とやざき農園日誌

浅間山麓(長野県小諸市)で自然農法による農業を行っています
肥料や農薬を施さず自然の養分循環の中で野菜を育てています

厳冬期を乗り切ったカブ、タマネギ

2019年01月28日 | 日記
大寒から一週間。厳冬期もピークを過ぎ、立春に向けて徐々に気温が上がってきています。マイナス10℃を下回ることはもうなさそうです。
一昨日積もった雪をどけて、防霜シート下から大野紅カブを掘り出しました。


食べられそうな青い葉がまだ残っています。カブが葉付のまま露地越冬できると、葉物が少ない時期なのでとても助かります。


こちらは防霜シート無しのタマネギ。落伍者なく厳冬期を乗り切ってくれたようです。
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厳冬期 水源再調査

2019年01月27日 | 日記
夕暮れから降り始めた雪が夜遅くまで続いたようで、目が覚めると10㎝程積雪がありました。
本日は晴れたものの最高気温が2℃止まり。雪に覆われて最高に冷え切っているタイミングで、柏木水源地のPHがどうなっているか確かめます。
調査ポイントは12月24日と同じ5地点。下流側から測定値をまとめます。(括弧内は12月24日の測定値)

畑脇の農業用水:PH8.48(8.14)※0.34上昇
南ヶ原入り口:PH8.94(8.49)※0.45上昇
水出併用林道入り口:PH8.63(8.21)※0.42上昇
水出林道入り口:PH7.68(7.20)※0.48上昇
柏木水源地:PH7.37(6.74)※0.63上昇

水源地の杉の葉は、幾分枯れているもののまだ青い部分が多く、休眠していないように見えます。中間地点の南ヶ原入り口に向かってPHが上がる傾向は前回と同じだったので、有機酸の影響はこの時期でもまだあると考えられます。


今回の測定では、水源がアルカリ性だったので、山岳のミネラルが地下水に溶け込んでいることが確認できました。
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枯れた夏野菜および夏草のPH(データ追加と再考察)

2019年01月25日 | 日記
本日も更に追加して、夏野菜および夏草の体内PHを測定しました。順に列記します。

<サンプルA:ヨモギの枯れ茎の抽出液>
畑湧水PH7.53にヨモギの枯れ茎を投入
(5分後)7.60(10分後)7.66(20分後)7.72
※弱アルカリ性


<サンプルB:地這いキュウリの枯れツルの抽出液>
畑湧水PH7.56に地這いキュウリの枯れツルを投入
(5分後)7.80(10分後)7.93(20分後)7.98
※弱アルカリ性


<サンプルC:シシトウの枯れ茎の抽出液>
畑湧水PH7.57にシシトウの枯れ茎を投入
(5分後)7.80(10分後)8.00(20分後)8.11
※アルカリ性


<サンプルD:キクイモの枯れ茎の抽出液>
畑湧水PH7.59にキクイモの枯れ茎を投入
(5分後)7.63(10分後)7.68(20分後)7.74
※弱アルカリ性


<サンプルE:アスパラガスの枯れ茎の抽出液>
畑湧水PH7.56にアスパラガスの枯れ茎を投入
(5分後)7.81(10分後)8.04(20分後)8.24
※アルカリ性


<サンプルF:フキの枯れ茎の抽出液>
畑湧水PH7.57にフキの枯れ茎を投入
(5分後)7.61(10分後)7.62(20分後)7.62
※弱アルカリ性


<サンプルG:ハキダメギクの枯れ茎の抽出液>
畑湧水PH7.58にハキダメギクの枯れ茎を投入
(5分後)8.19(10分後)8.60(20分後)8.86
※アルカリ性


<サンプルH:イヌホオズキの枯れ茎の抽出液>
畑湧水PH7.54にイヌホオズキの枯れ茎を投入
(5分後)7.88(10分後)8.28(20分後)8.83
※アルカリ性


20分経過後の抽出液PH値を以下にまとめます。備考(※の記述)は、その植物の生育に適していると考えられる土壌の性質など。

イネ科:黄モチモロコシ(7.60)※腐植が多く、水もちが良い土壌
野草キク科:フキ(7.62)※半日陰を好み、乾燥に弱い
雑草イネ科:エノコログサ(7.70)※腐植が少なく、水はけが悪い土壌(人間の手が入った痩せ地)
野草キク科:ヨモギ(7.72)※半日陰を好み、乾燥に弱い
キク科:キクイモ(7.74)
シソ科:青ジソ(7.76)※半日陰を好み、乾燥に弱い
雑草イネ科:ススキ(7.80)※湧水地帯(多湿黒ボク土)
雑草ヒユ科:アカザ(7.87)※腐植が少なく、すぐに乾く土壌(人間の手が入った痩せ地)
雑草イネ科:メヒシバ(7.91)※腐植が少なく、すぐに乾く土壌(人間の手が入った痩せ地)
ウリ科キュウリ属:地這いキュウリ(7.98)
雑草キク科:ブタクサ(8.04)※腐植が多く、やや水もちが良い土壌(黒ボク土)
マメ科:穂高インゲン(8.07)
ナス科:シシトウ(8.11)※これ以上のPHは、黒土?(腐植がほどほどで、水もち・水はけのバランスが夏野菜に丁度良い)
ナス科:ナス(8.14)
マメ科:大豆(8.15)
キジカクシ科:アスパラガス(8.24)
アオイ科:モロヘイヤ(8.26)
ナス科:トマト(8.41)
ウリ科カボチャ属:西洋カボチャ(8.77)
雑草ナス科:イヌホオズキ(8.83)
雑草キク科:ハキダメギク(8.86)※秋冬作において、これの草勢が強い畝では大根、カブなどの生育が悪い
アオイ科:オクラ(8.92)※これ以上のPHは、ひび割れ粘土?(よく乾き、スメクタイト型の粘土質が多い)
ウリ科カボチャ属:ズッキーニ(10.03)

夏野菜および夏草の測定は、ひとまずここまでとしたいと思います。
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枯れた夏野菜および夏草のPH

2019年01月24日 | 日記
夏野菜全般に関して知見を得るため、本日も追加でPH測定を行いました。夏草についても何種か測ってみました。とりあえず列挙します。

<サンプルA:モロヘイヤの枯れ茎の抽出液>
畑湧水PH7.57にモロヘイヤの枯れ茎を投入
(5分後)7.80(10分後)7.98(20分後)8.26
※アルカリ性


<サンプルB:黄モチモロコシの抽出液>
畑湧水PH7.57に黄モチモロコシの枯れ茎を投入
(5分後)7.59(10分後)7.62(20分後)7.60
※弱アルカリ性


<サンプルC:ススキの枯れ茎の抽出液>
畑湧水PH7.56にススキの枯れ茎を投入
(5分後)7.73(10分後)7.74(20分後)7.80
※弱アルカリ性


<サンプルD:メヒシバの枯れ茎の抽出液>
畑湧水PH7.54にメヒシバの枯れ茎を投入
(5分後)7.74(10分後)7.82(20分後)7.91
※弱アルカリ性


<サンプルE:青ジソの枯れ茎の抽出液>
畑湧水PH7.56に青ジソの枯れ茎を投入
(5分後)7.64(10分後)7.71(20分後)7.76
※弱アルカリ性


<サンプルF:アカザの枯れ茎の抽出液>
畑湧水PH7.54にアカザの枯れ茎を投入
(5分後)7.68(10分後)7.78(20分後)7.87
※弱アルカリ性


<サンプルG:エノコログサの枯れ茎の抽出液>
畑湧水PH7.53にエノコログサの枯れ茎を投入
(5分後)7.62(10分後)7.66(20分後)7.70
※弱アルカリ性


昨日までのデータと合わせてみます。20分経過後のPH値です。

イネ科:黄モチモロコシ(7.60)※水もちが良く、腐植の多い土壌
雑草イネ科:エノコログサ(7.70)※水もちが良く、腐植の少ない土壌(人間の手が入った痩せ地)
シソ科:青ジソ(7.76)※水路際でよく育つ
雑草イネ科:ススキ(7.80)※湿地(多湿黒ボク土)
雑草ヒユ科:アカザ(7.87)※やや水はけが良く、腐植の少ない土壌(人間の手が入った痩せ地)
雑草イネ科:メヒシバ(7.91)※やや水はけが良く、腐植の少ない土壌(人間の手が入った痩せ地)
雑草キク科:ブタクサ(8.04)※やや水はけが良く、腐植の多い土壌(黒ボク土)
ツル性マメ科:穂高インゲン(8.07)
樹木性マメ科:大豆(8.15)※これ以上のPHは、黒土?(水はけが良く、腐植がほどほど)
樹木性ナス科:ナス(8.14)
アオイ科:モロヘイヤ(8.26)
ツル性ナス科:トマト(8.41)
ツル性ウリ科:西洋カボチャ(8.77)※これ以上のPHは、ひび割れ粘土?(よく乾き、スメクタイト型の粘土質が多い)
アオイ科:オクラ(8.92)
矮性ウリ科:ズッキーニ(10.03) ※矮性=短いツル性

並べて比較した結果、各野菜に要求される土質がかなり見えてきたように思えます。
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枯れた夏野菜のPH

2019年01月23日 | 日記
本日も各種野菜のアルカリ集積度を調べます。3日前にナスとトマトの枯れた枝茎を調べましたので、その他の夏野菜についても計測し、何らかの法則性があるか考えてみます。

先ず、野菜に入る前に、基準データとしてブタクサを再測定します。夏場に最もよく育つ草なので、この地域の土壌(黒ボク土)への適合度が最も高いと言えます。
<サンプルA:ブタクサの枯れ茎の抽出液>
畑湧水PH7.53にブタクサの枯れ茎を投入
(5分後)7.77(10分後)7.87(20分後)8.04
※アルカリ性。1月19日のデータと変わらず。


次は、支柱栽培している穂高インゲンです。穂高インゲンはモロッコインゲンの原種だそうです。
<サンプルB:穂高インゲンの枯れツルの抽出液>
畑湧水PH7.52に穂高インゲンの枯れツルを投入
(5分後)7.76(10分後)7.91(20分後)8.07
※アルカリ性


ブタクサにかなり近い値です。インゲンを野生で育てるなら何かに絡みつかせる必要があるので、ブタクサのような背の高い草との相性が良いということでしょうか。

続いて、同じ豆科でも、ツルが伸びず樹木性である大豆を調べます。
<サンプルC:大豆の枯れ茎の抽出液>
畑湧水PH7.52に大豆の枯れ茎を投入
(5分後)7.72(10分後)7.95(20分後)8.15
※アルカリ性


ブタクサよりも0.1高く、ナスの値(PH8.14)に近い値です。0.1の差異が樹高(ブタクサは高く、ナスおよび大豆は低い)に関係するのかどうか微妙なところです。PH8.5程度の農業用水を使って、値をもう少し正確に定める必要がありそうです。

次はオクラです。オクラ栽培は毎年うまくいっていませんが、PHからその原因が分かるのを期待。
<サンプルD:オクラの枯れ茎の抽出液>
畑湧水PH7.53にオクラの枯れ茎を投入
(5分後)8.33(10分後)8.59(20分後)8.92
※高いアルカリ性


枯れ茎を投入した途端にPHが急上昇し、大変驚きました。ブタクサ(PH8.04)とこれだけの差があると、何らかの意味があると考えざるを得ません。

次は西洋カボチャです。
<サンプルE:西洋カボチャの枯れツルの抽出液>
畑湧水PH7.47に西洋カボチャの枯れツルを投入
(5分後)7.83(10分後)8.34(20分後)8.77
※高いアルカリ性


オクラより若干低いですが、豆科やナス科よりも明らかに高い値です。オクラ、カボチャの共通性は何でしょうか。

最後にカボチャの仲間のズッキーニを調べます。
<サンプル:ズッキーニの枯れツルの抽出液>
畑湧水PH7.55にを投入
(5分後)9.72(10分後)9.93(20分後)10.03
※かなり高いアルカリ性


予期せぬ値に一瞬目を疑いました。枯れてツルがかなりボロボロになっていたので、体内に閉じ込められていたアルカリが一気に溶け出たようです。他の野菜もしっかり枯れれば、より高い値が出るのかもしれません。

それでは、先日測ったナス科(ナス、トマト)も含めて、20分経過後のPH値をまとめてみます。

キク科:ブタクサ(8.04)
ツル性豆科:穂高インゲン(8.07)
樹木性豆科:大豆(8.15)
樹木性ナス科:ナス(8.14)
ツル性ナス科:トマト(8.41)
ツル性ウリ科:西洋カボチャ(8.77)
アオイ科:オクラ(8.92)
矮性ウリ科:ズッキーニ(10.03) ※矮性=短いツル性

高いアルカリ性が計測された野菜の共通性を挙げるとすれば、茎やツルに、トゲもしくは毛状の突起がある点が最初に思いつきます。トゲや毛はケイ酸を主成分とするガラス質繊維ですので、昨日、白菜について考えたのと同様に、「ケイ酸を運搬するためのアルカリの関与」が濃厚であると言えます。植物がガラス質突起を身にまとうのは、乾燥気味の気候条件下で効率良く水分を集めるためです。
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