原古賀町年次総会成立
昨日原古賀町年次総会が執り行われました。昨年10月
重粒子線がん治療施設問題で臨時総会が開かれ、結果と
して「流会」という議長の宣言でその日幕を閉じました。そ
ういうこともあって昨日の総会はどうなることかと心配して
いたところでした。結論は立石議長の議事裁きの的確さも
あって議事は成立し、原古賀町の運営が22年度も引き続
き出来ることとなり安堵を覚えたところです。
重粒子線がん治療施設問題
3時間に渡っての総会となったのはやはり重粒子線がん
施設問題に多くの時間を費やされたからに他なりません。
原古賀町が二つに分かれているのでは決してありませんが
、重粒子線がん治療施設導入にあたる問題点を指摘する
意見、県や市からの説明会を重ね安全性に関しては容認
すべきとの執行部の見解、臨時総会を流会とした際の手続
きに異を唱える意見、議長を引き受ける際に採決を採らず
幅広い意見を集めて協議会を開くとの約束が臨時総会を求
めたリーダーとの間であったから議長を引き受けたとの臨時
総会議長の答弁、並びに書面表決権(通常の委任状はとら
れず、これを委任状として誤解された人も多くいたようです)
を流会後焼却処分した執行部の理由説明などそれぞれの
正義感に基づき討論されました。結論には至らず、それぞれ
不満の残るところはあったかもしれませんが、原古賀町を思
う気持ちには違いはなく立派な総会であったと思います。
ところで、区長さんが討論のやり取りの中で、そもそも重粒
子線がん治療施設は原古賀町の事業ではありませんと発
言されたのは今回の問題を解決するためには大変重要な
発言であったと思います。また別の機会に地権者代表者が
土地は私有財産だから土地の利用計画に地権者の意思を
尊重させていただきたい旨発言されたこともありました。
県、市への要望から原古賀町内での問題へと変質
ところで、重粒子線がん治療施設建設においては佐賀県が
企画し鳥栖市が誘致に乗り出し、鳥栖市が主導する新鳥栖
駅西区画整理事業でそれに合わせた整備に取組んでおり、
それを地権者が容認するという図式になります。
私が思うに、重粒子線がん治療施設はそもそも原古賀町の
事業でも何でもないから原古賀町が誘致に積極的かのごと
き外観を取る必要は全くありませんでした。原古賀町は中立
であり、重粒子線がん治療施設と近隣住民との相隣関係問
題であります。当初の原古賀町での説明会では住民の疑問
不安を直接責任をもって答えられる方に説明してもらう趣旨
で開かれたところであります。これは私が区長さんに重粒子
線がん治療施設の構造及び問題点注意点を説明しそれじゃ
説明会を開いて聞いてみようと言われた経緯からして間違い
ありません。しかし、原古賀町班長会で区長さんが重粒子線
がん治療施設に賛成ですと発言してから一挙に状況は変わ
ってしまいました。私にも賛成してもらわないと困ると急に言
われました。後になって区長さんから聞いたところによると、
元市議から賛成しないと大変なことになると班長会の前に
電話があったからだったようです。
再度原点へ戻れるのか
今回の原古賀町総会では原点に返ったような気がしました。
重粒子線がん治療施設は原古賀町の事業ではなく原古賀
町が事業を推進しているとは思っていないこと。原古賀町区
長としては住民の不安疑問に答えるため、何度も説明会を
重ねその任務は尽くしたと考えていること。
私はそれ以上のことを原古賀町に解決するよう仕向けても
何ら選択肢がない中で限界があることを改めて強く思ったと
ころです。
市議会での一般質問
私は三つの選挙公約を掲げ広く鳥栖市民に訴え鳥栖市議
会選挙に臨み当選することが出来たものの、私はこうした
地元の背景を背負っているのも事実です。何とかしなくては
との思いから議員に与えられた職務の一つとして一般質問
に2度臨みました。議会には議会のルールがありそれに従う
ことは議員として当然の責務です。議会で質問するためには
質問要旨の通告を答弁者へしなければなりません。そして
質問に対して答弁する義務が通常執行部にはあります。ル
ールには通告した事項に関連した質問は出来る旨記載され
ています。そこで昨年12月議会で橋本市長に一問一答方
式で事前通告事項の関連質問としてその場で答えられるよ
うな簡単な質問をしたところ見事に無視され沈黙の時間が
しばらくありました。また、今回3月議会で事前の聞き取り
という執行部との討論でかなり内容的にお互いの見解を詰
めた後、総括方式により事前通告事項の関連質問として2
回目の質問として監査委員と橋本市長にご本人でなければ
答えられない質問をしたところ、またしても答弁整理の為に
議事がストップしてしまいました。後から聞くところによると
誰がどのような内容を何回目に答弁するか予め書面決済
される慣例であるとのことでした。
議長室で
議長室で議長始め7人の方から質問を取り消すようかなり
の時間説得されましたが、こんな質問も出来ないのであれ
ば議会は全くの儀式と化し市民の為に本来論じる必要が
あることを論じるのはどこですればいいのかと一人いきまい
ていました。しかし、議長からあなたの言うことも一理ある
と言っていただき、長年の慣行だということで私一人突出
するのもどうかと思い、次回からは執行部の聞き取り段階
から絶対に譲らないということを話して議会を再開していた
だきました(今回執行部の聞き取り自体にそもそも問題が
あり、最初の聞き取りもかなり時間を置いてなされ、一回
目の答弁が出揃うのが一般質問前日(金曜日)午後4時
過ぎという有様でした)。
再開時は取り消す必要はないとの信念のもと、再質問を
一部取り下げると私が発言し議事進行していただきました。
県議会、市議会の役割とは
私は、先の原古賀町の問題は本来重粒子線がん治療施
設を企画した佐賀県をチェックする佐賀県議会及び誘致を
強力に推し進める鳥栖市をチェックする鳥栖市議会で正々
堂々と論じるべきであると思います。原古賀町でその良し
悪しを論じるにはそもそも不適当です。
私は質問した後、同僚議員に浅野内匠頭のような田舎侍
ですいませんと殿中での仕来りをわきまえず、結果として
議事が止まったことをお詫びしました。
しかし、私は鳥栖市議会の議事運営もルールそのものが
おかしいと思います。今の議会人にのみにその非を責める
つもりはありません。鳥栖市議会は空転議会で新聞沙汰
に長らくなっていました。その詳細はわかり解りませんが、
きっとそのあたりに言質をとられないようにとの過剰防衛
反応が執行部に出てしまっているのではないでしょうか。
区の総会が民主主義の砦?
私は原古賀町総会に参加して短時間の間に事の本質が
自明となった議長の統制の利いた議事進行の中で自由
闊達な議論がなされたことを誇りに思います。
昨日原古賀町年次総会が執り行われました。昨年10月
重粒子線がん治療施設問題で臨時総会が開かれ、結果と
して「流会」という議長の宣言でその日幕を閉じました。そ
ういうこともあって昨日の総会はどうなることかと心配して
いたところでした。結論は立石議長の議事裁きの的確さも
あって議事は成立し、原古賀町の運営が22年度も引き続
き出来ることとなり安堵を覚えたところです。
重粒子線がん治療施設問題
3時間に渡っての総会となったのはやはり重粒子線がん
施設問題に多くの時間を費やされたからに他なりません。
原古賀町が二つに分かれているのでは決してありませんが
、重粒子線がん治療施設導入にあたる問題点を指摘する
意見、県や市からの説明会を重ね安全性に関しては容認
すべきとの執行部の見解、臨時総会を流会とした際の手続
きに異を唱える意見、議長を引き受ける際に採決を採らず
幅広い意見を集めて協議会を開くとの約束が臨時総会を求
めたリーダーとの間であったから議長を引き受けたとの臨時
総会議長の答弁、並びに書面表決権(通常の委任状はとら
れず、これを委任状として誤解された人も多くいたようです)
を流会後焼却処分した執行部の理由説明などそれぞれの
正義感に基づき討論されました。結論には至らず、それぞれ
不満の残るところはあったかもしれませんが、原古賀町を思
う気持ちには違いはなく立派な総会であったと思います。
ところで、区長さんが討論のやり取りの中で、そもそも重粒
子線がん治療施設は原古賀町の事業ではありませんと発
言されたのは今回の問題を解決するためには大変重要な
発言であったと思います。また別の機会に地権者代表者が
土地は私有財産だから土地の利用計画に地権者の意思を
尊重させていただきたい旨発言されたこともありました。
県、市への要望から原古賀町内での問題へと変質
ところで、重粒子線がん治療施設建設においては佐賀県が
企画し鳥栖市が誘致に乗り出し、鳥栖市が主導する新鳥栖
駅西区画整理事業でそれに合わせた整備に取組んでおり、
それを地権者が容認するという図式になります。
私が思うに、重粒子線がん治療施設はそもそも原古賀町の
事業でも何でもないから原古賀町が誘致に積極的かのごと
き外観を取る必要は全くありませんでした。原古賀町は中立
であり、重粒子線がん治療施設と近隣住民との相隣関係問
題であります。当初の原古賀町での説明会では住民の疑問
不安を直接責任をもって答えられる方に説明してもらう趣旨
で開かれたところであります。これは私が区長さんに重粒子
線がん治療施設の構造及び問題点注意点を説明しそれじゃ
説明会を開いて聞いてみようと言われた経緯からして間違い
ありません。しかし、原古賀町班長会で区長さんが重粒子線
がん治療施設に賛成ですと発言してから一挙に状況は変わ
ってしまいました。私にも賛成してもらわないと困ると急に言
われました。後になって区長さんから聞いたところによると、
元市議から賛成しないと大変なことになると班長会の前に
電話があったからだったようです。
再度原点へ戻れるのか
今回の原古賀町総会では原点に返ったような気がしました。
重粒子線がん治療施設は原古賀町の事業ではなく原古賀
町が事業を推進しているとは思っていないこと。原古賀町区
長としては住民の不安疑問に答えるため、何度も説明会を
重ねその任務は尽くしたと考えていること。
私はそれ以上のことを原古賀町に解決するよう仕向けても
何ら選択肢がない中で限界があることを改めて強く思ったと
ころです。
市議会での一般質問
私は三つの選挙公約を掲げ広く鳥栖市民に訴え鳥栖市議
会選挙に臨み当選することが出来たものの、私はこうした
地元の背景を背負っているのも事実です。何とかしなくては
との思いから議員に与えられた職務の一つとして一般質問
に2度臨みました。議会には議会のルールがありそれに従う
ことは議員として当然の責務です。議会で質問するためには
質問要旨の通告を答弁者へしなければなりません。そして
質問に対して答弁する義務が通常執行部にはあります。ル
ールには通告した事項に関連した質問は出来る旨記載され
ています。そこで昨年12月議会で橋本市長に一問一答方
式で事前通告事項の関連質問としてその場で答えられるよ
うな簡単な質問をしたところ見事に無視され沈黙の時間が
しばらくありました。また、今回3月議会で事前の聞き取り
という執行部との討論でかなり内容的にお互いの見解を詰
めた後、総括方式により事前通告事項の関連質問として2
回目の質問として監査委員と橋本市長にご本人でなければ
答えられない質問をしたところ、またしても答弁整理の為に
議事がストップしてしまいました。後から聞くところによると
誰がどのような内容を何回目に答弁するか予め書面決済
される慣例であるとのことでした。
議長室で
議長室で議長始め7人の方から質問を取り消すようかなり
の時間説得されましたが、こんな質問も出来ないのであれ
ば議会は全くの儀式と化し市民の為に本来論じる必要が
あることを論じるのはどこですればいいのかと一人いきまい
ていました。しかし、議長からあなたの言うことも一理ある
と言っていただき、長年の慣行だということで私一人突出
するのもどうかと思い、次回からは執行部の聞き取り段階
から絶対に譲らないということを話して議会を再開していた
だきました(今回執行部の聞き取り自体にそもそも問題が
あり、最初の聞き取りもかなり時間を置いてなされ、一回
目の答弁が出揃うのが一般質問前日(金曜日)午後4時
過ぎという有様でした)。
再開時は取り消す必要はないとの信念のもと、再質問を
一部取り下げると私が発言し議事進行していただきました。
県議会、市議会の役割とは
私は、先の原古賀町の問題は本来重粒子線がん治療施
設を企画した佐賀県をチェックする佐賀県議会及び誘致を
強力に推し進める鳥栖市をチェックする鳥栖市議会で正々
堂々と論じるべきであると思います。原古賀町でその良し
悪しを論じるにはそもそも不適当です。
私は質問した後、同僚議員に浅野内匠頭のような田舎侍
ですいませんと殿中での仕来りをわきまえず、結果として
議事が止まったことをお詫びしました。
しかし、私は鳥栖市議会の議事運営もルールそのものが
おかしいと思います。今の議会人にのみにその非を責める
つもりはありません。鳥栖市議会は空転議会で新聞沙汰
に長らくなっていました。その詳細はわかり解りませんが、
きっとそのあたりに言質をとられないようにとの過剰防衛
反応が執行部に出てしまっているのではないでしょうか。
区の総会が民主主義の砦?
私は原古賀町総会に参加して短時間の間に事の本質が
自明となった議長の統制の利いた議事進行の中で自由
闊達な議論がなされたことを誇りに思います。