ジャパン・レクイエム:Requiem Japonica(15) 2005-07-16 | tale その夜、体調不良により無念の欠席を余儀なくされた仲林の行動をまずは追いたい。小宴が始まる頃合いになるとにわかに腹部の嵐も収まり、外出はかなわぬまでも、親友の活躍ぶりは気になる。悪気はない(そう思うことにしよう)のだが、栄子に電話してみた。 あにはからんやか否かは別として、さすがに練達の栄子、すぐにピンときた。 「いや、今日一緒に晩飯食うことになってて、おれが腹を壊して悪いことをしたなって思 . . . 本文を読む