緊張感なく、朝5時に起きて大阪に日帰り出張。大阪の人間はやさしい。「早く帰らんと帰られへんよ。台風きてんねんから。」なんて。真に受けて早く帰らせていただいた。その台風が来ているせいか、ものすごい湿気。この時季の大阪でジャケットはワシにはムリ。汗かきまくり。東京と大阪の違うのはこの湿気。
そういえば、昔出入りしていた企業のそばを通ったので顔を出して後悔した。当時会っていた資金繰り担当の役員らしき人が出てきたのだが、向こうも覚えておらず、それどころかこっちの記憶も疑わしい。結局、「まちがえました」といって飛び出した。15年も前のことだからムリもないのかもしれない。
実際、過去の金融機関の人間とお客さんの関係というのも、両者の間で考え方にかなりの非対称性がある。こっちは親しくしていたつもりでも、単に金融機関取引の一環で飲みに行っていたのかもしれないし。金融機関の看板があってはじめて人として扱ってくれていたのかもしれない。おまけにワシの今の証券会社の名刺だと、へんな運用商品の売り込みに来たのかもしれないと向こうも身構えてしまったりして。
ワシはいつでも、いまでもそうなのだが、仕事のお取引でも個人的に永い人間関係を気づきたいとお思いつつ仕事をしてきた。が、これが何と難しいことかということを今回思い知った次第。というわけで将来こういうことにならないよう肝に命じて今の仕事とお客さんを大事にしてゆくつもり。。。 以上。