野田順康 

つぶやき

九州大学伊都キャンパス

2019-02-08 23:26:04 | Weblog
九大の国内外部評価委員会(決断科学)があったので、伊都キャンパスまで行って来ました。大学自体は昨年10月に完成しているので立派な佇まいをしていますが、この移転事業を評価するには、筑波研究学園都市の事例を見ても分かる通り、これから50年位はかかると思います。
筑波の場合は国家事業で、2兆円以上の国費が投じられていますが、九大の場合は箱崎キャンパス等の土地を売りながら進めるわけですから、なかなか難しい事業です。
そもそも大学の郊外移転は工場等制限法に基づく1960年頃の政策ですから、今の時代に適しているかどうか?工場等制限法自体2000年代初頭に廃止されてしまっており、政府も大都市圏活性化に舵をきっています。今や大学は都市と共に生きる時代になっているのです(特に文科系)。
勿論、九大は旧帝国大学ですから、その重みは十分にあるのですが、福岡市内にある福岡大学や西南学院大学等の役割は今後ますます重要になって行くことでしょう。






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