goo blog サービス終了のお知らせ 

Landscape diary ランスケ・ ダイアリー

ランドスケープ ・ダイアリー。
山の風景、野の風景、街の風景そして心象風景…
視線の先にあるの風景の記憶を綴ります。

お地蔵様に花(なでしこ)を手向ける /田圃の神様に会いにゆく

2021-07-30 | 祈り

充分な感染症対策も整わないまま東京五輪が始まってしまい、この先起こることを想像すると。メンタル的に耐えられないだろうな?

と入店した本屋さんで見つけたマガジンハウスのストレッチ雑誌タ-ザン(私は入院する以前から毎朝、この雑誌を参考にしたストレッチを日課としている)

別冊ムック「自律神経を整える」を購入しておいた。

案の定、尾身さんたちの予測した8月を待たず7/27には2848人。その後3000人を超える感染者が続くことになる。

7/30、モニタリング会議、経験のない爆発的感染に向かっている。

 

私のブログは、2000年から始め10年続けた四国の霊峰、石鎚山の四季の自然風景を紹介するHP「石鎚山の四季」を

父母の介護のために継続することが困難になり、2010年から介護ブログとしてスタートしました。

継続して山へ入り写真撮影をすることが困難になったので、日常生活の日記のスタイルを試行錯誤しながら模索しました。

これは、それなりに成功したと思います。

暗中模索の介護の日々が、たくさんの人々から寄せられるアドバイスや励ましの言葉に、どれだけ救われたか?父母の最期を看取り、葬儀も済ませ、

そして翌2011年に。あの 日本中を震撼とさせた東北大震災と原発事故が起きます。

私は、この時の記録を克明に日記であるブログに記しました。

尚且つ、震災翌年には福島と石巻の現地まで足を延ばしました。

そして父母の供養のための四国88カ所歩き遍路の記録と東北自転車旅の記録。それから再開した石鎚山や四国の自然写真の記録。

 

公的な資料とは別に、その時代を生きた市井の人である個人の目線から見た記録である日記は、それなりに歴史的価値

(多くの日記が歴史的資料となっています)があると思います。

だからこそ世界を覆うパンデミック渦中に国民大多数の反対を押し切って開催された2021東京五輪の記録は大事だと思います。

政府発表や国内メディアによる報道と、我々一般市民の感覚は、ずいぶんかけ離れていると思う。

できる限り、客観的なデータに基づいた信頼できる情報を探りながら、パンデミック渦中を生きた庶民の日常生活の記録を写真日記として綴ってゆきたいと思います。

 

さて、2848人の感染者という予想を超えて早く訪れた危機的状況に、その夜の菅首相の発言は「中止という選択肢はない」でした。

あのウォールストリートジャーナルの取材を受けて答えた時には、「やめるのは簡単で楽である」と、それまでと180度違う答弁をしておいてである。

思わず見ていたPCのニュース動画に向かいその理不尽さに「この最低の外道が」と、また脳の血管がブチ切れそうな怒りを覚えた。

翌朝、その抑えきれない憤懣を抱えたまま散歩に出掛け、ひたすら馴染みの通いなれた祈りの場所。私のパワースポットを訪れ神仏に祈り続けた。

「疫病退散。コロナ終息」もう神頼み以外、私たちの生きる術はないのか?

なぜ年寄は仁神社仏閣のお参りが好きなのか?

昔から人々は厄災の度に神々に祈ったのか?

やっと私にも分かってきた。

無心に祈り続けることは、心が安らぐのだ。立派なメンタルケアなのだ。

 

八ツ塚のお地蔵様には、周囲に咲き揃うナデシコの「花を手折り。お地蔵様の袂に手向けた。

実は、その日初めて八ツ塚のお地蔵様の内、3体が女性名の戒名(大姉)であることに気づいた。

その後、弘法大師伝説、衛門三郎を検索すると亡くなった衛門三郎の幼子たち8名の内、3名は女の子だった。

私が墓守する御先祖様の墓碑銘にも就学前の幼子たちが多い。

墓掃除が終り御先祖様の苔むした墓前で手を合わせ祈る時、墓碑に刻まれた幼子たちの名前を呟き祈りを捧げる。

この子たちの分まで私は生きなければばらない。

それが僅か5歳いくかいかないくらいで命を終えたこの子達への供養だと思う。

毎朝仏壇に向う時もその子たちの名前を呟く。

その習慣から、八ツ塚の幼子たちも他人事ではなかった。

楚々と咲くナデシコはヤマトナデシコ、日本の女子の象徴ではないか。

せめて手折って花束にして手向けよう。

八ツ塚のお地蔵様には供養の言葉と疫病退散をお願いした。

 

その後、四国88カ所札所を巡り、お大師様(弘法大師空海)に「疫病退散コロナ終息」をひたすらお願いした。

まだ足りない(怒りが収まらない)浄瑠璃寺近くの馴染みの場所、田圃の中に立つ一本の樹。田圃の神様にもお会いしないと。

この辺りで今年初めて蜩(ひぐらし)の涼し気な声が聴こえ始めた。

田圃の神様の一本樹は涼しくなり始めヒグラシの声がさざ波のように山里に下りてくる夏の黄昏の風景がよく似合う。

その後、周囲の氏神様を巡り手を合わせ、夕焼け空を足早に(気持ちだけで足が追い付かない)帰路を急いだ。

西の空に夕陽の落ちる頃、森松の鉄橋の歩道から霊峰石鎚の姿が見えた。

思わず最後のお願いは通い慣れた石鎚のお山の神様へ。

帰宅してスマートウォッチの歩行距離を見ると33kmだった。

(ほとんど歩き遍路の一日の歩行距離)

さすがに足パンパン翌朝は筋肉痛。

これだけ祈り歩くと、少し気が晴れたかな?

次は、日本国内が未曾有の危機(国難)なので護国神社のお参りしないと。

そして暑い戦没者を弔う夏が間もなくやって来る。

亡き父のためにも。この場所へのお参りは欠かせない。

私の生誕地の氏神様?(否一番近い神社)幼年期を過ごした懐かしい場所なのだ。

 

7/31日。今朝の東京新聞の記事です。

専門家委員会の尾身さんが、あまりにも危機感が乏しく発言に国民への誠意が見られない菅首相に直談判。

首相会見】辞職の覚悟あるのかと迫る記者に、菅首相「感染対策、私はできる」:東京新聞 TOKYO Web (tokyo-np.co.jp)

 

「人々に寄り添うメッセージを」 尾身氏ら菅首相へ会見前に直談判 コロナ感染急拡大で:東京新聞 TOKYO Web (tokyo-np.co.jp)

 

https://www.tokyo-np.co.jp/article/120556

 

早期に感染抑え込みに成功したニュージーランドや台湾やドイツの女性首相たちの国民に寄り添う誠意溢れるメッセージの数々と較べると、

あまりにも我が国のトップである菅首相の言葉には、自分の名誉欲と五輪利権を守ることしか見えてこない。

この人では、これから先の医療逼迫、医療崩壊の私たちの生命の危機を乗り切れない。

一刻も「早く辞任していただきたい。

自民党内部からも、危機意識からその声が噴き出しているようです。

 

 

 

 


コメント (7)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 野球少年の夏 / 五輪開幕 | トップ | 泉水公園で暑気払い »

7 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
歩きすぎ! (鬼城)
2021-07-31 07:54:30
怒りは怒り!
祈ることは大事なことだと私も思います。
世界各国には神々がいる。
絶対神もいれば、心広い神もいる。
それぞれの国、人々の世界観で宗教があるように思えます。
まあ、言葉は大切です。
過去、これだけのぶら下がりの曖昧さや道筋を示さない総理はいなかったと思います。
質問に対しての答えが無い。
はぐらかす知恵は無く、とんちんかんな答えですね。
もともと日本の国のリーダーとしての資質に欠ける人だったと私も思います。
写真と祈り、ひしひしと伝わってきます。八塚のお地蔵様、三人が女の子だったとは!
しかし、療養としては歩きすぎではないかと・・・
酷暑の夏、ストレス解消方法は、昔の素晴らしい映画鑑賞や散歩の組み合わせがいいとおもいます。
「ほどほどに」・・・
返信する
負のエネルギーは不気味 (ランスケ)
2021-07-31 11:24:09
ありがとうございます。
確か怒りの感情は負のエネルギー、精神衛生上よくありません。
また不気味なコメントが寄せられたので即削除しました。
福島さんにも電話で問い合わせ「重症の心の病なので相手にするな」「と忠告されました。
読者の皆様も不気味な中傷コメントに驚かれたと思います。
この人は愛大山岳会でも有名な迷惑な言動の人です。
返信する
東大寺の疫病退散の茅の輪くぐり (ランスケ)
2021-07-31 14:11:58
良いタイミングで東大寺の夏越の儀式、茅の輪くぐりの動画「疫病退散」の行事です。
ぜひ暑気払いにどうぞ。

https://twitter.com/i/status/1420189258195759105
返信する
夏越祭 (鬼城)
2021-08-01 07:09:50
「茅の輪くぐり」ともいうそうですね。
お寺にも、このような儀式があったことは知りませんでした。
宇和島市内の神社は多々あるのですが、この行事は7月に入ってから飛び飛びにあります。
八幡神社、和霊神社(内社の三島神社)、宇和津彦神社、三島神社と続きます。
東大寺の儀式、回すお坊さんは大変でしょうね。お経を唱えながらくぐるのだと思います。
私も悪行退散、家内安全、健康成就などなど神様が嫌がるほどお願いしました。(爆)
返信する
神仏習合の復活 (ランスケ)
2021-08-01 20:25:52
この夏越しの祭りも鬼城さんのブログで知りました。夏の暑い盛りに行われる素朴な儀式に惹かれました。
なんと云っても夏越(なごし)の祭りという涼やかな言葉の響きが素敵です(笑)
東大寺では春を告げる「お水取り」が有名ですよね。
暑い夏を乗り切る夏越しの行事も季節の歳時記です。
本来、お寺や神社の区別なくお行われてきた日本の「伝統的な精神文化だと思います。
仏教伝来以来、延々と続く日本人の精神的基調を成す神仏習合の世界ですね。
明治の近代化で、神仏分離と神社統合という野蛮な宗教弾圧(精神文化の大虐殺です)が行われました。
当時、」柳田国男と南方熊楠が、この蛮行を猛烈に批判しました。
あれによって日本人の基調となる精神文化が破壊され、世界でも稀な無信仰を平気で口にする民族に成り下がってしまいました(失笑)
今、徐々に日本各地で(出羽三山とか)神仏習合の伝統文化が復活しようとしているようです。
特に山岳信仰(修験道)は神仏習合の極致ですからね(笑)

今年も鬼城さんの夏越しの祭りの涼やかな季節のお便りを待っています。

それから、例の不気味な中傷コメントの件、片付きました。
鬼城さんには電話で相談に乗っていただき、ありがとうございました。
昨夜の愛大山岳会会長の白石さんからの電話で、私の憂鬱な気も晴れました。
10数年前にたった一度会っただけの人から、ここまで不気味な中傷を受けるなんて、どう考えても理解できませんでした。
白石さんや福島さんの言っていたように、それゆえの心の病(精神疾患)なのでしょうね。
とにかくこの人は私だけでなく、愛大山岳会では有名な誰彼かまわず不気味な中傷を繰り返す常習犯らしいです。
返信する
戦う (misa)
2021-08-01 21:01:05
御無沙汰してます
先週金曜日、入院中服薬持参で退院しました
外に出て第一声が「暑い」
暫くは世間の温度のと闘いかと思いながら主人の待つ我が家に三週間ぶりみ戻りました
思わず亡き愛犬の名を呼びそうになり胸が締め付けられ知らせの無かった実母の死も重なり、今回は精神的に辛いものがありました
昨年検討し手続きしなかったのですが、この度指定難病申請を済ませました
正直認めたくないのもあったわけで、もう治らない、上手に付き合っていくしか道はないのだと受け入れる生きることを選んだのです

まだまだやり残したことは沢山あるし、主人を置いて先に行くわけにもいかず受け入れるしかないんですよね?
コロナ終息どころか日本は無くなるんじゃないかと先が見えず
大阪の長女は未だ予約が取れずワクチン未接種です
もう三年近く逢ってません

世の中オリンピックどころではないのに
シナリオ通りに動いている
返信する
私たちなら大丈夫。お互いの強運を信じましょう (ランスケ)
2021-08-02 07:29:55
misaさん、退院されましたか?
とりあえず自由は戻ってきたけど、これからが大変だと思います。
ご主人や周囲の人(友人など)の協力を得ながら一歩一歩日常生活を取り戻してください。
今年も暑い夏ですから、私のように限度を超えて自由を謳歌すると、体調不良で寝込む羽目に陥りますよ(苦笑)
難病の申請、可能んおならば社会保障制度は有効に活用してください。
私も働けない身体になったので障害者の申請を出しました。
主治医と相談して入院して半年経過した8月(今月)の経過診療で決まりそうです。

この国の社会保障制度は弱者には厳しく富裕層である強者には甘い構造的な欠陥があります。
以前にも紹介した医療経済学の横浜のお医者さんの云うように我々の収納めた税金の使い方次第なのでしょうね。
五輪利権のように湯水のように税金を使う一方で
コロナ禍による国民への自粛要請や生活困窮者への救済策には、ほとんど税金を投入しません。
今回のパンデミック渦中で分かった、欧米の手厚い国民への援助と較べると日本の社会保障制度の脆弱性は一目瞭然でした。
お嬢さんは関西でしたかね?
関西の感染症対策も、明らかな大阪維新の失政で医療逼迫医療崩壊の危機ですからね。
ワクチンの供給も国の失政で6月から在庫切れで予約分の供給が止まっています。
日増しに増え続ける感染者数を見ながら私も不安でしょうがありません。
毎日、神に祈るばかりです。

どうかmisaさん、周囲の皆さんと共に助け合いながらしぶとく生きてゆきましょう。
何度も生死の境から生還してきた私たちなら大丈夫ですよ(笑)
返信する

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

祈り」カテゴリの最新記事