とやざき農園日誌

浅間山麓(長野県小諸市)で自然農法による農業を行っています
肥料や農薬を施さず自然の養分循環の中で野菜を育てています

白菜貯蔵

2015年11月30日 | 日記
寒さがいよいよ厳しくなってきたので、強い霜に当たって凍みない内に白菜を引き上げました。今年は畝を立てたことで軒並み生育が良く、想定よりも多くの白菜が結球してくれました。自宅の貯蔵場所に収容し切れず、やむなく当座の出荷分を畑の道具小屋に仮積みしています。



つるっとした葉を持つ小松菜やカブと異なり、大根や白菜は毛羽立った葉に特徴があります。これは乾燥地に適応した結果で、毛によって表面積を増やし朝露をより多く集めます。また、直根を深く伸ばし、地下水位が低くても水を吸い上げることができます。しかし、水はけの悪い畑ではこの能力が仇になり、水の取り込み過ぎで根が裂けたり、体液がだぶついてカビやカメムシ、アブラムシなどの病虫害に冒されたりします。

今年から順次進めている畝立てによって団粒化層に厚みが出てくれば、水はけがよくなり大根や白菜が健全に生育しやすい環境になるのではないかと期待しています。
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大根抜き

2015年11月25日 | 日記
本日は朝から強く冷たい東風が吹き続け、最高気温が4℃までしか上がりませんでした。これまでのところ、氷点下の冷え込みが無い暖かな十一月でしたが、二十四節気の小雪を過ぎていよいよ冬の寒さが迫ってきました。

連日氷点下が続くと肩が凍みてしまう恐れがあるため、漬物用や貯蔵用に大根を抜き始めました。今年は高めに畝を立てたので、しっかり育ってくれました。

沢庵漬け用の白首長太宮重大根 ※長さ40cm~50cm程


打木源助大根(貯蔵用)


元棚田で地下水位が高い場所が多い当農園では、根を深く張れなくてもよく育つ短太の源助大根を重宝しています。
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