Knockin' on heaven's door

NFLとNBAとその他諸々

朱川湊人「かたみ歌」

2015-03-08 17:03:13 | 読書
この作者の本を読むのは、
「白い部屋で月の歌を」に続き2冊目。

著者の紹介欄で気づいたのだが、
前作はホラー文庫。

舞台は昭和40年代の
アカシア商店街とその周辺の町。

ホラーの要素を優しさで包んだような、
不思議なお話の連作集。

後味がいいものから、苦いものまであるのだが、
最後にはきっちりって感じでまとまっている。

世界観が独特で、
地文がうまいのか、
物語の世界に引き込まれる感覚。

他の作品も読んでみたいと思う、
そんな1冊でした。