、ちょっとその“行き方”についていけなくなって止めました。
「村田藤吉」というじじいがエエんですなぁ。
まだ、現役で描いていたんですね。
『大日本帝國萬画』『電動バナナ倶楽部 』の原律子も懐かしいですが。
やっぱり根本敬ファンのカミングアウトは危険だと思い、削除しようかと思ってお風呂から出てきたらグデさんが早速コメントしとる!!
読書家のグデさんは、さすがにご存知だったのですね。しかも詳しい・・・。
ご指摘の通り、これはええ趣味とは言い難いですね・・・(゜∀゜ ;)
私はマンガを買ってまでは読んだことがなくて、いつも遠巻きにしながら、ちょこちょことイラストを見るというスタンスを保ってきました。深入りするにはあまりにへヴィなお人です・・・
しかし、この間、図書館へ行ったら、根本敬の本があり(タイトル「夜間中学」)なかなかの文章センスでしたので、見直したという感じです。この本をバイトの昼休みに、ロッテリアで読んでいたら、思わず「フフフ・・・」と声を出して笑ってしまい、大変恥ずかしい思いをしました・・・(/ω\) 。
そのあたりが、根本の限界なのかも知れへんけど。
外(電車やカフェ)で読んだらイカンのは、他に初期の筒井康隆がそうでした。読んでると、ついニヤニヤ、ゲラゲラで、笑いを堪えることが難しうて、人前で読むのは憚られたもんでした。
にしても、二人とも夜中に何やっとんでしょうな。
コメント書き込んだり、風呂に入ってたり……。
ヤクザな生活やなぁ。
人前で笑うなんて、久しぶりでしたので、結構楽しかったのですが、気をつけないといけませんね・・・
根本さんの文章の方は、ちょっと抑え気味で丁度いいのかもしれませんよ~。マンガの延長線でやったら、もうどうなることやら・・・
筒井康隆って、そんなに面白かったんですね~。好きですよ、私も。