
最近、外に出ないで部屋に閉じ籠る日が多くなった。
居場所を無くしてしまったような徒労感が、心を閉ざしてしまう。
心の病なのだろう?
自律神経が変調を兆し、便秘が続き、蕁麻疹が身体のあちこちに紅い湿疹となって走る。
原因は分かっているのだ。
主治医(脳神経外科)は、眼の障害だから眼科の専門医に看てもらえと云う。
眼科の診療医は、この病気は、高次脳障害に分類されるので私の専門外だ。と云う。
後日、書店に行って、偶然目に留まった本に、その堂々巡りの回答がありました。
眼科の医療には、聞きなれない神経眼科や心療眼科と云う専門分野があったんのです。
私の視覚障害は、この専門医に看てもらわないと治らない病気だったのです。
日本国内では、数少ない眼科医療の専門分野です。
その神経眼科の第一人者と云われる医師の著作が、偶然私の目に留まったのです。
この本は、本当に目から鱗でした。
私の病気が、何だったのか?がやっと分かり、その治療への道筋が見えて来たのですから。
鬱々と心を閉ざす暗中模索の日々から、
光射す明るい道が目の前に見えて来たのです。
そんな気持ちが晴れやかに、外への扉が開いた日。
思い切って戸外に散歩に出ました。
新居から近い松山市内中心部にある堀之内公園の銀杏並木へ。
この季節ならではの明るい黄金色の並木道を歩けば、気も晴れるでしょう?
その日は、数日ぶりに秋の清明な青空の広がる散歩日和でした。
公園の並木道でカメラを構え、
「あぁ~綺麗だ~光が溢れている」
何度も目の前の燦々と光溢れる光景に感嘆の言葉が零れ出るのを抑えられませんでした((笑)
可愛い姉妹たちがお父さんお母さんの手を離れ黄金色の並木道を駆けて来る微笑ましい姿(4番目(の画像)を偶然レンズが捉えたのも
きっと祝福の光に包まれた昼下がりの、神様からの贈り物でしょう(笑)
本当に良かったです。
私はランスケさんの写真が大好きです。
私も写真を撮りますが、ここ数年緑内障が急激に悪化しました。
10年以上前から緑内障に気が付き、ずっと保存的な治療をしていたのに、です。
医者も首を傾げています。
幸い右目は見えますが、中途半端に視力のある左目と合わせて、視野の全体が実に見辛く鬱陶しいのです。
近くの遠近感は特にダメです。
ですから、視力が落ちる悩みは他人事ではありません。
これからもランスケさんの素晴らしい写真、期待しています。
今回は好きな写真が並んでます。
随分、昔見た、銀色夏生「わかりやすい恋」
写真は10代の頃の森高千里でした。
をなぜか思い出しました。
気分転換もかねて郊外での写真撮影
見る側も気づきがあります。
彫刻家の舟越保武は、病で倒れて障害が
残りました、
懸命なリハビリで、利き腕でない左手1本では、
精巧な作品は、もう無理でしたが、魂のこもった。
それは、それは、素晴らしい作品を残しました。
人の生きていく力、人間力が全てですね。
私もですが、頑張りましょう。
心の籠った暖かな励ましのお便り、本当に嬉しいです(感謝・感謝)
私の病気は脳(視覚視野)の機能障害なので、
眼球による通常の視力を重視した現在の日本の眼科医療からは、零れ落ちてしまいます。
みどりさんも御存知の通り、目が見えるということは、
眼と神経回路で後頭葉視覚視野へ送られてきた視覚情報を脳が情報処理して、初めてそれに連動して身体機能が反応して動きます。
私の場合、その回路が脳出血の後遺症で途切れていて、正常に情報処理されない脳の機能障害なので、
身体機能の危機回避が不規則で予測不能な反応をするので、日常生活が毎日冒険の連続です(笑)
また、それが脳と身体機能の動きに対するリハビリにもなっています。
まだまだ先の長い視覚視野の機能障害の回復への道のりだと覚悟しています。
このキーボードを打つ作業(空間認知の障害なので誤作動ばかりです)も私の場合は、良いリハビリなのです((笑)
スマホの小さな文字打ち作業は誤字脱字の連続です。
退院以来、再開した写真撮影です。
たぶん撮る写真の傾向が以前とは変わってきていると思います。
自分自身が身体障害者という弱者になって、
以前の健常者とは、ものの見え方が違ってきました。
私の撮る写真を見る人が、「やさしい気持ちになれる写真」を、そんな写真を心掛けたいと思っています(笑)
「やさしくなりたい」
本当に心から、そう思います。
斎藤和義の歌う同名の歌が大好きです。
脳出血で入院中も、ずっと聴いていました。
今も電車の中でハミングするのは「メトロに乗って」だし、
散歩していると「歩いて帰ろう」を口ずさんでいますね(笑)
夜さみしくなると「小さな夜」を聴いています(笑)
長崎26聖人殉教者像の船越保武が晩年、脳梗塞で倒れ左手一本で魂の籠った彫刻を造り続けたエピソートは、私に対する励ましのメッセージなのでしょうね。嬉しいけれど、聖グレゴリオ騎士団長賞受賞の偉大な彫刻家の比喩は僭越過ぎて恐れ多い((笑)
私は保武の息子の船越桂の造るやさしい人物像が大好きなので、
船越桂の世界を目指します(笑)
やさしい写真といえば、
偶然一枚目の画像にも、赤ちゃんを抱きあげるお母さんの姿が写り込んでいました。
今回の写真は、ほとんど70-200mmの中望遠レンズで撮影しているので、
思い掛けない表情の人物像が写り込んでいました((笑)
これも、きっと燦々と光降る午後の神様からの贈り物なのでしょうね(笑)
これをトリミングして現像し直して5番目に掲載しました。
こんな偶然は僥倖ですからね(笑)
幸せは、皆さんにもお裾分け((笑)
それぞれの専門分野が錯綜してわかりにくい。
地方ではその分野に長けている医者がいない。
医者も専門分野で無いのなら勉強して教えてくれるくらいは・・・
堀之内公園、秋に行ったことがないので「目から鱗」でした。
道はおぼろげながらでも開けた。
頑張りましょう・・・