コミュニケルーム通信 あののFU

講演・執筆活動中のカウンセラー&仏教者・米沢豊穂が送る四季報のIN版です。

【近況・心境】 永平寺に詣でる

2010-02-07 | Weblog


    
   雪深く静まりており永平寺 

粉雪の舞う寒い日だった。
思い立って、大本山・永平寺に詣でてきた。
境内、伽藍は予想通りの深い雪の中であった。






 
    観音もお寒からずや雪衣

池の水も凍っていた。
観音様は菩薩様。やはりご修行なさっておられるのであろうか・・・。






    門前の賑わいもなく春を待つ

節分、立春も過ぎて、やがてお涅槃。
「涅槃の果ては春」幼き頃、亡き祖母から聞いた言葉だ。

この雪も遠からず消えて、芽吹きの頃を迎える。
その頃に、再び訪ねたいと思いつつ家路についた。




                           (永平寺町から我が町に入る)

木枯らしが窓を打つ。
明朝までに、また雪が降り積むのだろうか。

こんな夜は道元禅師を想う。
また雪深き越後へ流された親鸞を想い、
佐渡へ配流の日蓮を想う。そしてまた、
捨聖(すてひじり)と呼ばれた一遍を思いながらひとり起きている。

やがて日付が変わり、如月も早や7日になろうとしている。


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