Knockin' on heaven's door

NFLとNBAとその他諸々

PO二回戦-1

2015-05-04 20:20:38 | NBA
ドラフト3日目の事や、
読破した本の事も書きたいのだが、
一部始まってしまったPOの事を優先。
ま、2試合だけだし、ぎりぎりセーフって事で。

1回戦の勝ち上がりは、勝敗数は全くだが、
HOU以外は予想どうりの勝ち上がり。
あっさり感もあったりで、物足りなさは感じたが、
いよいよ本番である。

・GS vs MEM
 聖兄弟率いるアウトサイドシューター軍団、
という見せ掛けが、試合でも好影響を及ぼす。
(実際はATLのほうが試合当りの本数では多い)
フェイクで跳ばせて、中に切れ込みイージーショット。

これがどこまで通用するのか、
どこまで引っかかるのか、我慢できるのか。

厄介なのは、カリーだけは
本当に馬鹿ほど入ってしまうからである。

仏陀トンプソンには大きく波があり、
スピード的にもアレンでマッチアップは可能。
カリーにマッチアップできるDFのみが、
MEMには存在しない。

インサイドが強くても、
リバウンドが強くても、
3Pを好きなだけ入れられるのでは、勝てない。

正直、MEM側から見れば
相性は最悪の対戦相手。

ポイントは3つ。

①レイアップ
 カリー以外は並程度のシュート力と思えば、
カリー以外にだけ3Pを打たせておけば、
勝つ確率は格段に上がるはず。
 外に釣られて、パスを放り込まれたり、
切り込んでのレイアップとかは論外。
我慢できるのか、割切れるのかが、
MEMのDFのポイントとなる。

②3rdスコアラー
 ガソル+ランドルフでは、聖兄弟には届かない。
リー、グリーンがどこまでやれるのか。
アレンは、DFで仏陀を抑え、おまけ程度に得点は可能。
コンリーはある程度しか当てに出来ないとなると、
PGの得点には、とても期待できない。

③オフェンスリバウンド+2nd.Cポイント
 DFで高さが生きなくても、
ゴールしたでは収束がきつくても、
ORにはあまり関係が無い。
ガソルとランドルフが、どこまで取れるかが重要であり、
バーンズとグリーンに取らせない事が大事。
せっかく外してくれても、
これを取られると非常に厄介。
勢いが出て、なおさら止めにくいチームに。
仏陀トンプソンにアレンがマッチアップする場合は、
DRがやや弱くなるのが心配。
マッチアップしなければ、乗られてしまう可能性・・・。
リーが攻守でどこまでがんばれるのか、
このシリーズの一番の鍵かもしれない。

上記3点を考慮すると、(すべてMEM目線だが)
もちろん勝ち抜け予想は、MEM4-GS3。

予想も期待も、やるのは勝手だしね。


・HOU vs LAC
 ビバリー抜きで苦しいはずだが、スミスとブリュワーが
POで一気に開眼。
こういう選手がいるチームは強い、
が、優勝できるチームとは思えない・・・。

 LACは、苦戦しながら1回戦突破。
見えてきたのは、リバースのだめさ加減。
デービスも、DFでは期待できない。
ポールの足が心配だが、
一皮剥けたLACがどう立ち向かうのか。

ポイントは4つ。

①インサイド対決
インサイドは、ハワード対ジョーダン。
リーチと体重の分だけハワード優位は、しょうがない。
(ダンカンにも負けていたし)
PFではグリフィンがいる分、圧倒的に優位。
ジョーンズやスミス、カペラでは太刀打ちできないはず。
選手層も、LACは薄いとはいえ
インサイドだけ見れば、HOUよりはまし。
ハワードとジョーダンが五分程度なら、
LACには有利になるのでは。

②ガードのDF
 ハーデン、ブリュワーに、ポール、レディック、ジャマクロ。
打ち合いになると、爆発力のHOU優位。
LACのSGは、いまいち爆発し切れていない。
そのうえ、DFがうまいとは言えない。
控えのリバースは、ザル以下だし。
それでもしつこく止めにいかねば、
HOUには勝てない。
とはいえ、誰が止められるんだろうか・・・。
ここは、リバースHCの手腕に期待って事で。

③ベンチポイント
スミスとブリュワーが、2人で30点以上と
RSより8点近く上乗せサクサク。
ジャマクロしか期待できないLACには、
上回るのは苦しい。
ならば止めるほうに考えをシフトする。
バーンズならば、完封まではいかなくても、
半分弱にまでは落とせるはず。
やっぱり、ブリュワーが・・・。
ここは、ジャマクロの奮起と、
リバースHCの手腕に期待って事で。

④リーサルウェポン
 ここまでほとんど仕事していない人間が、
急に活躍する事を期待する。
HOUではプリ爺かカペラと、層が薄いのが弱点。
LACでは、デービス、リバース、ターコルー。
・・・。
じゃ、リバースに期待って事で・・・、えぇ。


勝ち抜き予想は、LAC4-HOU2。

ポール&グリフィンの覚醒モードに、
チーム全体が乗っかる事に期待する。


・ATL vs WAS
 やや調子を落としたようにも見えるATL。
コーバーの3Pは23/58で39.7%と、
悪くは無いが、スペシャリストといわれる選手の数字ではない。
全員がPO平均でも2桁得点と、
いつもどうりのバスケを意識はしているようだが、
シュートタッチまではコントロール可能なのか。
WASは、ビールとウォールが本調子の一歩手前という感じ。
にもかかわらず、完勝でスィープ。
ピアースが絶好調だが、どこまで維持できるのかが
WASの強さの強弱となる。
つまり、ピアースの調子が悪くても、
弱いチームにならない事が、
WASの強さでもある。

ポイントは2点。

①インサイド+3P
 WASの強力トリオに、ホーフォードとミルサップは
どこまで対応できるのか。
ここの勝負で惨敗するようだと、
外のシュートも確率は落ち、
スィープの危険性まででてくる。

逆に、外が入りまくるから、
インサイドが開くって言う展開が
ATLから言うとベスト。
コーバーの出来が、もう1・2段階
上昇する事ができるのか。

WAS側から言うと、
インサイドは五分で十分。
3Pも、ウォールとビール以外は好調。
後はこの2人のピーク待ちといった感じか。

②ベンチポイント
 ここでも、WAS優位は変わらず。
ポーターやグッデンは少々ではあるが、
RSより得点は上昇。
ATLでは軒並み下落・・・。


当然ながら、勝ち抜き予想は、WAS4-ATL2。
ピアースのピークが、やや早すぎる感もあるが、
インサイドの安定感と、
2枚看板がこの後調子を上げてくると思えば、
負ける事はない、はず。
東のスパーズと言われていたATLにとっては、
SAの1回戦敗退も、縁起の悪い兆候か。
そもそも、あのベンチ層の薄さで
SAと並び称されるのは過大評価。
スターター+シュローダーの奮起以外に、
ATLには方法が無いかも・・・。


・CLE vs CHI
 馬鹿みたいに1回戦からフル稼働レブロン。
アービングはほぼSGとなり、
チームとしてのまとまりは、疑問点。
まとまっているように見えるのは、
レブロンの個人技によるところが、
大多数を占めている。
ラブの離脱も大きく、最悪6thマンとして使えば、
セカンドユニットも強力になったのにと、
勝手に考えていたりする。
JRがはしゃぎすぎて2試合出場停止も痛いはず。
結果的に、1つ負けていたら、
CHI戦は1試合のみの欠場ですんだはず。
無理してスィープして、
いいことがあったんだろうか。

CHIは、いつものごとく満身創痍。
ティボドーは懲りないね。
例年と違うのは、それでも出場できるという事。
心配は、バトラーの疲労。

ポイントは3点。

①1・2戦目
 JRのいない初めの2戦。
空気の読めないJRは貴重な存在で、
押せ押せのときでも平気で3Pを外す事もあれば、
だめだめムードの中で、簡単にシュートも決める。
つまり、レブロンが機能仕様がしまいが、
関係なく好きなように、
取りたいときに得点を取れる可能性を持つ。
レブロンいなけりゃ、機能しませんってやからが多い中、
この役割は貴重な戦力。

CLEは1つ勝てれば上出来だろうし、
CHIは、最低1つ勝たねばならない。
CLEのホームだが、ここで1勝1敗となる事で、
初めて同条件となるはず。
ここで連敗すれば、シリーズは終了。
CHIには、いきなりの山場となり
大きなチャンスにも為りうる。

②レブロンvsバトラー
 レナードがレブロンを止めれたとき、
SAはMIAに完勝した。
 今年になって得点力が上昇したバトラーだが、
DF能力も超一流。
レブロンと対峙して、どこまで押さえ込めるのか。
特にはじめの2戦。
レブロン頼みで攻めてくるのは見えているが、
20点台で押さえ込めれば、勝機が見える。
30点台前半で五分といった評価か。
40点以上とられる場合は、
バトラーが30点以上は得点してほしくなる。
つまりは、レブロンとバトラーで±10点以内にする事が、必須。
ローズ対アービングは、ザル同士なので、
タッチのいいほうが好きなだけ決める事になりそう。
アービング優位だが、ハインリックやスネルなど、
ガードの駒はCHIが優位。
ティボドーに任せておけば、
何かいい作戦でアービングを止める事は、
出来そうな気がする。

重要ではないが、インサイドの争いは
焦点はただ1つ。
トンプソンのオフェンスリバウンド、
これだけである。

2つ以下なら、上出来で、
5つ以上だと、CHIピンチ。
ノアの泥臭さで、どこまでがんばれるか。
ギブソンでもいいけどね。

当然ながら、勝ち抜き予想は、CHI4-CLE2。
1勝1敗の後、ホーム2連勝で
リーチ予想で一発無しよって感じ。
ベンチメンバーの充実度も、圧倒的にCHI。
名前はすごいが、仕事しないやからが多すぎで、
CLEは苦戦するはず。
JR代わりはどうせ、ミラーかジョーンズ。
ミロティッチが当たってくれると、
楽に勝てるんですけどね。

ローズは、PGとしての仕事をしてもらえればいいんだが、
アービングに乗せられ、打ち合う可能性が高い。
で、打ち負ける可能性も高い。
ただ、勝負どころの得点力は、
やはり一級品で、バトラーには足りない部分を補完している。
総合力・チーム力の差ってやつを見せつけ、
完勝していただきたいです。



PO一回戦-8

2015-05-04 18:51:16 | NBA
NFLのドラフトに夢中になっていたが、
気が付けば、POも1回戦全てが終了。
時の流れは、速いもんである。

・CHI vs MIL
 2連敗はしたものの、危なげなくCHIの勝ち抜け。
第6戦はアンテトクンポの退場もあり、
120-66と大差。
CHIとしては、あっさりスィープで休養したかったはずだが、
2戦余分に戦うことに。
プラス要因としては、ハインリックやミロティッチの
怪我人が戻ってきて、試合勘を少し戻せたこと。
6戦目の大差で、ベンチメンバーも
試合に出場できたこと。
次は、イースト本命CLE戦。
楽しみなカードとなる。

MILは、大躍進の1年間を後味の悪い負け方で終わる。
それでも収穫は多く、経験は十分に積めたはず。
足らないもの(シューター)の補完計画は、
HCキッドがいれば、オフシーズンにやってくれると期待はできる。

ウェストほどではないが、
イーストにもガードを止めないと
勝てないチームが存在する。
ディフェンス能力の高いガードの確保も、必要。

ドラフトで行うのか、
外から引っ張ってくるのか、
現有戦力を育てるのか。

オフシーズンになっても、
HCキッドの手腕に期待します。 

・ATL vs BLK
 こちらも2連敗したものの、危なげなくATLの勝ち抜け。
もともとが、勝敗数ほど圧倒的に勝ち進めるチームではない。
(と、個人的には思っている)
重圧に打ち勝ち、普段どうりにプレーできるか、
固くなり、シュートが入らなくなるかで、
このチームの明暗は分かれる。
負けたことが、特に2連敗でタイまで行った事が、
精神的には強く成れた、いい経験だといえる。

とはいえ、次戦はPOになり好調なWAS。
スモールラインナップのATLとしては、
最悪な対戦相手かもしれない。

・LAC vs SA
 もつれにもつれた唯一のカード。
5戦目は、ジョーダンまさかのゴールペンディング・・・。
パーカー、ディアウに対し、ジョーダン、グリフィンで
ゴール下でいいポジションを取っていたにも関わらず、
というところが、いかにも残念。
ホームで落として、正直だめかと思った・・・。
 6戦目は、グリフィンが大爆発。
得点もそうだが、リバウンドの強さと高さ。
ジョーダン以上に、圧倒的。
MIPは当然取れないだろうが、
高いレベルにいるにもかかわらず、
毎年進化するグリフィンには、
個人的にはMIP候補としている。
SAはベリネリとディアウが活躍するも、
この2人がNo.1・2スコアラーになるようでは、
勝ち目は無い、はず。
それでも、4Q最終盤までぎりぎりの戦いに持ち込むあたり、
王者の貫禄と底力。
 7戦目は、1Qから総力戦の様相。
SAはついにグリーンが当たり始め、6/12(3P:3/7)で16P。
しかし、ベンチメンバーから当りが消える。
(それでも、26対22でベンチポイントは上回る)
誤算は、C.ポールとしか言いようが無い。
1Qで足を痛め、一時ロッカーに下がる事に。
ただ、戻ってきてからが鬼のよう。
FG9/13(3P:5/6)で27P。
リバースは何も出来ず、足を引っ張るだけだったが、
デービスとジャマクロもそれなりに活躍。
レディックも、残り5分から2本の3Pを含む14P。
バーンズも、残り3分きってからの3Pを含む17Pで、
決定的なオフェンスリバウンドも取っていた。

ジョーダンは、ハックに苦しみ大活躍とまではいかなかったが、
チームのほぼ全員で接戦に持ち込み、
勝負弱いと言われ続けた(ここでだけかも知らないが)
ポールが最後にきっちり仕事をする。

1回戦から強敵との対戦だったが、
SA相手に競り勝てたことは、とても大きい。
20点差を付けてのスィープなんかよりも、だ。

ポールの足の具合は心配だが、
この戦いを通じて、消耗は否めないが、
確実に大きく成長できたはず。
一皮剥けた予感がする。

SAは、またしても連覇ならず。
一番の誤算は、グリーンの不発もあると思うが、
2位シードを取れなかったこと。
先にDALと戦っていれば、Conf.FでGSと戦うのは、
SAだった可能性が高い。

OTでNYNなんぞに負けた、たった一つの敗戦が、
ポポビッチの計算の狂いはじめの
プロローグだったかもしれない。

また、いまだに39歳のダンカン頼み感が、
ところどころ見え隠れ。
選手を育てるのは、あまりうまくないのかも・・・。
素質を見抜くことは、一級品かもしれない。

ベテランには、早めに引退いただかないと、
本当の意味での世代交代は進まない。

ダンカンとジノビリ。

潮時だと思いますけどねぇ・・・。