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学校の図書館の人。

2006年03月28日 22時23分46秒 | 司書講習後日譚
学校司書。
私はこれからそう呼ばれる存在になることは、昨日述べたところです。

この学校司書という存在について、今日は書いて行きたいと思います。

学校司書を語るには、その存在場所である、学校図書館について書かねばならないでしょう。

学校図書館。
学校図書館法により、全国の小・中・高等学校にその設置が義務付けられた図書館です。
この法律では、学校図書館が、学校教育において欠くことのできない基礎的な施設であると述べています。

そして、その欠くことのできない施設には、当然人が必要です。
その点についても、上記法律で規定されています。
学校には、学校図書館の専門的職務を掌らせるため、司書教諭を置かなければならないと。

司書教諭。
普通の司書とは違い、教員免許を持ち、さらに図書館学を学ぶことにより得られる資格です。
図書館のことが分かる先生って所でしょうか。

学校図書館には、この司書教諭を配置することが義務付けられています。
この司書教諭が、学校図書館の運営管理を任されている存在なのです。

ですが、この司書教諭。
普段は先生の仕事をされていることがほとんどなようです。
兼任で図書館の仕事も任されている。

先生の仕事をしながら図書館の仕事もする。
これは結構大変なことだと思われます。

ということで、どうしても図書館の方が疎かになる。
そんな事が多いようです。
もちろん、どちらの仕事も一生懸命なされている上で仕方なく…なのでしょうけど。


しかし、それでは、学校に欠かすことのできないとまで言われている図書館の運営が立ち行かなくなってしまいます。

そこで、司書教諭以外に、誰か他に人を置いておこうと言う話になる。
そうやって置かれているのが学校司書と呼ばれる存在なのです。

司書教諭と協力し、学校図書館を管理運営するお仕事です。
学校司書を置くことで、常に図書館に人がいる状態を作ることができます。


ですが、この学校司書。
先ほどの学校図書館法では、一言も触れられていない存在です。
「学校司書」という呼び名でさえ、特に呼び名が定まっていない、この存在に、便宜上というか、慣例上というか、とりあえずつけた名前でしかありません。

もちろん、その設置は義務付けられていません。
設置している学校では、独自にその人を雇うためのお金をどこからか捻出して雇うことになります。
その為、臨時職員とか、嘱託職員とか、立場も非常に曖昧であることが多いのです。

中には、正規職員として学校司書を設置している自治体もあるようですが。
やはりその数はあまり多くないようです。



で、私はそんな学校司書になるのです。
今回も臨時職員というお話でした。

が、この臨時職員というのが、学校司書の通例となっている、その臨時職員ってことなのか、それとも、別に学校司書はいて、その上での臨時職員ってことなのか、それはまだ良く分かっていません。

…この時期まで来て分かっていないこと多すぎなのですが。


なお、今書いたことは、主に私の知識を元に書いています。
一応確認しながら書いている部分はありますが、全てを資料の裏付けに基づいて書いているわけではありません。

まあ、私の知識の源が何かの資料であることは間違いないのですが、一旦私の頭を経由していますので、いろいろ歪んでいる可能性があります。

不足な点、間違っている点などありましたら、申し訳ありません。


で、今日書いたことじゃ、一体学校司書がどんな仕事をするのか、その内容についてはサッパリわからなかったり…。