日々呟く。

とうとよ/清貧の独り言。

潰れることすらできない。

2008年03月08日 23時57分27秒 | 司書日記
コメントの返信を記事でやってしまいます。


突っ走るな、代わりは居ない?
頑張り過ぎて自滅する奴は使えない?

そんなこと、言われなくても分かってるのです。
ここで私が潰れても、何かの保険があるわけでもないし、代わりに誰かが仕事をやってくれるわけでもない。

こんなところで潰れても、私にも、うちの図書館にも何の得もありません。
そんなことは分かってる。


だけど、私にはできないのです。
突っ走る以外のことが。

今現在、私がやっていることは、すべて必要だと思っていることです。
それも、高いレベルではない。

最低限、図書館としてやるべきことだと思うことの…ほんの一部をやっているだけ。
そして、それすらまともにできていないのです。

この状態で、何を緩めろというのか。
最低限もできてない状態で、何を緩めろというのか。

もう、なにも緩めるべき所はないのです。
なにも、省けるところはないのです。

図書館であり続けることを目指すのであれば。


メカニズム?
そんなことは簡単です。

その、図書館として最低限の仕事をするにも、必要なものが足りていない。
うちの児童数が生み出す作業量を、こなせるだけの条件が揃っていないのです。

うちの図書館はアナログで、環境的にも最悪、過去のツケも溜まってきていて、そろそろ限界。
それなのに、そこに関わる人間は、学校司書一人だけ。
あとはいてもいないのと同じ。

そういって理由をつけるのは簡単です。

でも、違う。
何より足りていないのは、司書の能力なのです。

能力不足を補う方法は、気力と体力しかない。
許される限りの、あらゆる手段を使っていくしかない。


でも、まだ足りていないものがある。
それは私の覚悟。

そんなこと言いながら、まだまだできていないことが沢山ある。
あらゆる手段を使うと言い切るなら、やってしかるべき様々なことが。

あいかわらず、人間関係の構築はできないし、休日をすべて投げ出すこともできない。
残業だって、やろうと思えばまだまだできる。
終電で帰ったことはないのですから。

まだまだ、本気で突っ走ってはいないのです。

だから大丈夫。
本気になれないのら、潰れることもない。
本気でやれば、もっともっと頑張れるはずなのです。

だけど、私にはできない。
できていない。
だから大丈夫、私は潰れません。



もちろん、普通に考えるのなら、定時には帰るべきで、休日はあくまで休日であるべきなのですが…、そんなことやってたら、うちの図書館は、図書館でなくなってしまいます。
それをできるほど、私の能力は高くない。

結局、私の理想に対して、能力がついてきてないだけなのです。


まあ、もともと、図書館に求められているものは、その条件で十分賄えるぐらいのものしかないのかもしれないですけどね。

半分素人の司書が、一人で、現状のシステムを使って、定時に帰っても運営できるぐらいの図書館。

…でも、それは、すでに図書館じゃないですよ。
きっと、その条件で運営して、できあがる図書館は、ただ単に、紙の束が重ねてあるだけの物置にしかならないです。


私は、それじゃ嫌なのです。
それだけ。

だから、何もかも無視して突っ走っている。
それだけのこと。


でも、それすら中途半端にしかできないのです。

だから大丈夫。
中途半端なのだから、潰れるわけがない。