夢のもつれ

なんとなく考えたことを生の全般ともつれさせながら、書いていこうと思います。

映画の中の女性~小津安二郎「秋日和」

2005-07-31 | art
 小津安二郎の映画は題名もストーリーも互いによく似ていると言われます。特に今回の「秋日和」(1960年)についてはそういう感が深いですね。秋という文字の入ったタイトルだけで、「麦秋」(1951年)、「小早川家の秋」(1961年)、「秋刀魚の味」(1962年)とある中で、もっともひねりがないですし、話の内容も未亡人の母親が心配で嫁に行く決心がつかない娘を中心に、亡父の友人3人が母親と娘の両方の縁談 . . . 本文を読む