酒と鉄道の日々

大好きな酒と趣味の鉄道の話題を絡め、時評・四方山話に酔うコーナー。

戦い済んで--- 2

2007-08-10 05:22:46 | Weblog
 参議院議員「通常選挙」(衆議院議員選挙の場合は「総選挙」っつうんだよね)が済んで、二週間になろうとしている。

 いつのまにか日の暮れも早くなり、空にはイワシ雲が泳ぎ、お盆の候となった。

 なのに、道路沿いのアチコチには、その際に立候補した人たちの立てカンバンが放置されたままになっている。コレはどうしたことか。

 比例区の立候補者のものがほとんどなのだが、「戦い済んで、幾度も日が暮れて」いるのに、しらけること甚だしい。

 県の選管に、文句というか、撤去を具申したら、各市町村の選管が確認して連絡があれば必要な対応をする、としいうマコトに理に適ったというか、役所らしい回答だった。

 政党のカンバンについては、選挙期間ウンヌンは関係ないんだってね。候補者のポスター・立てカンバンについては、選挙が終わったら、撤去することになっているので、当該候補者や所属政党等に処置を要請するものらしいのですよ。

 設置する際には、いずれの候補者・政党とも嬉々として作業に勤しんだのだろうが、こんだけ長い期間放置されていては、用済みになった立てカンバンこそ哀れだろう。

 環境や景観を持ち出すまでもなく、当該者は、速やかに処置すべきだし、選管に限らず、行政サイドも適切な指導をすべきだろう。

防諜 ?

2007-08-09 07:40:04 | Weblog
 政府が防諜機能を強化するため、「カウンターインテリジェンス」センターを設置して管理体制を整備することにしたそうな。

 外国からのスパイ活動を防ぐためと言うが、まかりまちがえば、国民の身辺調査にも繋がり、思想信条に土足で踏み込むことにもなりかねない。

 あの、忌まわしい「特高」の復活であってはならない。

 それにしても、最近の政府の施策には、横文字が多すぎないか。いつぞやの「ホワイトカラー エグゼンプション」もそうだし、今回の「カウンターインテリジェンス」もそうだ。

 横文字を多用することによって、国民をケムリに巻くつもりなのかも知れぬ。「美しい国」を目指す安部さんが、ナニゆえに「美しい日本語」を使用しないのか。理解に苦しむと言うか、言行不一致ではないか。

 仮にも、政策のひとつ。きちんとした日本語で表現すべきだろう。

 <鉄道仲間のナマハゲさんがブログを開設した。国内のみならず台湾等の鉄路にも詳しい方であり、ブログ展開に期待して、ここに紹介させていただく。
→なまはげの旅日記 http://namahageito.cocolog-nifty.com/blog/>

立 秋

2007-08-08 05:21:50 | Weblog
 新しいレンズの試し撮りに出かけた。

 相変わらず、梅雨時と見まごう空の下、何本かの列車を撮り終え、アポを取っていた訪問先に向かおうとしたら、眼前の畑に咲き誇る、色とりどりの花に引き寄せられた。

 なかでも、夏空を映したような青紫のキキョウ(掲出写真)は見事。思わずシャッターを切り続ける。せいぜい幾つかの花が並ぶ程度で、いわゆる「群れ」ていないのがいい。朝方、露を湛えた風情なぞ、美しさの極致だ。

 今年の夏は寝苦しい夜も少なかったし、何気に「朝涼(あさすず)」を感じる日も。

 今日は立秋。これからの暑さは「残暑」という呼称に代わる。

 ビール三昧の日々だったが、そろそろ、お気に入りの杯でも磨いて熱燗のウマい季節に備えるとするか。

水琴窟で一服

2007-08-05 10:02:18 | Weblog
 水琴窟(すいきんくつ)ってご存知ですか?

 広辞苑的に紹介すると、次のようである。

  縁先の水鉢から溢れ出る水を利用した日本独自の音響装置。
  底に穴を開けたカメが伏せてあり、底に溜まった水面に
 滴が落ちた際カメの中に反響する音が琴に似ているため、
 この名前がある。

 で、友人で博識な某住職が、自分の寺の境内に、この水琴窟を自らが造成してしまったのだ。

 滴の反響する音たるや、これはどんな高額の楽器でも敵わぬであろう響きを聞かせてくれる。
 自然が創り出す音響に、正に脱帽。一服の清涼剤であり、卑近な例えだが、耳も心も洗われるという表現しかない。
 ぜひ、ご体験なされんことを。
 
  

VRレンズ

2007-08-05 09:49:27 | Weblog
 最近のカメラ用レンズは、「手振れ軽減機能」付きが主流。ニコンでは、「VR」レンズと呼称している。

 三年前に、VR80~400mmレンズを初めて使用したとき、400mmの手持ちなぞ信じられず、相変わらず三脚に据えて使用していた。
 やがて、手持ちのフランクさに魅せられ、今では十分に信頼できるようになっている。

 D200を入手して丁度一年たった昨日、D200の常用レンズとして使用してきた24~120mmレンズと、めっきり使用頻度の落ちたF4を下取りに出して、VR24~120mmを購入した。先代の24~120mmは、汎用性が高く、ポートレートから列車撮影まで重宝してきた。でも、中古で購入したせいもあって、距離リングが甘く、カメラを下に向けると、たちまちにして距離リングが狂ってしまう。フードもバカでかくて取り回しが良くなかった。

 今度の24~120mmはレンズ自体は少しばかり長いもののスマートで、花びら型のフードもカッコいい。

 列車撮影では、どうしても望遠系のレンズの出番が多いのだが、依頼されてのルポや取材等では、24~120mmで十分。

 さっそく試し撮りに行きたいのだが、台風5号の来襲で雨降りが続いている。
晴れるまで、待つことにしよう。

 

TVに、夏の夜の夢はいらない

2007-08-02 05:55:54 | Weblog
 いつのころからか、夜通し放映という特番をTV局が制作するようになった。

 日テレ系の「24時間TV」、ブジ系の「27時間TV」等である。

 まさかホントに最初から最後まで観続ける人も居ないんだろうが、ならばこそ、このテの番組って、必要なのだろうか。

 時機にあったテーマやチャリティを目玉に据えているようだが、そのことと「終夜放映」の意義とは、別物だろう。

 いずれも夏休み中のことであり、子供たちの夜更かしを助長するタネにもなっているのではないか。

 お正月に、7時間も連続して流される「一大時代劇」も困りモノだ。
 
 自身、観るともなしにTVをつけっぱなしにしている方だから、あまり生意気なことはいえないのだが、「終夜放映」の意義は、どうしても理解できないのだ。
 

迂回運転

2007-08-02 05:37:59 | Weblog
 「うかい」といっても、長良川の鵜飼のことではない。JR(に限らぬが)の「迂回」運転のことである。


 先月の中越沖地震で、北陸線が不通になっていて、東北夏祭りのために設定された、近畿圏からの直通臨時列車が軒並み運転取りやめになっている。

 地震のせいであり止むを得ないのだが、ひとつ気になることがある。

 御存知の通り、旧国鉄時代から現JR時代を通して、路線の不通時対応としての「迂回運転」の定めがあるにも拘らず、近年はほとんど運転されていない。

 例えば、寝台特急「日本海」(大阪~青森)が走る日本海縦貫線において、今回のように柏崎周辺が不通になった場合は、大阪から東海道線~上越線を経由して「迂回運転」されることが既定されているのだ。

 同区間に設定されている貨物列車は、現に迂回運転されて青森まで運行されている(一部、間引きされてはいるが)。

 もっとも、この「迂回運転」の定めは、今のような精密ダイヤを予想していなかった当時に考えられたものだし、たとえ数日間と言えども、所定のダイヤを弄って迂回運転を滑りこませることは、ひと(乗務員)・はこ(車輌)等、これは相当な
手間ヒマが掛ることだろう。

 それでも、多客期の鉄道輸送の需要に応えるためなら、供給サイドも迂回運転等に前向きであるべきなのではなかろうか。

 かつて、夏休みの旅行と言えば、これは鉄道旅行以外には有り得なかった。
飛行機や高速バスが逆立ちしたって、「旅」のイメージでは「鉄道」に敵いっこない。

 路線が不通なんだからしょうがない、と開き直らずに、お得意の効率性を駆使しての迂回運転等での運行再開を期待しておきたい。

台風の季節

2007-08-02 05:04:25 | Weblog
 全国的にようやく梅雨明けしたと思ったら、今度は台風が登場。近年の台風は凶暴なヤツが少なくない。先回の台風4号もそうだった。

 そういえば、今年は台風の数自体は少ない。例年なら、10号くらいにはなっていたはず。先の台風の被害者には失礼だが、台風の世界も少数精鋭になったのか知らん。

 台風は、被害を与える迷惑な自然現象ながら、地域によっては恵みの雨ももたらしている。「恵み」だけを享受して「被害」は御免蒙りたいものだが、なにか良い手立てはないものか。

 発生のメカニズムと進路予想はできているのだから、その進路を修正させることも出来そうな気がするのだが。

 ときに、先日訪れた某神社の境内で、ことし初めて赤とんぼを見つけた。
北国にとって、八月は、すでに「夏の終わり」の季節。旧盆で、久しぶりに親戚や旧友の顔が揃い、墓参の帰り道に見上げる空は高く、イワシ雲が飛んでいたりする。

 台風は、まぎれもなく、「秋」を連れてくるようだ。