酒と鉄道の日々

大好きな酒と趣味の鉄道の話題を絡め、時評・四方山話に酔うコーナー。

「盗作」は、芸術家として最も恥ずべきこと

2006-06-06 07:00:16 | Weblog
 友人が写真集を出したことは前に書き込んだ。鉄道路線がターゲットだから、複数の人たちが同じようなアングルでカメラを向けることが、ままある。
 
 それでも、まったく同一の絵はできないものだ。
 シャッターを落とすタイミング、列車の位置、もちろん撮影時の条件の差もある。

 それだけに、自分なりの「視点」が生かされ、作品の妙味が各々にある。

 無論、単純比較することはできぬが、今回の和田ナニガシの、盗作はオソマツ。
 原画を重ねると、寸部の狂いも無いのに、盗作ではない、なんて、突っぱねるのも、和田さん、苦しかったことでしょうね。

 芸術って、真髄は「オリジナリテイ」だと思う。

 それにしても、芸術選奨(この場合の「しょう」って漢字は「賞」じゃないんだね、初めて知りました。和田さんのおかげだ、ありがとう)を授与した文部科学省の役員、とんだ恥を晒しちゃったね。

 国民栄誉賞もそうだけど、古来からの「勲章授与」的発想は、芸術にはなじまないと思う。

 各種の映画賞のように、民間主導でやるべきだし、今回の事件が、そのきっかけになるなら、和田さんの功績? かもね。