今回の地震で一番がっかりさせられたのはテレビ、新聞の連中である。がっかりを通り越して怒りに変わっている。地震関連では変わり映えのしない同じような内容の報道を延々と流して、原発の問題では恐怖をあおるのような報道の連続。高校野球が始まったら被災地からの出場校の過剰なまでの取り上げ。
とくに、あの東電や原子力保安院や枝野長官の記者会見のときの質問のくだらないこと。別に彼らをかばうわけではないが、この非常事態において手続き的にやむをえない点はあるし、そのことを追及することにいったい何の意味があるのだろうか。
連絡が硬直的でうまくいっていないのはどうしてだとか、初期動作に遅れたのではないかとか、まだ解決していないことを、たなざらしにして後ろ向きで役に立たない質問ばかりである。よくよく聞いてみると、勉強不足で、自信を持って質問できるのがそういった愚にもつかない質問しかないようである。
くだらない質問の連続で、いままさに対処を迫られている原発事故という重大な危機に対して、万に一つでも政府や官庁、東電の判断がゆがめられるとしたら、メディアの犯す罪はあまりにも重すぎる。原発関連の記者会見はある程度のレベル以上の記者に質問を限定すべきであろう。場合によっては池上彰氏に毎日代表質問させてもよい。
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