とやざき農園日誌

浅間山麓(長野県小諸市)で自然農法による農業を行っています
肥料や農薬を施さず自然の養分循環の中で野菜を育てています

多湿黒ボク土 土壌層位

2022年12月11日 | 日記
自宅近くの休耕地で宅地転用の工事が行われていました。土砂流出防止のコンクリート壁を構築するものと思われますが、深さ150cmくらいまで掘り返されていたので、この辺りに分布する多湿黒ボク土の詳細な土壌層位を確認出来ました。


多雨気候帯では、土壌のミネラル成分が雨水中の炭酸によって溶脱し沈降する為、黒い表層(A層:腐植質:~50cm)、灰黄色の溶脱層(E層:ガラス質:50~100cm)、赤色の集積層(B層:粘土質:100cm~)と言う土層の分化が現れます。


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大雪 過ぎ

2022年12月09日 | 日記
二十四節気の「大雪」を過ぎました。北海道や東北では積雪が増しているようですが、内陸に位置する当地の場合、12月と1月は良く晴れて土が乾燥します。北の浅間山や、南の八ヶ岳、蓼科山にもほとんど雪が無く、舞い上がる砂塵によって上空が霞んでいます。






朝方は氷点下、日中も10℃に届かない冷え込みが続いていますが、乾いた中性土壌では地温が上がりやすいので、オオイヌノフグリの青い花がそこかしこで咲いています。


タマネギ畝の脇では、10月下旬蒔きの春採りホウレンソウが生育中。幼苗期は耐寒性が強いので、双葉が落ちない大きさを維持して冬を越させます。


11月下旬に蒔いた分も、低温に耐えながら芽を出しました。
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冬本番

2022年12月03日 | 日記
冬本番を迎え、今朝はマイナス5.5℃まで冷え込みました。

霜に弱い白菜は昨日取り込みを済ませましたが、キャベツ、カブ、大根には、もうしばらく防霜シートの下で耐えてもらいます。






葉に厚みのあるタマネギとソラマメは耐寒性が強いようで、掛け物無しでもまだまだ余裕の表情です。




葉の薄いレタス(サニー、サンチュ、ロメインの3種)とエンドウは霜焼けが目立って来たため、越冬に向けてそろそろ防霜シートを掛けてやります。






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