とやざき農園日誌

浅間山麓(長野県小諸市)で自然農法による農業を行っています
肥料や農薬を施さず自然の養分循環の中で野菜を育てています

タマネギ ようやく本格的に再成長開始

2019年04月29日 | 日記
4月も残り2日。例年なら、冷涼な当地でもそろそろ暖かくなって来る時節ですが、今年は定期的にやってくる寒波が強烈で、平均気温がなかなか上がりません。

寒冷地に適応したニンニク(主産地:青森県)と違ってタマネギは温暖地の作物であるため、ビニールマルチを使用しない当農園の場合、春の再成長が桜開花に合わせて始まる感じです。低温でもたついている間に、周囲のヒメオドリコソウが繁茂して日当たりが悪くなったため、刈って抑えました。


草抑え無しでいけそうな気もしていたのですが、この場所は土手下にあるため、タマネギには土壌水分が多過ぎたようです。タマネギ栽培における許容地下水位は深度40㎝以上とのことなので、段々畑では土手上の区画を選んだ方が良さそうです。昨年はその条件で大きな玉が獲れました。今年の生育はどうなるでしょうか。
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マイナス4℃

2019年04月27日 | 日記
4月下旬にもなって流石にないでしょう~、と油断していましたが、天気予報通り、今朝はマイナス4℃まで下がってしまいました。今年は異例の冷え込みが頻発しています。

4月3日にマイナス7℃まで下がった際に霜害を受けたため、嫌な予感がしていた絹さやエンドウが再びダメージを受けました。かろうじて凍死は免れましたが、脇芽からの出直しになりそうです。


しかし、同じ畝でも良く団粒化して水はけが良い場所は全くの無傷。土が良くないと分かっていながらも強引に播種したのが仇になりました。


レタスやホウレンソウは無事でしたが、霜に弱い大根や春菊が発芽直後に壊滅。播き直しです。桜開花後にここまで冷え込んだのは初めての経験。今年は5月の遅霜もひどそうなので、夏作を慎重に進める必要がありそうです。
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穀雨過ぎ 雨後の春野菜

2019年04月25日 | 日記
昨日は10日ぶりに雨が降りました。桜が咲いて生育適温に入ったものの、土が乾き過ぎてなかなか育たなかった春野菜には恵みの雨です。

この畝は、中央にサニーレタス、側面に西洋ホウレンソウを播いてあります。遠目に見ても野菜の存在が分かる程度に育ってきました。


西洋ホウレンソウの脇には、下草として共生させているオオイヌノフグリやハコベが生えています。昨年までは、草が優勢、野菜は劣勢という状態が多く見られましたが、粘土の活用法を会得したことで、今年は立場が逆転しています。野菜だけが育ち、草は大きくならないため、草抑えをせずとも収穫まで辿り着けそうです。草を除去しなければ、野菜がいなくなった後にグランドカバーとして畝を保護してくれます。
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桜開花

2019年04月19日 | 日記
昨日の20℃超えの暖かさに当たり、畑近隣にある桜の開花が始まりました。散る梅と入れ替わりです。


桜が咲き始めると、朝氷点下になることもなくなり、日中の気温が春野菜に適した15℃~20℃まで上がります。野菜の成長が勢いづいてくれることに期待します。

西洋ホウレンソウ 本葉5枚目が出始め


サニーレタス 本葉3枚目が出始め ※ホウレンソウより耐寒性が弱いため、播種日が同じでも生育はゆっくりです。


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ニンニク

2019年04月17日 | 日記
ジャガイモ(男爵)の後作に植え付けたニンニク。霜で葉先が焼けていることから、もう少し土壌改良が必要と思われますが、まずまずの生育状況です。


この辺りは土手下に位置し、ヒメオドリコソウ(シソ科)の勢力がやや強いことから、地下水位が高めと判断できます。技術資料によれば、地下水位20㎝以下なら影響が出ない作物は、ナス、大豆、トウモロコシ、ニンニク、とのこと。元棚田の土手下(水が溜まりやすい)で何を栽培するか、これまで悩みの種でしたが、大豆(またはナス)とニンニクの二毛作なら悪くなさそうです。
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