夢のもつれ

なんとなく考えたことを生の全般ともつれさせながら、書いていこうと思います。

ジャパン・レクイエム:Requiem Japonica(12)

2005-07-06 | tale
 その翌週から毎日曜のミサに宇八が欠かさず出るようになり、あまつさえ欽二も時折はるばる(まあ電車で15分ほどだが)やって来て参加するといった事態は、いかなる神のご加護、ご配剤と言えば良いのか、我々としても戸惑いを感じるところだが、例の美女、時木茉莉(ミサ終了後、栄子の目を盗んですばやく話しかけて名前を訊いたのだが)がいる間だけと言えば、大方の得心が得られるだろうか。  いずれにせよ、真夏の日曜ミ . . . 本文を読む