http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080310-OYT1T00574.htm?from=top
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20080310AT3B1001210032008.html
正気ですか?と聞きたくなる。上の、読売のほうには、代表執行役の話「銀行設立の計画や制度は正しかったが、経営者に問題があった」とある。
こういうのを、日本語では「つける薬がない」、というのだろうか。
「経営者は正しかったが、銀行設立の計画や制度に問題があった」のほうが百倍くらい精度が高いと思われる。
テンポラリーな既存銀行の貸し渋りに苦しむ中小零細企業の救済を唱えて、税金を湯水のように使って新銀行を設立したお題目が間違いなら、自動車会社出身者をトップに据えたことも間違い。本人は一生懸命職務を全うしただけ。
かつては、第二地銀などで、トップが放漫融資を行って訴えられるケースもあったが、このケースは、それとは全く違う。もし問題があるとすれば、貸出業務についての知識がなかっただけ。何の知識もないのに、銀行の頭取になってしまったことに問題があるのだが、そんな人を招へいしたのは、そもそもだれか?
銀行を設立したこと自体に問題があったのに、うまくいかなくなったら、経営問題にすりかえ、最後は個人の問題に持っていってしてしまうのか。都民として、たのむから、これ以上恥ずかしいまねはしないでほしいものだ。