Tosh!'s Blog

ただ生きるな善く生きよ(ソクラテス)

石榴

2012-06-22 14:03:47 | 人生


私の家では石榴が枯れて いいえ すべてが枯れて
隣の家では石榴が実り いいえ 養分奪い
私の家では灯りも暗く...
若林ケン「石榴」より

18日(月曜日)に、市役所にて在宅(者)福祉相談の面談をして来た。精神保健福祉士さんには何時も近々のBlogのプリントアウトを読んで貰い、心理の変化を診て頂いている。精神科医は処方薬を貰うだけで、「暖簾に腕押し」役に立たない。私の場合は精神保健福祉士さんの心理分析が、自分の症状を客観的に知る上で非常に重要だ。精神科医が駄目だと云う事ではなく、どんな職業であれ、熱意のある人でないと意思疎通は出来ずに、意味をなさないと思う。

先月、寝られない日々が続き、とことん「うつ」に陥ったが、百数十時間も意識が連続していると理性を維持するのも辛く、幻聴や幻覚に襲われ、幻覚と現実の見境がつかなくなる程疲れる。そう云う極限になると一瞬意識が飛ぶ。その瞬間に10m程落下する幻覚を見て、地面に叩き付けられたが同様、手足が跳ね上がる。被っていた掛け布団を弾き飛ばす。

その話を精神保健福祉士さんに話したら「うん、そうなんだよね...」と、驚く様子もない。あぁ、精神疾患の症例をちゃんと理解されていらっしゃると、それだけ多くの症例を見て来られたんだなと、私は安堵した。私がアクセス出来る範囲に、理解者が一人でも居る事が嬉しかった。

前エントリで記したBlogの感想も、今迄押し殺して来た「感情を比較的ストレートに出されている」と評価して頂いた。無くしていた自尊心を引上げる事に成功したのだろうと思う。私は自尊心の位置付けは低い方が良いと思っている。自尊心は1割から2割辺りにとどめ、それ以外は愛情や慈しみや尊厳や忖度やら、8割から9割は先ずはFor the people.でありたい。自尊心を引上げても損得は二の次である事は変わらないし、変えてはいけないと思う。

私利私欲は他人の普通の生活さえも奪う。他人の幸福を不幸にして、自分の幸とする。他人を踏み台にする事で生きて行く。それが、諸悪の根源。それを私は許せないと云うよりは認めない。見方を変えれば、或る意味、心が貧しい人であり、惨めな人間に見えてしまう。

天皇陛下が「国民の為に...」と任命した大臣達は国民虐めに躍起になっている。どの面下げて改造内閣で、再度天皇陛下に同じ言葉を言わせるのか?本当にこの人達には「心」があるのかと訝ってしまう。震災後、天皇陛下は避難所で膝を落とし、国民と目線の高さを合わせ労いの言葉を掛けられるのに、東電の役員社員達は事故責任当事者なのに、立ったまま頭を垂れる(被災者が座っているから自然と俯き加減にもなるのだが...)のみ。その差は一体何だろうか?やはり、心の持ち様ではなかろうか。

YouTubeで東電を辞めて高知県で自給自足の生活をしている人を見つけた。東電では福島第一原子力発電所での勤務経験もある人。地下にある非常用ディーゼル発電機も津波が来たら役に立たないと上司に提言したが、梨の礫。組織の体質、社風の異様さに疑問を抱き、引き止められても辞職した。

私も異様な社風を変えるべく闘って来たが、「うつ」を患い、結局は変えられずに退社した。未だにリコールが絶えない。誓って言うが、私の担当した仕事の範囲で私の在任中のリコールは一つも無い。リコール制度に甘んじ、リコールを出してはならないと云う気概が無い。前述、東電を辞めた人に共感する処は多い。

一人一人ならば、良い処も勿論ある人間なのに、いざ組織になると「心」を何処かに鍵を掛けてしまってしまう。それが、ユーザー、コンスーマ、国民、人類(人類と云うよりは動植物含め環境かな?)の為にならない事を忘れてしまうのだから、私には理解し難い。何れ、そう云う行為が自分に帰ってくる事さえも想像出来ない様だ。過去を振り返ると、廻り廻って自分にしっぺ返しが来る事は、山程事例があるのに、自分だけにはそれが起こらないと根拠の無い自信があるのだから困る。その時には自分だけでなく多くの被害者を出し、独りでは責任を取れない程問題が大きくなっているのに。

自尊心の高いもの程、自責を他責にすり替え責任を取らずに、責められると逃避する。哀れな人間よ、のぅ。

昔のアメコミは善悪の闘いがメインで興味もなかったが、最近のリメイクされたアメコミ実写映画は自己犠牲を厭わない姿勢を描き、私も思わず涙する。決闘はあってもコミック所以か血を流すシーンは極力抑えられている。アメコミと馬鹿に出来ない作品に変化して来ている。

日本は先の大戦で、国を想う志を持ち自己犠牲を厭わない者が、先陣を切って散ってしまった。姑息にも懲役を逃れ自己保身を優先する者が生き延び、この国を支配してしまったのではないかと思えてしまう。アメリカの犬と揶揄される所以も其処にあるのではなかろうか。

私は「日本人」である事を恥じている。情けない国だと思う。

( ´ー`)yー-~

一文字しか違わないけれど、精神に於いて「気概」と「気違い」は似て非なるもの。
by Tosh!

日本印度化計画 2

2012-06-17 13:51:52 | 世評


「私が拠って立つ唯一絶対の判断の基軸であります」と言って、野田佳彦は大飯原発再稼働を政治決定しましたよね。それならば、否、その前に、言って欲しかった事があります。

福島第一原発の周辺、未だ立ち入り禁止の地域は、国が買取り、元住民には移住して貰い、使用済み核燃料の最終処分所を建設しますと。この決断無くして、再稼働ありきは政治決断だと、よくも無責任な事が言えるなと、私は憤慨しています。何処も彼処も最終処分所は嫌だと言っていて、事故が起きて住めない土地があるのに、他に何処が有るんですか。

再稼働を決めたのなら、これから発生する使用済み燃料のプールも満杯にしない為にも、最終処分所が必要でしょう。

恐らく、なし崩し的に全国の原発が稼働し始め、設計以上の使用済み燃料がプールに詰め込まれる事態になるでしょう。いっぱいになると、廃炉にせずに放置し、新たな原発が建設される事になるのでしょう。事故が起こっただけで、電気料金を引上げないと電力会社が保たないとは、廃炉費用すら積み立てしていなかった事の左証でしょう。そうして総括原価方式なる、コストに利益を上乗せする、民間会社や資本主義にも当て嵌まらない、濡れ手に粟状態でも廃炉費用さえ担保して来なかった事が許されるでしょうか。

高速増殖炉「常陽」が1977年に運転開始し、2012年今現在実用化は50年先だとされ、35年実験開始から経って、実用化の目処さえ先送りの核燃料リサイクルの議論を持ち出して、核燃料の廃棄物の縮小・毒性の低減が出来ると云う推進派の論理は破綻している事を認めず、だから最終処分場も考えないと云う事なのです。将来の孫子の世代に解決してくれるでしょうと云う論法。

政府の借金も全く同じ。私も大人ですが、大人の無責任さには辟易します。

私が中学生の頃だったかな、非核三原則と云うのを習いました。私が生まれた頃の佐藤内閣の方針で「核をもたず、つくらず、もちこませず」を聞いた時、じゃあ、何故原子力発電所は良いの?と素朴な疑問を持ったものでした。これは共産党員である教師の一種のプロパガンダで「核を」と言ったけれど「核兵器を」の誤りな様ですが、それはどちらでもこの際関係ありません。福島第一の3号機は核兵器と何ら変わりない結果を齎したのですから。弁解しても始まりませんが、中学生の頃に持った疑問を放棄した私も無責任です。

田中知(さとる)日本原子力学会会長(その他沢山の肩書き有り)が2011年11月9日に行われた「総合資源エネルギー調査会基本問題委員会」で、こんな事を言っています。「(放射能の)適切な減衰を理解して、人工のバリアとか天然のバリアとかを設ける事で安全性を確保出来ると考えて御座いまして...」って、お笑い種でしょ。人工のバリア(遮蔽装置?)なるものがあるのなら、今迄に造っておけよ!って話でしょ。これが野田佳彦が言う「知見」の正体ですよ。

で、我々が払う電気代や税金にそう云った御用学者の研究費や広告費が含まれているのですよ。

こう云う実態がネット社会で暴露されて知ったからには、つまりは大手マスコミにも騙されずに済む時代に至っては、先生、先生と有難く敬う存在でなく、むしろ、我々を貶めて来た輩として蔑むべきですよね。近くに居たのなら、法に触れない程度に「責任取れよ!」くらいの罵倒を浴びせてやって下さい。自治会にそう云う人が居るのなら、追い出してやって下さい。暴対法や暴排条例がある様に「あっち行け!」なる法律が罷り通る国ですから、そのくらいはよいでしょう。団体にデモして抗議しても力が及びませんから、個人を崩し足下掬わないと。

さて、話は政府の借金。1,000兆円とも云われています。エコノミストや麻生太郎氏がこう言うのです。バランスシートで云うと借り方が在れば、貸し方が居る。つまり、政府が借り方で、国民が貸し方なのです。新聞が云う「赤ん坊が生まれた時点で借金700万円」と云うのは嘘で、「生まれた赤ん坊は700万円の債券を持っているんですよ」と。じゃあ、今直ぐ国民一人当たり赤ん坊からお年寄り迄、一律に700万円配ってみて下さいよ!そんな実現不可能な債券なんて紙屑じゃないですか。日銀がじゃぶじゃぶ円を刷れば、ドルと対等になるから円安になってデフレ脱却するんですって、円を刷っても流通しなけりゃ景気回復はしません。銀行の金庫に貯まるだけです。今、銀行は民間に貸し出しせず、国債ばっかり買っているのです。

小さい頃から日銀が円を刷ると云う事はどう云う事かと考えて来ました。円の流通量は国内消費だけではどう考えても堂々巡りで、増えないのです。増やす方法はきっと、金利と云う実態にそぐわない架空のお金を増やす事か、海外の取引で利益を得る(これもレートや金利と云う架空の合意)事だと思うんです。その穴埋めに日銀は円を刷るのだと。

GDPも言葉に騙され易いのですが、実質経済成長率が上がっているから年金が減らされ、公務員給与も上がるけれど、消費者感覚に近い名目経済成長率は伸びていません。実態は国でさえも把握出来ませんから、そう云う経済指標も数えられる程度の企業の平均を見る訳ですが、社員の給与は抑えられて役員報酬が上がっていれば、成長したと捉えられるのです。そう云う成長をを寄り集め、民間平均給与となっているのですよ。数字なんて、統計なんて、騙そうと思えば幾らでも騙せるのです。

政府の借金も果たして1,000兆円あるのかどうか?

日本銀行は半官半民ですからね。特殊な株式会社なのですよ。JASDAQ(8301)に上場されていますから。アメリカの日銀に当たるFRBは国営でなく民間会社で、J.P.モルガンやロックフェラーが陰で牛耳っているのです。日本銀行も35%程の株が個人だと云われていますから、そう云う連中に牛耳られている可能性もある訳で。牛耳るには借金漬けにして、金利を貪るのが常套手段です。

お金の亡者から脱却しないと、魂抜かれて、奴隷として裏組織に操られますよ~!

( ´ー`)yー-~

人間性への信頼を失ってはならない。
人間性とは大海のようなものである。
ほんの少し汚れても、海全体が汚れることはない。
byマハトマ・ガンジー

日本印度化計画

2012-06-17 07:11:50 | 世評


高円寺で見た ターバンの男よ
オレをいざなえ ガンヂスの流れに...
吉祥寺で見た サリーの女が
ヨガのポーズでタクシーを止めた...
筋肉少女帯「日本印度化計画」より

4月頃からブログの更新も侭ならないくらいに、「うつ」の波にどっぷり浸ってしまい、寝覚めも悪く、倦怠感も酷く、恐らく甲冑を纏うよりも身体が重く感じ、こればかりは何度経験しても慣れる事もなく、或る意味、癌等で余命宣告された方が余程気が楽になると云うものだ。そんな身体と付き合い乍ら意識して気力・意欲を高めても、維持し続ける事が辛く、それだけで疲労する。身体が強張っているから、身体を動かすと関節も筋繊維も音を立てる。「うつ」になる前から10数年、首を動かす度にピキピキ首筋が音を立てる。一々症状を書いていたらキリがないのでこの辺で...。

私は何の専門家でもなく一般の素人だし、とは云え今迄携わって来た仕事はプロ意識を持って、大抵の人以上に鍛錬して来たから、資格を持っている人以上に深い知識やコツを知っている分野もある。それを養って来たのは関心や懐疑心や探究心だ。先輩から教えられた通りにしていても上手く行かない事を山程経験して来たから、自分也に上手く行かない原因を突き止める。勿論、その中には先輩が教えてくれた事を正しく理解していなかった事もあったし、逆に先輩の知識が乏しかった事もある。

正しい理解とは物理的な事。例えば工場での部品組み付け作業でボルトを締める工程で、エア或いは電動工具にボルトをセットし締め付ける。ボルトがネジ穴或いはナットに対して垂直なら何の問題もなく簡単に締まる。そう設計されているからね。記せば簡単な事だが、やってみるとなかなか難しい。少しでも垂直から角度がズレるとボルトでネジ穴をこじ乍ら締めるから時間が掛かるし、角度が合っていないとネジ山を駄目にする。数秒で工程表が組まれているから、無駄な時間を掛けていると間に合わない。

これにはコツが有って、例えば六角ボルトだとすると、工具のソケットの六角穴とはほんの少しギャップがあり、ソケットにボルトをセットして水平にするとボルトが少し垂れ下がる位のギャップがある。このギャップを上手く使えるかどうかが上手・下手を分ける。ギャップが有るから少しくらいネジ穴に対し傾いても、軽く当て軽く廻せばすんなりボルトが物理通りに締まって行き、後はトリガーを目一杯引けば簡単に締め付けられる。下手な人はボルトを強く押当て、トリガーを最初っから目一杯引くからガガガガッて具合にボルトでネジ山を切る様な具合にすんなり締まらない。或いは途中で締まりきらず、ボルトを外してタップを掛ける事となる。

それを何度説明しても判らない人には判らないのである。私がやると10mm位のボルトなら1秒も掛からず(最初ゆっくり、後は目一杯)締めてしまうので、10本締めるのに片手で締めている間に、もう片手で次のボルトをソケットに入れる準備をしているから、10秒掛からない。バケットから必要な本数のボルトも一握りで、10本なら必ず10本、7本なら一握りで7本を間違いなく取り出せるし、それが職人技でありプロと云うものだ。

話が逸れ、自慢話の様になってしまったけれど、何が言いたいかと云うと、東大教授とか原子力安全委員会とか原子力安全・保安院とか、東電とかはその道のプロの筈である。「プルトニウムは飲んでも安全」
などと体外被爆と内部被爆の影響も加味せずして平気で嘘を付く東大教授の教え子には本当にそんな事を教えているのかと、憤りを遥かに越え呆れる始末である。

プルトニウムが飲んでも安全ならば、フランスの再処理工場で何故に数キロ離れた操作室から遠隔操作しているのか?何故に日本ではペースメーカーの電源への使用を禁じているのか?それは、日本の放射性同位体の規制に抵触するからである。

昨日ツイートしたのだが、核分裂反応について、どうも世間では誰もが触れていない事に疑問を感じるのである。福島第一原子力発電所の3号機はMOX燃料としてプルトニウムを含んでいたし、核爆発を起こした。4号機は定期点検中で炉内には燃料はなかったが、水素爆発で建屋が吹き飛び燃料プールが剥き出しの状態だ。事故の概要は報じられているので他に譲るが、セシウム、セシウムと云われセシウムばかりが取沙汰されている裏には報じられない物質がある。

ツイートでは140文字の制限で、詳しく書けなかったが、核分裂反応とは次の様なものである。

核分裂を簡単に起こすウラン235(天然ウランには核分裂を起こさないウラン234/238も含まれる)に中性子を1つ吸収させるとウラン236となり、原子が不安定になり2つの原子核と幾つかの中性子に分裂する。例えばウラン236が分裂してセシウム137が生成されたなら...

236 - 137 = 99

残りの99の内、幾つかは中性子として放出し、99以下の質量を持つ原子も生成される筈で、例えばストロンチウム90である。ウラン236が核分裂反応をし、バリウム141とクリプトン92と3つの中性子に分かれる事もある。この様に、ヨウ素やセシウムが検出されると云う事は、その他検出されていない核生成物が他にも有ると云う些少である。それを誰も指摘していないから困るのである。

特にα(アルファ)線を出す放射性物質を内部被爆したら、その核種の側の細胞が排出される迄傷つけられる事になるし、α(アルファ)線を出す放射性物質を検出出来る機器は非常に高価で、実際の処私が耳にしたのは千葉の車のエアフィルターを調べた欧州の非営利団体の報告1回きりだ。β(ベータ)線まで測れる機材が出回っているものの、α(アルファ)線は検出出来ず、測ろうともしていないのが現実だ。

核種に依ってその毒性や放射線の威力は様々だし、人間の放射能に依る感受性も様々だから、話がややこしいが、福島第一原子力発電所の事故は人類至上最悪の事態である事は間違いない。

世界で嘗てない惨事に対応する技術もない。福島第一原子力発電所の事故を起こした4基は「廃炉」と決めたにしても、更地に戻す技術すらない。収束宣言など聞いて呆れる。

更には野田佳彦は自民党時代から受け継がれて来た原子炉の輸出をベトナム政府と調印した。日本が輸入している天然ウランの産出国はアメリカで、アメリカ先住民居留地に鉱脈が有り、アメリカ先住民に採掘させている。インドでもカースト制度の末端である最下民が採掘させられている。そう云った危険を伴う採掘も半ば奴隷の様に白人が採掘させ、白人ががっぽり儲けている。野田佳彦が調印したベトナムの原子炉にはアメリカ産のウランが売りつけられるのである。

アメリカにも勿論原子力利権が有り、日本同様、原子力に異を唱える者は排除させられ、今回事故を起こしたマーク1と云う欠陥原子炉はアメリカに押し売りさせられた物である。沸騰水型原子炉は底から制御棒を入れる構造で、その制御棒が底に有るが故に圧力容器の底はザルの様に穴が開いているから、メルトダウンが起きればメルトスルーするのは当たり前。後から取付けたベント機構も機能せず、東電も保安院も軽視し過ぎた。内部告発も無視し続け、事故が起こってしまえば収拾がつかなくなり、3~4年経つと癌や白血病等で死亡する人達が急増する事は過去の事故事例を見ても明か。

その前に再稼働を決め、原子力政策もどうやら今描いているシナリオは経年に伴う自然減は考えていなく、電力の20%位をキープする様な気配。それが、その道に携わっているプロの責任ある態度だろうか。

この国の大人達はとことん腐っている。腐敗臭プンプンの魂のないゾンビ集団だ。そんなゾンビも見た目は人間同様だから殺せば自分も刑罰を喰らう(彼等は多くの犠牲者を出しても刑事罰を喰らっていないのに)。私の余命が僅かなら、そんなゾンビの1匹でも道連れにしてやるのに...。

どうやれば、合法的に似非プロ(法律を守らない者)達を刑務所にぶち込めるのだろうか。非合法活動をし、詐欺師よりも嘘を堂々と言い、他人の心の痛みを判らない任侠道も無いヤクザ以下の所業をし、多くの国民以上の優雅な生活をするだけの報酬を毟り取り、etc...。書いていて気分が悪くなる。

高レベル放射能地域に居を移し、生活保護も窓口で跳ねられる身分に貶めてやれば、国民の痛みが身にしみて判るのだろうが...。

どうだろうか、そう云う連中、官僚、政治屋、電力会社、経団連、東京大学、大手マスコミ、デモをして相手するのでなく、国民全員で無視して関わりを断つと云うのは。出来うる限りボイコットして相手にしない、ガンジーの様に非暴力不服従を貫いては。

テレビも見ず、新聞も買わなければ、大手マスコミ利権が崩れ、記者クラブも閑散とする。官僚達は世に伝える術が無くなり、政治家も相手にされなくなると街に出て凱旋するが、誰も聴いてやらない相手にしない。大学も御用学者の講義には誰も出ないでボイコット。経団連企業も1ヶ月位皆で休んでも生活出来るだろう?公共交通機関も動かなくなれば効果覿面。1ヶ月世の中シーンとして、国民が無言の反旗を翻したとなれば、幾ら何でも連中も考えざるを得ないだろうて。

( ´ー`)yー-~

束縛があるからこそ私は飛べるのだ。
悲しみがあるからこそ高く舞い上がれるのだ。
逆境があるからこそ私は走れるのだ。
byマハトマ・ガンジー

第二の福島が起こった場合に備えての記録

2012-06-12 19:55:12 | 世評

「国民生活を守る。それが国論を二分している問題に対して、私が拠って立つ唯一絶対の判断の基軸であります」

「国民生活を守る事の第一の意味は、それは、次代を担う子供達の為にも、福島の様な事故は決して起こさないと云う事であります。福島を襲った様な、地震津波が起こっても事故を防止出来る対策と体制は整っています。これまでに得られた知見を最大限に生かし、もし万が一全ての電源が失われる様な事態に於いても、炉心損傷に至らない事が確認をされています。...原子力安全への国民の信頼回復の為には、新たな体制を一刻も早く発足させ、※※を刷新しなければなりません」

「国民生活を守る事の第二の意味。それは、計画停電や電力料金の大幅な高騰と云った日常生活への悪影響を、出来るだけ避けると云う事であります。豊かで人間らしい暮らしをおくる為に、安価で安定した電気の存在は欠かせません。...東日本の方々は震災直後の日々を鮮明に憶えて居られると思います。計画停電が為され得る事態になれば、それが実際に行われるか否かに係らず、日常生活や経済活動は大きく混乱をしてしまいます。そうした事態を回避する為に最善を尽くさなければなりません。夏場の短期的な電力需給の問題だけではありません。化石燃料への依存を増やして電力価格が高騰すれば、ギリギリの経営を行っている小売店や中小企業、そして家庭にも影響が及びます。空洞化を加速して雇用の場が失われてしまいます。その為、夏場限定の再稼働では国民の生活は守れません。...国の重要課題であるエネルギー安全保障と云う視点からも、原発はは重要な電源であります」

「国民の生活を守る為に、大飯発電所3・4号機を再起動すべきと云うのが、私の判断であります」

6月8日首相官邸の大飯原発再“起動”会見をネットから端折って書起してみました。

「国民の生活を守る為に」と何度も強調していますが、「国民の生活を守る為に、再稼働しません」と云う決定でも成り立つ文章での「国民の生活を守る」と云うのは詐欺師の手口であり、まやかしです。

「福島を襲った様な、地震津波が起こっても事故を防止出来る対策と体制は整っています。」と言い乍ら、「新たな体制を一刻も早く発足させ」と言い、多分原子力規制庁の事でしょうが関連法案が成案を得て実施に移せる様「国会での進展を期待」と言う。じゃあ、今の体制は不十分じゃないですか?と云う矛盾が生じています。

「止めた侭では日本の社会は立ち行きません」と云うのは、電力会社が立ち行かないのであって社会は「計画停電」と云う脅迫を受けなければやって行けます。現に、関西電力自身が「原発再稼働は電力需給とは関係無く」と言っています。

どうやら、此の首相会見の後の質疑応答は4社に絞られていたそうで、読売の次の日テレは再稼働問題とは違う消費税増税を質問する始末。民主党が与党になって、会見の模様がオープンになった事は評価します。自民党時代より国民の知る機会が編集されずにオープンになった事は民主主義に取っては進歩です。国民がバイアスの掛かった報道だけでなく、自分で考える機会が増えました。

要は施設は使わないと負債になり、バランスシート上マズい訳で、加えて総括原価方式だから資産に応じて利益が生まれるので、核燃料もそうですが、核リサイクル(高速増殖炉)を止めると決めれば、使用済み核燃料もゴミとなり負債になる訳で、電力会社が保たないのです。

MOX燃料を使った時点で海外は使用済み核燃料を引き受けてくれなくなりましたから、最終処分場ありきでの原発稼働でなければ国民世論も納得いかないでしょう。そう云う機会を逸して、会見で、なし崩しになるであろう大飯原発再稼働を宣言してしまいましたね。

「プルトニウムは飲んでも安全だ」と言った東京大学教授の大橋忠弘は北陸電力「原子力安全信頼会議」の委員に就任している模様。

もう殆どの人々が「原子力ムラ」と云う巨大利権に気付いている筈ですが、まだ、それらを温存する首相の言葉など、私が指摘するまでもなく皆さんも辟易している事でしょう。

他人の言葉を鵜呑みにして行動する程愚かな行為ですので、自分でその言葉の意味や裏を考察して自分で責任を持って行動して下さる様お願い致します。ただ、価値観は多様であり、一人一人意見の相違はあります。それを認める事も民主主義の基本であります。自分の利権でなく、世の為の利益を齎す思考が、この国を衰退させない唯一(「ゆいいつ」ですが野田佳彦は「ゆいつ」と言いましたねぇ)の方法だと思います。首相は電力会社や経済界(大企業)寄りの政策をしているから国民は不幸になります。

消費税なんて個人が強制的に取られる様に、法人からも徴収すれば増税などしなくて良いのです。マイナスしている経理を止めるだけ。それは経済界が大反対するでしょうから、雇用を増やせばマイナスしても良いと云う事にすれば、失業率も生活保護問題(実際は不正よりも生活保護受給漏れの方が問題)も解決に向かいます。働く人が増えれば税収(直接税)も上がるし、お金の流通量も増え経済もデフレ解消に寄与すると思うんですがね。徴税の匙加減で如何様にもなるのですがねぇ。

猫になれ

2012-06-11 12:29:49 | 日記


そりゃさぁ、君にあんなことを言われたら
僕だってやっぱり思うことはある だけど僕は強く言えない
そのことを君は知っているから ああいう態度をとるんだな
それならばこっちにも方法はある どうかこの思いよ届け!
君の呪いをかけて...そうだなぁ、猫になればいい...
スキマスイッチ「猫になれ」より

夜中は寝ていたので判らないけれど、朝寝覚める頃、車の走る音で路面が濡れている事は起き上がる事なく判る。天気を気にするのは天気次第で行動が変わるからだ。雨だと所用が無い限り、外出しない。

昨日は久し振りに散歩に出掛けた。ボランティアは暫くお休みし、意欲が出て来るのを待つ。朝6:30に出掛け、川沿いを川を覗き乍ら公園へ行き、公園では此処数年行動範囲を変えていた三毛猫「トラ」が待っていたので、餌を与える。「トラ」は元々は飼い猫だったけれど、飼い主が亡くなり、野良猫になった。「トラ」の面倒を見るに当たっては不妊手術をし、地域猫として係っている。

長年猫ボランティアをして来てつくづく思うのは、活動を活発にすると誰かしら見ていて、捨て猫が増える。恐らく、捨て猫をする人にも罪悪感があり、躊躇が少なからずあり、面倒を見てくれそうな場所を選ぶ。私に言わせれば、そんな躊躇があるなら里親募集を自分ですれば良いし、そもそもそうならない様に飼い猫の避妊手術をして於くべきだし、それが飼い主の責任だろう。そう云うデメリットの担保を自分で放棄し他人に任せるなど、無責任甚だしい。その結果、猫ボランティアが疲弊する。

猫ボランティアも昔程活発にはしなくなった。経済的に続けられないから、猫達との付き合いも程々にしかしていない。その所為か、捨て猫は殆ど無くなったし、地域住人との摩擦も殆ど無い。此処でも、やはりバランスの取り方が肝要だとつくづく思う。若い頃から目立つ事は嫌いだったが、中途半端が嫌いな性格所以に、自分が認識している以上に目立ってしまっていた嫌いがある。今でも、こそこそするのは嫌いだが、面倒を見る猫を絞って自分で出来る範疇に留めている。

昨日は「トラ」に餌を与え終えた後、久し振りに猫ボランティア仲間のケンさんが面倒を見ている「ルル」「ドラミ」「タマ」に会いに行って、ケンさんの来る前だったので餌も与えて来た。写真は「タマ」ちゃん。去年の新入り(多分1歳)だけれど、おてんば娘なので、写真が撮れたのは初めて。(=^.^=)

ケンさんが来て、お喋りしているとヨっちゃんもやって来た。久し振りなのでヨっちゃんとお散歩する事に。で、川を覗くと、公園に来るまでは見掛けなかったアユが遡って来ていた。川を下り、何れくらい遡って来ているのかと川沿いを散歩。10匹程から100匹程の群れも見つかる見つかる。

室内にあるガリレオ温度計も殆ど全部沈んでいるか浮いているか、つまりは適温が少なく、その意味のない置物が今年は役に立っている。今の時期には全部沈みきっているのが例年だが、今年は気温が低め。故に、昨年は5月上旬には咲いていた薔薇も、遠くの公園に態々観に行ったのに蕾だったし、アユの遡上も今年は遅い。とは云え、アユが遡上して来たのは2年前の事。私が越して来た頃など、鯉しか居なかった川だけれど、毎年魚の種類が増え、それに伴い水鳥も種類が増えて来た。

私也の考察だが、下流から河川の拡幅工事が年々進み、其れに伴い川床まで日光が届き、川藻が増えた事。拡幅工事に伴い、川から5mの管理区域が整備され、住宅や工場等が川から離れ、安易にゴミが捨てられなくなったし、実際に投棄ゴミが減った。支流を含め古い家屋が取り壊され、区画整備が進み、ゴミ出しルールを守る住民に置き換わった。「水に流す」と云う言葉がある様に、思想的にゴミを川に捨てる世代が川沿いに少なくなった。上流に古くからある工業団地も倒産が相次ぎ、殆どが稼働していないから工業廃水が減った事。他にも私が気付かない事もあるだろうが、こうして年々水質も改善されて来た。

因に、モクズガニも良く見掛ける様になった。と云う事は、水生昆虫もそれ也に居るのだろう。春にはオイカワの産卵も目にした。つまり、白く濁った射精の瞬間も見たのだよ。年々、ハヤやモツゴ等の小魚も成長し大きな個体もだいぶ増えた。嬉しい限りだ。

さて、今朝の小雨は気象レーダーに写っていない。去年暮れに、気象レーダーも気象庁よりも国交省の方が多く持って居り、一元管理しやがれ!と此のBlogに記していた後、国交省が持っているデータを気象庁に提供すると報じられたが、天気予報を見ている限り果たしてちゃんとデータの提供が行われているのか疑わしい。その他にも航空気象台等、別運営管理されていたりするから、それらをネットワーク化すればより精度が上がるのではないかと思うのだが、其処は縦割り行政所以の予算確保の為にも横に手を携える気はないらしい。

事業仕分けでの蓮舫の「2位じゃ駄目なんですか!?」等はお笑い種で、スパコンの何たるかを知らない素人丸出しの質問だ。それでも出来上がった世界第1位のスパコン「京」なら、「ナノメタル」と云う原子配列さえ制御する鉄鋼製品までシミュレーションして造れるのだ。それが実現すると、建材から自動車や自転車のフレームも必要に応じた強度を部分的に造れる技術が持てる。モノコックの車体も簡素化出来る様になる。こう云う最先端技術があってこそ日本が生き残れる道だ。

それよりも、気象レーダーの一括管理を気象庁に集約した方が、予報精度が上がり国民の為になるし、それを2重3重と別管理・運営する(みなし含め)公務員を減らせるし、無駄が省けると云うものだ。皮肉なものだが、「省」と云う漢字は細かに分析すると云う意味を持つが、おおざっぱな仕事しかしない〇〇省は無駄を省くどころか無駄の温床だもの、呆れる他ならない。

3.11震災でも地震津波被害の支援窓口と原子力災害の支援窓口が別々で、両方に見舞われた市町村はどちらに問い合わせれば良いのか?と混乱が長引いた。

国民は「助け合い」を重んじるが、この国の運営者達は利権を手放さない事ばかりに執着して、横の連携が全く無いと言っても言い過ぎではなかろう。消費者庁の仕事振りを見ていればお判りだろう。鳩山内閣からもう7人もの特命大臣が就いているが、製品ラベルひとつ、幾多の省庁の規制を纏める事さえ出来ていないで何が「消費者庁」なのだろう?大臣や役人のポストばかり作って、国民に何の恩恵を齎したのだろう?

もし、この瞬間、有事に陥って、つまりは何処かの国に戦争を仕掛けられて、自衛隊の最高指揮官たる野田佳彦に何が出来るだろうと考えただけでも、無信心な私でさえ「神のみぞ知る」と云う言葉を使わざるを得ない。半ば諦めの「なんとかなるさ」としか言い様がないね。やれやれ。

( ´ー`)yー-~

「エンジニアと科学者は、ビジネスエグゼクティブやセールスの人々ほど稼ぐことが出来ない」
この法則が成り立つことは、誰しもが真であると認める次の二つの仮定から導き出された方程式により、証明された。以下にその解を示す。
仮定1:知識は力なり
仮定2:時は金なり
力 = 仕事 / 時間
知識 = 力 かつ 時 = 金
知識 = 仕事 / 金
金 = 仕事 / 知識
従って知識が0に近づくにつれ、なされた仕事に関わらず、金は無限大に近づいていく。