湯西川日記

fbやツイッターで一年サボりましたが、やっぱりブログです。2016年から復活します。ツイッターの長い版みたいな感じです。

害毒職場とは

2010-10-28 19:28:48 | 学習
上席者から仕事の途中経過を聞かれると、肝心の途中経過はあいまいで要領を得ず、申し訳ありません、がんばりますを繰り返す人が、けっこうどこにでもいる。これは、本人の過去の職場経歴で刷り込まれた習性らしく、何度注意されても直らない。こういう習性は、本人の気持ちとは裏腹にマイナス評価要素となる。なぜなら必然的にその人の信頼度が低下するからだ。

管理職が得たい情報は、進捗の状況であり、それがスタンダードに到達していない場合に講じるべき対策についての周辺情報なのに、申し訳ありません、がんばります、では何の情報提供にもならない。全体の仕事に支障が生じるばかりで、トラブルにさえなりかねない。ただ聞かれているだけなのに、トレースされていると本人は思い込んでいるのだろう。

たしかに、申し訳ありません、がんばります、を常に言わせないと気が済まない職場もある。ワシの前の前の会社はそうだった。そういう職場に限って、掛け声とは真逆にユーザーやカスタマーに対する意識は概して希薄である。チームワークで補完しあったり、上司がフォローするといった考え方はなく、根性や努力ばかりが第一で、サービスの質の向上は二の次となるからだ。トラブルは頻発し、すべからく担当者任せだから、ものによって、できふできもあらわになりがちだ。成果主義が行き過ぎた弊害ともいえ、人もなかなか育たない。上席者の役割は専ら、お客さんに謝り、部下を怒鳴り叱りつけることが中心となる。部下は本当のことを上司にますます報告しなくなり、しまいには警察沙汰にまで発展したりする。こうなると反社会的組織に近い。

ワシは個人的に害毒職場と呼んでいるのだが、そういう職場では死んでも働きたくない。また、自分の職場を、そういう職場にしたくないものである。そこで働く人間に現在のみならず後々にまで悪影響をもたらし、将来にまで不幸をもたらしかねないからだ。そういう職場を経て来られた仲間には、過去は忘れよとしかいえない。害毒職場は、前の前の会社がそうであったように、やがて、社会から自然淘汰されるものなのだが。