酒と鉄道の日々

大好きな酒と趣味の鉄道の話題を絡め、時評・四方山話に酔うコーナー。

TVに、夏の夜の夢はいらない

2007-08-02 05:55:54 | Weblog
 いつのころからか、夜通し放映という特番をTV局が制作するようになった。

 日テレ系の「24時間TV」、ブジ系の「27時間TV」等である。

 まさかホントに最初から最後まで観続ける人も居ないんだろうが、ならばこそ、このテの番組って、必要なのだろうか。

 時機にあったテーマやチャリティを目玉に据えているようだが、そのことと「終夜放映」の意義とは、別物だろう。

 いずれも夏休み中のことであり、子供たちの夜更かしを助長するタネにもなっているのではないか。

 お正月に、7時間も連続して流される「一大時代劇」も困りモノだ。
 
 自身、観るともなしにTVをつけっぱなしにしている方だから、あまり生意気なことはいえないのだが、「終夜放映」の意義は、どうしても理解できないのだ。
 

迂回運転

2007-08-02 05:37:59 | Weblog
 「うかい」といっても、長良川の鵜飼のことではない。JR(に限らぬが)の「迂回」運転のことである。


 先月の中越沖地震で、北陸線が不通になっていて、東北夏祭りのために設定された、近畿圏からの直通臨時列車が軒並み運転取りやめになっている。

 地震のせいであり止むを得ないのだが、ひとつ気になることがある。

 御存知の通り、旧国鉄時代から現JR時代を通して、路線の不通時対応としての「迂回運転」の定めがあるにも拘らず、近年はほとんど運転されていない。

 例えば、寝台特急「日本海」(大阪~青森)が走る日本海縦貫線において、今回のように柏崎周辺が不通になった場合は、大阪から東海道線~上越線を経由して「迂回運転」されることが既定されているのだ。

 同区間に設定されている貨物列車は、現に迂回運転されて青森まで運行されている(一部、間引きされてはいるが)。

 もっとも、この「迂回運転」の定めは、今のような精密ダイヤを予想していなかった当時に考えられたものだし、たとえ数日間と言えども、所定のダイヤを弄って迂回運転を滑りこませることは、ひと(乗務員)・はこ(車輌)等、これは相当な
手間ヒマが掛ることだろう。

 それでも、多客期の鉄道輸送の需要に応えるためなら、供給サイドも迂回運転等に前向きであるべきなのではなかろうか。

 かつて、夏休みの旅行と言えば、これは鉄道旅行以外には有り得なかった。
飛行機や高速バスが逆立ちしたって、「旅」のイメージでは「鉄道」に敵いっこない。

 路線が不通なんだからしょうがない、と開き直らずに、お得意の効率性を駆使しての迂回運転等での運行再開を期待しておきたい。

台風の季節

2007-08-02 05:04:25 | Weblog
 全国的にようやく梅雨明けしたと思ったら、今度は台風が登場。近年の台風は凶暴なヤツが少なくない。先回の台風4号もそうだった。

 そういえば、今年は台風の数自体は少ない。例年なら、10号くらいにはなっていたはず。先の台風の被害者には失礼だが、台風の世界も少数精鋭になったのか知らん。

 台風は、被害を与える迷惑な自然現象ながら、地域によっては恵みの雨ももたらしている。「恵み」だけを享受して「被害」は御免蒙りたいものだが、なにか良い手立てはないものか。

 発生のメカニズムと進路予想はできているのだから、その進路を修正させることも出来そうな気がするのだが。

 ときに、先日訪れた某神社の境内で、ことし初めて赤とんぼを見つけた。
北国にとって、八月は、すでに「夏の終わり」の季節。旧盆で、久しぶりに親戚や旧友の顔が揃い、墓参の帰り道に見上げる空は高く、イワシ雲が飛んでいたりする。

 台風は、まぎれもなく、「秋」を連れてくるようだ。