The miles go by Like water under the bridge
Reach for tomorrow With the new sunrise
The road before us Leading to what we need
Right from the start
Follow our hearts
Giving more than we receive
'Cause in this country Our hearts are open
We are free to try again
When we see What will be
Again we believe...
Robin Zander「In This Country」より
神奈川(県央)は昨日14:00頃から台風15号(ロウキー)の強風域に入り、私の住居はRC構造の5階建てで、5階に居を構えているが、建物が地震の様に揺れ出した。勿論横殴りの雨も降ったが、建物が揺れる程の台風は今まで経験していない。18:30頃には南西からの風が西風に変わり、台風が遠ざかったのが判った。19:00頃には雨も止み風もおさまった。
神奈川県央地域は県内でも比較的雨が少ない。雨雲は大抵西からか南からやってくる。西からの雨は丹沢山地が隔ててくれ、南西からの雨も伊豆半島が隔てて、南からの雨は隔てるものが無い。今回の台風でも雨は左程でもなかった。西湘地域と呼ばれる小田原や箱根の方は山にぶつかった雨雲が大量の雨を降らす。
西湘を流れる酒匂(さかわ)川は、よく釣り人が中州に取り残され、報道される。酒匂川は静岡県から丹沢山地と箱根山の間を抜け小田原で相模湾に注ぐ。故に、小田原で雨が降っていなくとも水量が増すから、釣り人がまだ大丈夫だろうと注意を怠ると中州に取り残される事と相成る。
思い出した。富士スピードウェイでのF1GPがあった2007年の9月9日に酒匂川に掛かる十文字橋が台風9号の影響で落橋した。更に、そのF1GPに30日に行ったのだが、国内ではあまり報じられていないが海外メディアからは「観客にとって史上最悪のF1GP」との烙印を押された。確か連日雨で、第1コーナー仮設スタンドからはコースが見えなく一部払い戻しなる事態が発生したし、応援フラッグや横断幕禁止が告知されておらず、没収された観客が居る中、経営母体のTOYOTAだけは例外。
私が体験したのは、雨の中、泥濘(ぬかる)んだ路面で靴が泥だらけ、雨が降っていたからまだ少しは良かったがベンチも泥だらけ、トイレは長蛇の列、帰りのシャトルバスの発着場の案内板も無く、雨の中彷徨い、同じ観客の有志達が声を掛け合い、トイレどころではない長蛇の列をさばき乍ら、トイレも無い状態で4時間掛けてシャトルバスに乗り込み更に1時間。膀胱がパンパンな状態で、バスを降りるとまた泥濘んだグラウンド。仮設トイレに駆け込み用をたし、落橋した十文字橋を迂回(遠回り)し歩く事30分。やっとこさ、小田急新松田駅に辿り着く。帰宅は夜中だったが、凍えきった身体を温めるべく風呂に入った。二度と富士スピードウェイには行くまいと。
その帰りの長蛇の列は誘導員も居なくて、行き先別の列がクロスしていたり、そこもまた泥濘み。小さなお子さんも居たが、気の毒で仕方なかった。私も並んだ列が違う行き先で並び直したし、大声で「新松田駅行きはこちらですよ!」と誘導に参加した。F1ファンを失望させたGPであったろうし、翌年は観客数も減ったそうだし、私もウンザリさせられた。後で知ったが、ドクターヘリも飛べない状態での開催はルール違反であるらしい。が、強行した様だ。殿様商売している会社はやはり一線を画すものがある様だ。その頃のTOYOTA社長は、渡辺 捷昭(わたなべ かつあき)。人材不足を無視した車種投入や行き過ぎたコストカットで、後のリコール問題の引金を引いた人物。
さて、過去から今に戻ろう。昨晩、ベランダからバス停標識が薙ぎ倒されていたのを見て知っていた。今朝見てみると昨晩と同じ状態。バスが来る前に直しに行った。標識2本起こし、ベンチを元通りにして、市の運営するバスの標識が破損し、時刻表の部分が何処かに飛んで行っているから、市にメールを打って於いた。午後には交換してくれた様だ。
道路も乾いているので6時にはゴミ拾いをし乍ら公園に向う。あちらこちらに倒木やフェンスが曲がっていたり、雨よりも風による被害が目立つ。昨夜には市内で電線が切れたとの市の情報メールも来ていた。台風12号の後も公園は折れ枝が散乱していて、綺麗に片付けたばかりだが、今日はもっと酷いだろうとは思っていた。
公園に着くと先ずは面倒を見ている猫「モー」ちゃんに餌を与える。公園は案の定折れ枝だらけ。何往復したろうか?兎も角、長い折れ枝を決めた集積場所に運ぶ。それだけでヘトヘト。8時も過ぎ、そろそろ帰ろうかと思った処に、お喋り友達のヨっちゃんが来た。久し振りに一緒に散歩をする。
川沿いを下り、もう一つの川沿いの小さな公園へ向う。久しく見付けられなかったナマズを6匹見付けたが、その内1匹は昨日の濁流から動かなかったのか、川の水は透明度を取り戻していたが、ナマズ君、泥まみれである。鮎も少し下流に押し戻された様だが、ちゃんと居る。鮎が遡上して来たのは昨年だが、同じく昨年から鯉や鮒の稚魚も見られる様になった。明らかに年々魚の数や種類が増えている。良い事だ。そう云えば川鵜も最近見掛けなくなった。下流で充分に餌が足りているのだろう。
倒木があちらこちらに見受けられる。今日は市役所もてんてこ舞いだろうて。明日の祝日も返上せねば成るまいね。