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Tosh!'s Blog

ただ生きるな善く生きよ(ソクラテス)

小雀や遠く遊ばぬ庭の隅

2014-06-20 14:49:34 | 


チュンチュンとはスズメの擬音語ですが、チュにチィ混じりの幼い声の主を探したら、写真のスズメの雛がコノテガシワ(側柏)に留まっておりました。産毛混じりですからもっこりしていて、親スズメより大きく見えます。怪我をしている様子も無いので写真だけ撮らせて貰いました。カラス等に襲われずに成長して欲しいものですが、人間の手出しは無用。自然は自然の侭に。

日本最大の大仙陵(だいせんりょう)古墳、一般には「仁徳天皇陵」と呼ばれる陵墓に葬り祀られている仁徳天皇は大雀命(おほさざきのみこと)と古事記にあるそうですが、「さざき」とは小さな鳥と云う意味(中国の古典でも同じ)だったようで、大雀命の雀が現在のスズメを意味している訳ではないようです。平城京でも平安京でも大内裏の南には朱雀門(平城宮・平安宮)を配していて、朱雀とは赤い鳳凰の守護神ですから、やっぱり現在のスズメとはイメージが違います。

鎌倉時代に聖武天皇にアルビノの白スズメを献上した記録がある様ですが、そのスズメも現在のスズメかどうかは疑問符が付きますが、稲作にはスズメが付き物ですから、その時代辺りからスズメも現在のスズメを指す様になったのかな?と想像しますが、室町時代には「小藤太物語」に雀の小藤太が巻物に描かれていますから、当てずっぽうでもありません。

小さい頃、京都伏見稲荷の参道にスズメのせんべいを売る店(露店だったかな?)があったのを覚えていますが、とてもとても食べる気にはなれない、見るのも嫌な思いを抱き、或る種のトラウマなのかもしれませんが骨付きのチキンも殆ど食べれませんでしたが、酸いも甘いも噛み分けて大人になるものですから、今じゃスズメのせんべい以外は食べられる様になりましたよ。

でも、スズメのせんべいは子供には酷ですわ。

映画「ダークナイト」(バットマン)でクリストファー・ノーラン監督に魅せられ、...否、ジョーカー役のヒース・レジャーの演技に惚れ込んだ方が大きいかな...「プレステージ」も観たのですが、そこには小鳥の入った鳥籠を消すマジックの種明かしが描かれているのですけれども、スズメのせんべいを思い出してしまいましたよ。

それでも、方や自然の恵としての命を戴く食と、他人を驚かせる自己満足の為の命の消耗と、思想的には根本から違います。捕鯨だって同じで、油を採る為だけだった西洋とは違います。

とは云え西洋的偽善も今じゃ日本にも蔓延っているから、言葉の重みもなく、意思疎通も出来なくなって来ている様に思います。そう云う思いが強くなるとBlogも何を記したら良いのかと気力も失せてしまいます。(|||_ _)

(´ー`)y━・~~

電車で盲牌したら捕まります。

雉鳩

2014-04-04 18:28:38 | 


キジバト - 雉鳩
・分類 ハト科キジバト属
・学名 Streptopelia orientalis
・分布 東アジア
・別名 ヤマバト

(´ー`)y━・~~

ドバト或はカワラバトとは普通に目にする灰色の鳩。別名山鳩と云う様に山や森、林を好むから都会じゃ目にする機会が少ない。ドバトに比べ警戒心も強く人に寄って来る事もない。コンパクトデジカメじゃ鳥の写真は滅多に撮れるものでもないからラッキーだった。今日、買い物帰りにパチリとな。

写真にも写っているけれど、一昨日の夕方から降り続けた花散しの雨も予報では今日の昼まで雨だった。桜も少し散ってしまったけど、予報より早く夜の内に雨が上がった。

今週末は天気も悪くなさそうで花見で賑わいそうですね。エンジョイして来て下さいな。

キジバトを初めて目にしたのは幼稚園児の頃で、京都は伏見稲荷の山の中。幼稚園の頃には補助輪無しの自転車に乗れていたので、お稲荷さんまで...えぇ~っと、何キロかな?地図で調べるね...2kmちょい走って、(観光客のいない)裏山でよく遊んでいた時。鳴き声をWikiから引用すると「デーデッポッポー」と聞こえて、初めて聞く鳴き声(鳴くのは朝)の主を探したらキジバトだった。家に帰って父親に話してヤマバトだと教えてもらい、後に図鑑でキジバトと云う名を知った。

今じゃ学区外に出ちゃ駄目とか言われるのだろうけれど、父親は山奥から片道5kmの学校へ通っていたそうだから、親から遠出で怒られた事は無い。小学校3年生から夏休みには独りで電車を乗り継いで京都から福島まで行き来したし、「迷子?」等と大人に尋ねられた経験も無い。上野駅のホームではワイヤーに行き先別の搭乗口を示す札がぶら下がっていたっけなぁ~。

三徳包丁を文化包丁、アパートを文化ハウスと云っていた時代、どこか牧歌的だったのだよ日本も。

(´ー`)y━・~~

日本には正体不明の鳥がいる。
中国から見れば「カモ」に見える。
アメリカから見れば「チキン」に見える。
ヨーロッパから見れば「アホウドリ」に見える。
日本人には「サギ」に見える。
でも、鳥自身は「ハト」だと言い張っているようだ。
そんななか、誰かがあの鳥は「ガン」かもしれないと言った...。
by Tomio Saito