Tosh!'s Blog

ただ生きるな善く生きよ(ソクラテス)

ネムノキ

2012-07-30 17:32:29 | 世評



写真の花は「ネムノキ(合歓木)」ネムノキ科の落葉高木。広い意味ではマメ科に当たり、サヤエンドウの様な種が出来ますが、ネムノキは明らかに樹木ですから科が違います。花も全然違いますしね。然し、植物に於ける木と草の明確な区分は定義されていないのです。年輪が出来るのが木で、そうでないのは草とすると、パパイアの木は草に分類され、熱帯雨林で育つ環境変化がほぼない状態だと年輪が出来ず、日本の様に四季がある地域の論理だと思いますし、ナス科やキク科の植物も我々は草と認識しているかと思いますが、条件さえ整えば、枯れる事なく茎が木質化します。紫陽花などは剪定次第では木の様に育てる事も可能ですし、2m程の紫陽花が近所にあります。

竹は木でしょうか?草でしょうか?誰も答える事は出来ません。正確に分類するのならば、木や草の他に言葉を作らなくてはなりませんねぇ。因に竹はイネ科です。

報道もあまり問題視していない様だが、9日最高裁第3小法廷で「児童買春・ポルノ禁止法違反」にあたるとして被告の上告を棄却し、刑が確定した。@を付けたメールアドレスをネットに掲示したら、ジャンクメールが来るから自衛として、「アット」等に「@」を何らかに読み替え出来る様にしているでしょう。そうして、海外(ロシアらしいが)の児童ポルノサイトのURLを掲載(ハイパーリンク)した事を「違法行為と同視出来る(違法画像をアップした人と同罪)」として高裁判決を認めたのだ。最高裁では3対2で棄却(=高裁判決支持)されたのだけれど、こんな事許したら誰しも刑事罰対象になりかねなく、インターネットそもそもの成り立ちが崩壊の危機だと思うのだが。

興味を持ったのなら自分で調べてみて下さい。判決文の入手が今時点、出来ないのでここに書いた事が正しいかどうかも責任を負えません。

少なくとも私は次の選挙で、棄却した次の3名の最高裁裁判官を支持しません。岡部喜代子裁判長、田原睦夫、大谷剛彦氏。罷免を可とする「×」を記します。

罪刑法定主義に反するとし、正犯でなく幇助として差し戻しを支持したのが、大橋正春、寺田逸郎氏で、少なくとも私はこちらの主張を支持します。

最高裁判所裁判官国民審査制度があるので、国民が投票で罷免出来ます。名前を挙げたので、個々人をネットででも調べてみて下さい。Winny裁判でも名前が出て来る人が居ます。

最高裁判所裁判官の面々を調べてみますと全員1940年代生まればかりで、彼等にインターネットが理解出来ているのか?と云う疑念が拭いきれません。勿論、個々人で差があるかと思いますが、私が生まれた後にインターネットの原型であるアーパネットが誕生し、ATコマンドから解放されたのも1990年代ですからね。その頃彼等は50代位ですから...。

大谷剛彦氏の兄はジャーナリストの大谷昭宏氏だったりするのですから、世の中広い様で狭い様な。

ACTA(Anti-Counterfeiting Trade Agreement/模造品・海賊版拡散防止)条約も、名称からすれば尤もらしいのですが、条約内容自体がネット規制にも繋がるから油断ならない。これも国内では報じられている形跡が薄く、論議もされていない。どうも小泉政権が提唱したものらしく、日本は勿論、アメリカ、オーストラリア、カナダ、韓国、ニュージーランド、シンガポール、モロッコが署名しているが、欧州議会は否決した。その前に、Wikipediaが米国で1日閉鎖するなど反対運動を起こしている(SOPA、PIPAも含む)し、既得権益者が要請すればISPやらTwitter、Facebookも閉鎖に追い込める可能性が含まれているのだよ。勿論、条文の拡大解釈あっての事だけれど、憲法9条だって「自衛隊は違憲」だ、「自衛権は放棄していない」と意見が分かれる「言葉」って、絶対に解釈が唯一無二じゃないし、拡大解釈し過ぎだよとの反論はあまり意味がないと思う。

条約の一番危険な事はポリシーロンダリングと云って、主張の出所を隠蔽したり、尤もらしい別の主張で包み込んで真意を隠したりして、「もう海外で決まったから」と国内法を整備する口実に使われる事。それに刑事罰が加われば、権力側の圧力に反抗する術もなく我々が足枷を嵌められる事になる。

ACTAは6ヶ国が批准すれば効力を発する。日本が玄葉外務大臣が署名しているし、恐らく衆議院で可決すれば、なし崩し的に批准するのだろう。

被害者意識を未だ持っている東電を破綻処理せず、諸々の諸事項加味せず、家庭向け電気料金の値上げも認め、燃料調整費の枠組みも更に自由度を増す権限を与える様な一時国有化など、誰の為の政策なのか?
寧ろ、東電自信も生殺し(債務が膨大なまま経営を続ける)状態で、更なる値上げが待ち構えているのは、電力会社も国民も苦しむ状態が続いて、原発の安全などどうして担保出来ようか。

LIBOR不正操作問題が飛び火して全銀協TIBORも揺らいだなら、金融崩壊が先に来て、国債発行出来ずに政府が滅ぶシナリオもあり得る。東電を破綻させないと云う失策をする政府だから、そう云うシナリオに対する担保もしていないだろう。

オリンパス問題でもそうだったし、JAL破綻でもそうだったが、監査法人が何の責任も取っていない。監査が不十分だから怠慢経営が放置されて来たのだし、それがバレても監査法人が責任を問われないのは監督官庁が金融庁である事、金融庁は旧大蔵省から分離されたものの...。

金融と云う世界が如何に権力を握るかは想像に難くない。日本国内の問題と捉えては本質を見誤るよ。

( ´ー`)yー-~

海外のATMで現金を引き出そうとしたら「残高不足」と表示された。その原因はATMなのか自分なのか判らない。

カンナ

2012-07-25 13:04:18 | 世評



今日の写真は「カンナ」の花ではなく葉。カンナも園芸品種が多く、素人の私には品種名の区別までは出来ませんが、ベンガルタイガーと云うよりはイエロービューティーじゃないかなと思いますが断定はしませんし、断言出来ません。

旧Blogではちょくちょくカンナの花を掲載していまして、Blogお友達から東京環状8号線の中央分離帯かな、そこにカンナが植えられていた事から「カンナ8号線」と云う松任谷由実の歌があると教えて貰いました。環状8号線を車で走った事もありますが全く気付きませんでしたし、時期外れだったのかもしれませんし、世田谷辺りかな?一部区間のみかもしれませんし、さて、今でもカンナが植えられているのかも定かでありません。機会があれば確認して見たいと思います。

昨日Blogを記している頃にRSS配信されていたので、Blogをアップし終わってから気付いたのですが、先月6月17日付け「日本印度化計画」Blogに記しました様に、セシウム、セシウムとセシウムばかり報じている裏には、核分裂反応だから、例えばストロンチウムも生成されている筈だと記していて、正にそのストロンチウムが東北・関東一円で検出されたと報じていました。

事故直後、御用学者がストロンチウムは重いから風で飛ばないと言っていたかと思いますが、ストロンチウムと云うからには原子・分子レベルの話でしょ。ティッシュペーパー1枚、風で遠くまで飛ばされるのに、原子・分子レベルで重いと言っても飛ばない筈ないじゃないですか。私の様な無学でもティッシュペーパーと原子・分子レベルの重さ(例えは水素原子の質量は1.7×10の-24乗g)の違い位想像が出来るのですが。

更には物質には融点やら沸点やらありますよね。金属ですらそれ相応の熱があれば気化するのですよ。セシウムも金属、ストロンチウムも金属、それぞれ沸点は671℃、1,382℃で、核爆発って遥かに越える温度である事は容易に想像出来ます。

ストロンチウムと云うけれど、恐らく化合物として存在しているのでしょう。水酸化ストロンチウムとか炭酸ストロンチウムとかとして。私は学者じゃないので、そう云う細かい事は学者に任せたいと思います。

報道文を読むと過去の核実験での計測結果よりも今回検出されているのは低い値らしいのですが、それは大気中での爆発とは違いますから信じられそうですが、ちょっと待て、過去にもストロンチウムが検出されているじゃないかと。それからして「ストロンチウムは重いから遠くまで飛ばない」が全く嘘である事が判明してしまうんですけれど。

もうね、そう云う嘘ばかり言っていた学者や教授、二度とその肩書きで仕事などしないで頂きたい。まだ、教授として学生に教鞭とっているのなら、嘘を教えてる可能性があるのですから、学校の方で解雇して下さいな。その肩書きで仕事する資格、飯喰う資格無し!と断じます。でなければ、テレビや新聞等の報道でも本でも良いですから、顔を出してちゃんと謝罪しなさい。前エントリで記した様な演出家に依頼する様な卑怯な真似は駄目ですよ。

って記してい乍らPodcastを聞いていたら、去年3月茨城県ひたちなか市で6,000,000Bq/km^2ですって。大手新聞メディアでは過去最高が宮城県で観測された385Bq/m^2って記されていて、「今回の検出量はごくわずかで、健康影響の恐れはないという」としか書かれていないんですけれど。桁違いに大きな値が検出されているじゃないですか。メディアも新聞とテレビとラジオでは異なる報道をするからどれかに偏るとやっぱり本質が見えない。2段落前の「信じられそうですが」を撤回致します。どちらも文部科学省発表だと思うのですが、文科省HPでは該当文書が見つかりません。

原発事故に於ける国会事故調の報告書があがった様で、ダウンロード可能になっています。吉田所長の状況把握ミスも指摘されていますが、私は吉田所長を責められません。放射能を目前にギリギリの状態で対応して居る吉田所長や職員の所為でなく、リスクマネジメントが出来ていない本店や政府保安院や原子力安全委員会の無能・無責任が起こした事故です。津波対策を蹴ったのが吉田所長だと云う報道もありましたが、そうだとしても本店に決定権がある筈で吉田所長を説得出来なかった本店の責任ですし、保安院が指導しなかったのも問題です。

先月、東京では立件されず、福島地検に告訴した原発告訴団等々各地で告訴や告発状を出しているが、今日のPodcast「NHK 朝7時のニュース」で検察が順次受理すると報じられた。お手盛りで終らない事を祈るが、建設差し止め等も悉く敗訴して来たからね。司法のマインドが変わっていれば良いが...。

オスプレーもオートローテーション機能はあるって米軍が反論したね。でも、ヘリコプターモードはエンジンの排気熱が下に向うので、揚陸艦のフライトデッキが溶けたとか、草地で火事を出したとかまだまだ問題があるので、やっぱり陸上でのヘリコプターモードは禁止にすべきだ。と言っていたけれど、ローターが大き過ぎて航空機モードでの離着陸は無理みたい。但し、ローターが地面に当たらない角度に傾けてのSTOLでの離着陸は可能みたい。ヘリコプターモードかSTOLか、どちらがより安全なのかは私では判らない。オスプレーに限らず、空を飛ぶもの、落ちるときは落ちるのよ。

これも原発と同じ、動き出したら止まらないのだね。事故が起こらないと、事故が起こっても、止まらない、あぁ止まらない。

他力本願、自責のない思考、大人でない大人が運営している国だからこうなっちゃうのだよねぇ。はぁ、情けない。私より賢い人ばかりの筈なのにぃ。

私の勘ではそろそろ福一で作業出来る人って居なくなるんじゃないかと思うんですけれど。被爆限度を考えると。廃炉って口では言っているけれど、実質的に廃炉するまでの人員すら確保出来ないんじゃないかと思うんですけれど。

( ´ー`)yー-~

弁護士立ち会いのもと、3人の男が和解する為に話し合っていたが、どうも話が纏まらない。そこで、弁護士が提案をした。
「ここに3丁の拳銃があり、それぞれに弾は一発ずつ入っています。気に入らない相手を撃ってください」と言った。
三人とも弁護士を撃った。

...うぅっ、拳銃持っていたら自殺するかも。自尊心なんてどうでも良いやって...悪い兆候。orz

ホオノキ

2012-07-24 20:10:26 | 世評



写真の花は「ホオノキ(朴の木)」の花、モクレン科の落葉高木で、花はモクレンを二廻り程大きくした感じ。葉っぱも大きく、殺菌作用がある為、朴葉寿司・朴葉餅に使われる。ホオノキは強いアレロパシー(他感作用)を示し、つまりアレロケミカルを放出するので他の植物の生長を阻害する故に、ホオノキの下には他の植物が浸食出来ない。強弱はあるものの例えば桜もそうである。桜の場合は葉からクマリンを出すから落葉が堆積する様に植樹された処では、雑草もあまり生えないし、私もあまりお目に掛かった事はない。雑草に囲まれているのならその桜は朽ちているのだろうと思う。

植物が群生するのはアレロパシーの作用もあるのかもと頭の隅っこにでも置いて於くと、植物を見る目、観察眼も違って来る。曳いては、前エントリで少し触れた探偵の如く推理に役立つ。桜の花は愛でても、その足下、雑草だらけでない事に首を傾げる人は殆ど居まい。当たり前の如く見逃している。時には綺麗に手入れされているわねなんて、見当違いな事を言っているのかも知れない。

最近、中部大学武田邦彦教授のガリレオ放談で「油団(ゆとん)」...ちゃんと漢字変換出来る...を紹介されていた。和紙で出来た敷物で伝統工芸品だし、8畳80万円もする高級品だが、夏場しか使えず、後は蔵にでも仕舞って保存しなければならないから、庶民には買えまい。その油団、夏場には最適の敷物で、ひんやりして気持ち良いのだそうだ。で、材料研究をしている武田教授が科学的にその性質を調べようとしたら、科学の常識を覆され辛酸を舐めたようである。

熱伝導率の高い方が熱を奪い易く、故にパソコンのCPUにはアルミ等のヒートシンクが付いている訳だが、熱伝導率はアルミより1000倍(だったかな?)悪い。構造も特別ではない。一緒に研究した学生に先生の勘違いだから研究を止めた方が良いと言われたそうだ。処がサーモグラフィーで測ると確かにアルミより早く熱が放散されている。

油団の何が良いのか、結論は「親和性」であった。人間の汗は水と油(脂)の混合物で、「水と油」と云う様にそれぞれは混ざり合わない。が、伝統工芸品と云うのは人間の五感に依って試行錯誤の結果生まれた物であって、人間の汗を効率良く、且つ、素早く吸い取り、放散する材料の組み合わせだったのだ。人間の汗に優れた親和性を持っているから、熱伝導率は優れていても汗を吸い取らないアルミよりも、油団の方が人間にとっては心地良いのである。

現代の人工合成物は売る時に最適な状態であるけれど、劣化が続く。が、油団で使われている材料は劣化は早いけれど長持ちする。曳いては使い込む程良い風合いが保てるのであって、劣化が早いから駄目な訳でもない。但し、油団は仕舞う時には豆腐の絞り汁で拭く必要があり、それ也の手入れは必要である。

私もまだまだ自省する処は有るのだけれど、現代人は受けた教育を過信し過ぎてやいまいか。その結果、見落としている事が多くなっていまいか。福島原発事故はそうして起きたのではあるまいか。冒頭でアレロパシーの話をしたのは、ちょっと視点を変えると見えていなかった物も見える様になるよ、と云うお話。視点を変えようともせず原発再稼働は馬鹿馬鹿しいのではありませんか、と云う事に繋がる。

東大出身の多い東電や行政府のやっている事は、何処か思考停止していて、柔軟性も無いし、臨機応変に出来てい無いし、応用力も無いし、今まで教わって来た数式の数字を弄っているだけにしか見えないんですけれど。そんな事なら中学生や高校生でも出来ますよって思えるんですが。

地デジ移行前あたりから、年に数回しか見なくなったテレビでも、テレビ朝日の今はモーニングバードかな?に出ている玉川徹氏の指摘は何時見ても素晴らしい。論点が明確で簡潔で判り易い。彼をコメンテーターとかリポーターとか呼ぶみたいだけれど、私は彼こそがジャーナリストだと思う。

ジャーナリストと云うと、人物評価はしたくないけれど、田原総一郎氏について私見を少し。田原さんはどうも政治家(私自身は政治家と云う言葉を使いたくなく政治屋と呼びたい)を過大評価し過ぎるから、話がややこしくなる。だから、官僚の言葉を素直に信じ込む嫌いがある。だから、朝まで生テレビも途中から飽きてしまった。未だ登録しているPodcast番組で田原さんの話しを聞くけれども、やっぱり政治家を過大評価しているから、見当違いに聞こえる事が侭ある。

官僚の言葉を信じてテレビで発言して、裁判起こされたじゃない。

田原さんが若かりし頃と違い、今や総理も含め大臣が短期間でコロコロ変わる時代だ。蓮舫など自分の管轄省庁の仕事の内容など知らぬ始末だったじゃないか。政治家に力が無いから官僚言い成りに成り下がっているし、「議員立法」なる言葉が有る事自体三権分立でない事を示しているし、官僚に、審議会に法律案書かせている事自体、立法府としての役割を果たしていない議会議員など責めた処で何になる。

確かに自民党政権時は、党本部内に立法案を出す部会があった(過去形だからね!)けれど、それが整備出来ていない民主党に作れと言うのなら話は判るが、議員個人を責めた処で、発破を掛けた処で、どうする事も出来まい。

憲法第43条に「両議院は、全国民を代表する選挙された議員でこれを組織する」とあり、地域誘導金権政治は憲法違反であり、一部団体・企業の為の政治も憲法違反であり、今一度「全国民の代表」である事を自覚して貰わないと、天下りも無くせない。

少なくとも憲法全文を理解した上で、それを国家資格としても良いけれど、一部の業界・団体も国民だとの曲解をしないで、国会議員に立候補して貰いたいものです。

その為には選挙区など止めて、全国区にすれば良いんじゃないかな。1人1票じゃなく10人位の記名投票すれば、地域の偏りも全国に名が売れている人への偏りも疎らに出来るんじゃないかしら。全国区だと選挙区民は全国だから「金帰火来」なんて無くなるでしょ。「あの橋・道路はワシが作ったんじゃ。がっははっ」も無くなるでしょ。違憲状態の1票の格差問題も0増5減などチマチマした案など要らぬでしょ。

もはや政党制政治も綻びが出て来ているから、止めて、「全国民の代表」を個人で背負って、国会議員として、立法府の一員として、立法に努めよ。政党制だから政局が生まれるし、賛成反対に党議拘束が掛かるって可笑しくないかい?それが民主主義を歪めているんだよ。

テレビで誰かに提案されても「党に持ち帰って考えます」じゃなく、国会議員なのだから自分の見解を言えよ!ってイライラさせられる事も無くなると思いませんか?大臣答弁等でも「これから検討致します」って、誰と検討するんだよ!って、大臣としての資質がないじゃないですか。バックに組織があるから自責を持って国会議員をしていないのではないですか。自責を背負わず他力本願って、大人のやる事じゃないでしょう。私なら恥ずかしくてカメラの前など出られやしませんけどね。

前々から怪しいなとは思っていたのですけれど、例えば企業の謝罪会見、演出家がやっぱり居たのですね。態と髪の毛を整えず、点眼して涙目に見せて...そう云う商売が流行っているって、随分前のヴイみたいですけれどYouTubeで見ちゃって。コイツ等も自分の脳みそ使ってない、無能な役員達。

帝王学とか優生学とか日本語になっている時点でもう上陸しちゃっている訳ですが、資本主義ってそう云う階級や差別思考が元になっているので、私はそれに与(くみ)しません。

リストラとは「再構築」の意味ですけれども、日本じゃリストラ=解雇みたいになっているじゃないですか。赤字を出した経営の失敗を自分で責任取らずに、労働者解雇ってそもそも筋違いでしょう。

私がリストラで解雇されたからって文句を言っているのではありませんよ。私はこう考えました。

座礁した船で、船の別の部品を充てがえば何とか修理してまた船出出来るけれど、船長が船を降りろと云うのだから、判りました、残った船員とでどうぞご自由に。私は小さなボートに乗り換えて、座礁船から離れます。私は漕ぎ手でしたから、小さなボートでも漕げますけれど、船長は漕いだ経験がないし、漕ぎ手は残り少ないですけれど、どうぞお達者で。もう二度と同じ船長の船には乗りませんからね。

潮の流れ(経済)を読み損ね、座礁したら潮の流れ(経済)の所為にする船長って、船長の資格ありますか?ダウンサイジングして少し小さな船にしても、その船長、潮の流れを読み切れないのでしょう?その船長の下で修行した次期船長候補達も潮の流れ読み切れますかね?

悪い見本であるアメリカ産業界を見乍ら、もう既に没落していますけれど、同じ施策をする日本の経営陣って、本当に考える力がないのですよね。創造力も無いし、何かお手本がないと、それが間違ったお手本であってもそれに頼るし、経済が悪い所為だとしていますから、国に頼ってエコポイントだとかエコ減税だとかして貰う...書いていて嫌になって来ました。

以前にも記した記憶があるのですが、ソニースピリッツを消してしまった出井伸之氏を私は認めませんからね。

( ´ー`)yー-~



シロタエギク

2012-07-23 23:20:22 | 世評



写真の花は「シロタエギク(白妙菊)」、葉と茎は白い綿毛で覆われていて黄色い花とは対比が面白いけれども、花自体は珍しくもなく主に葉の方が観賞対象。キク科キオン属の耐寒性多年草で、南ヨーロッパ原産、別名ダスティーミラー(Dusty miller)。

前エントリの最後に、野田佳彦を指して「見た目は人間だけれど、何だか別の生き物の様に思えてしまう」と記したが、官邸デモの報道に接し、「鉄柵」を設置したと聞いたものだから、Twitterで「首相官邸動物園の檻の中ですよ~」と、デモ制圧を逆手に取って野田佳彦を檻の中の動物と揶揄してみた。

その鉄柵、大きく道路に迫り出し車線の半分を遮っているけれど、道路使用許可を出すのは警察だから警察の一存で出来るのだろうけれど、ちゃんと手続踏まえて鉄柵で道路占有しているのだろうか?ちょっと調べた限りでは、道路占有許可証の掲示をしなくても良いのか把握出来なかった。法律に詳しい方は、それが適法か調べられると良いかと思う。

首相官邸を囲む大きなデモの声も、野田佳彦は傍らの警護官に「大きな音が...」と言ったと云うから、人間の魂はやっぱりない様だ。10日の参院予算委員会でその事を問われ「どう云う形で表現したか判らない」と戯言を言い、「そう云う国民の声もしっかりと受け止めないと」と、元々「声」と捉えていないじゃないか。

海外資金援助に14.3兆円を約束、米国債(返して貰える望み薄)も14.4兆円買い増しし、海外には大盤振る舞いし、復興予算は約半分使われていないとは、本当に日本国の行政府なのか? 

それでいて、何故に間接税で徴税漏れ甚だしい消費税増税を、デフレ下でするのですか?

前回の総選挙前の街頭演説で「マニュフェストに書いてある事は命懸けでやるんです。」「消費税5%分の皆さんの税金に天下り法人がぶら下がっている。シロアリが集っているんです。それなのに、シロアリ退治しないで、今度は消費税引上げるんですか?消費税20兆円になったら、またシロアリが集るかもしれません。(中略)シロアリ退治して、天下り法人を無くして、天下りを無くす。そこから始めなければ、消費税を引上げる話はおかしいんです。」と野田佳彦が言っている動画がYoutubeにアップされています。

話は逸れますが「シロアリ」ってご存知?名前からして蟻の仲間だと思っていませんか?実はゴキブリ目シロアリ科で、蟻はハチ目ですから、「シロアリ」はゴキブリの方に近いんです。腐った植物を食べるのでゴキブリの仲間なんです。自然界は常にバランス良く出来ているもので、腐った植物(セルロース)を分解する役割を持っていて、シロアリも決して無意味な存在ではないのです。

シロアリ>野田佳彦

シロアリの存在意義は良く理解出来るのですが、野田佳彦(御尊父様、御母堂様には申し訳ない表現ですが...)って生き物、私にはシロアリ以上に傍迷惑な存在で、大飯原発「再起動」でも軽々しく「責任」と云う言葉を口にしましたが、万が一事故が起きたら「あんたひとりの命で償っても負える責任じゃない野田よ!」と、どれだけ国民の命を軽視しているのかと、自白します。「殺意」を抱きました。他人に殺(あや)められる事はあっても、決して自分が他人様を殺める事などありはしないと頑に信じておりましたが、初めて「殺意」を抱きました。

前エントリで記した様に、憲法で主権者は国民ですと説明しましたが、自分が主権者であるが如く振る舞う野田佳彦なぞ、国民は選んでおりません。自民党の金権政治に嫌気がさして、2大政党になれば良いな、その為には民主党にも一度政権を取らせて、勉強期間を与えようじゃないか。が、国民の大方の見解だったやに思います。が、自民党よりも官僚べったりで官の言い成りには開いた口が塞がりません。

石原東京都知事が尖閣諸島の買い上げを所有者と交渉している最中、後からのこのこと日本国政府が買い上げると今更乍らに言い出したのには呆れますが、その本音は恐らく、中国を刺激するから国が買い上げ測量も何もせず、ただただ塩漬けにするつもり。東京都が買い上げると、所謂坪単価が計算出来ないので測量の為上陸するし、勿論実行支配するから、それはまかりならんと名ばかりの国有化を言っているだけで、実際政府は上陸許可を拒んでいるらしいし。

昔っからそうだったのかも知れないけれど、官僚は自分の在任中に揉め事は持ち込んでくれるなと云う「事勿れ主義」で、根性は無いし、度胸も無いし、責任感も無しだけれど、プライドだけは高いから困ったものだ。本当に実力があるのなら、身分保障など捨てて、頭が良いのなら何処でも就職出来るでしょう。

それが、元経産省官僚だった古賀茂明さんだったり、通産官僚だったみんなの党江田憲司さんだったりする訳だ。彼等への論評は人それぞれだから、私が恣意的に名前を出した訳でなく、ただ知っている人の名を思い浮かべて出て来ただけで、少なくとも身分保障を捨て、天下りでなく、独力で今の仕事をされている事のみを評価しているだけです。好き嫌いは人それぞれだからね。

それに、或る面では評価出来ても、或る面では評価出来ないのは人間の多様性から来る本質だから、人物評価は難しいし、私はしたくない。が、野田佳彦は現時点で普通の人間とは思えない。

例えば、軍事オタクとも云われ、私もこと防衛に至っては石破茂に勝る人は(政治家で)居なかろうと思うが、オスプレーについては意見が異なる。問題はティルトローターの欠点であるオートローテーションが無いのか機能しないのか詳しくは知らないが、構造的に見てどうもオートローテーションは無理そうだと思うから、普天間配備は国民の生命財産を脅かす存在だから私は反対。

オートローテーションとは、ヘリコプターのエンジンが止まった時に、機体が落下するに時の気流がメインローターを廻す仕組みで、それで機体を或る程度コントロール出来る。オスプレーは機体の大きさ(搭載量も含め)に比べ翼面積が小さな印象を受けるから、オートローテーション機能があったとしても無理があるやに見受けられる。

だから、日本に配備するのなら陸上でのヘリコプターモード禁止を条件にすべきだ。オスプレー反対・賛成と単純に考えるのでなく、そう云う折衝案を見出さなければ、交渉事は進まないと思う。森本敏防衛大臣何やってんのよ。あなた、元航空自衛官だったでしょうが!

消費税増税も何が何でも反対ではなく、野田佳彦自身も街頭演説で言っていた様に、物事には順序やプライオリティがあるでしょうって話し。それをせずして、先に増税はあまりにも酷過ぎやしませんか。福島の事故を踏まえての安全指針30項目の半分が未達でも大飯原発再起動を政治判断するとは、あまりにも酷過ぎやしませんか。国会事故調の判断待たずして、原子力規制庁法案通すってどう云う事よ。

やっている事は東電と並んで酷い有様で、もう一回、日本国憲法読み直して誰が主権者であるか確認してく・だ・さ・い・な!

あらっ、野田佳彦って妻子持ちだったのですね。私、御家族には敵意を持っていませんし、御家族を巻き込む気は更々ありませんが、気を悪くなされたのなら御免なさいね。あくまでも、野田佳彦の政治活動が許せなく、例えば次回選挙で落選し、一市民になった際にはキッパリ野田佳彦について語る事は止めますし、マスコミの様に公私混同は一切しませんので、暫くは御勘弁下さい。

中部大学の武田邦彦教授も怒ってらしたが、エネルギー政策公聴会(名古屋)に中部電力の社員(課長級らしい)が混じっていて、「放射能の直接的な影響で亡くなった方は1人もいらっしゃいません」と言い切った。で、選択肢の20~25%を支持。もう1人居た様だ。仙台でも電力会社社員と元役員が推進意見を提示し、どちらも「やらせ」との声が上がった。

私に言わせれば、0%、15%、20~25%の3選択肢がそもそも「やらせ」で、2030年に15%は40年で廃炉からすると新造有りのパーセンテージで、譲って譲って自然減を取るとしても0%の選択肢しかないのである。

何が言いたいかと云うと、東電の破綻処理をしなかったツケである。先の中部電力の社員の言葉「放射能の直接的な影響で亡くなった方は1人もいらっしゃいません」を正しいとすると、何故に政府は避難区域を設定したのか?彼は「疫学的に」とも言っていたが、疫学的に原因が判明するのはこの先何年も後になってからの話だし、仮に現時点で居ないとしても、疫学を今現在、指標にすべきでない事ぐらい、無学の私でも判る話で、何故に私より馬鹿な事を言う人間が中部電力たる大企業の課長など勤まるのか、不思議でならない。

映画「マイノリティ・リポート」ではプリコグと云う予言者を使って犯罪予防する訳だが、名探偵シャーロック・ホームズでも、結果を見て原因を追及するのであって、事実の積み重ねで或る程度の予想は出来ても、完璧な予測は無理なのである。疫学と云うのは探偵と同じで、結果と云う母集団に対し傾向を測るのであって、福島の事故の影響はこれから疫学的に調べるのである。

日本は原爆を落とされた国であるけれども、軍事統制下の元、ABCCに被爆調査データを全て持って行かれた。原爆を推進したい者にとっては、原爆の影響で発ガン率や白血病や諸々影響は少ないと見積もるのは当たり前で、それらのデータを引き合いに出してもあまり意味があるとは思えない。例え1%でもその1%に当たった人は意図せず人生を失うのだから、重大だ。

以前にも記したと思うが、そもそも病院でのレントゲンですら放射線管理区域じゃないか。そこに居住してはいけないし、飲食も禁止だ。病院内の放射線管理区域以上の線量がある地域に、未だ人を住まわしている事自体が、法律違反じゃないか。この国の何処が法治国家なのだ?

東電の経営陣の入れ替えしたって、また関連企業の重役になっていたりするじゃないか。彼等は「責任」と云う概念を知らないのか?

こう云う連中と国会、霞ヶ関は福島の避難区域に引っ越しやがれ!その下には核廃棄物の最終処分所を造れば良いのだ。東京の空いた官舎や議員宿舎は避難されている方々に使って戴く。

そうでもしないと「公正」とは言えないでしょう。

事故調で事故当時のテレビ会議等の証拠があがって、一部だけれどYouTubeでも観られるが、東電副社長の「お前(吉田所長)うるせえ。官邸がもうグジグジ言ってるんだよ」には呆れた。吉田所長に本店が対応策を聞いている始末。本店が全然機能していないから官邸から吉田所長に直接電話も入る訳だ。それを横槍だと批判するのも判るけれど、官邸と東電本店とどちらが事故を最小限に抑えようとしていたか、曳いては国民の命を守る覚悟があったかは、一目瞭然だよね。

そんな連中の値上げ要求飲んで、何で喰わしてやらねばならないの?

事故調は津波で電源喪失したのでなく、津波の前に少なくとも1号機A系統は既に壊れていたと見ている。つまり地震だ。結局は自分達(東電)で原因究明も出来ない訳だ。

先に少し触れた事故を踏まえた安全対策30項目を保安院が作ったけれど、以前の保安院院長は「文系でして...」でお辞めになられたけれど、今度の院長も事故調で15/30項目で再稼働を許すってどう云う事よって突っ込まれてしどろもどろ。保安院も保安(安全担保)が出来ていない事がはっきりした。

以前から思っていたのだけれど、何故に原子力関連施設を自衛隊が守っていないのか不思議でならなかった。テロ対策など出来てないじゃないの。これ、若い頃MiG25が函館に降りた頃から、真面目に心配していた。当時、縦割り行政が今よりも酷くて、着陸しちゃったから管轄は北海道警だと言って自衛隊を閉め出しちゃった。そんなんで日本守れるのかよぉって、当時若いと云うより幼かったけれど、大人が信用出来なくなった一因ね。

MiG25に対してスクランブルしたのがF-4なのだけれど、その頃プラモデルも軍用ばかりに興味があって、MiG25も実機が来たから発売されてね、F-4との大きさの違いにこりゃ勝てないなと実感したよ。

話が纏まらなくて御免なさいね。世の中、大人が大人らしくなくて、幼稚な連中ばかり...って私に突っ込まれる様じゃ駄目だよ。

最近選挙があって、候補者の一人が駅誘致を公約していたの。もうそれだけで駄目駄目。任期中に出来る訳ないじゃない。事業計画立てるだけでも何年も掛かるし、鉄道事業免許取るだけでもそれまた何年も掛かるし、出来る訳ないじゃない。そんな出来ない公約するだけで資格無し。駅誘致の足掛かりを作る程度で収めとければ良いのに、アンタの夢語られても困っちゃう。今から始めたってアンタの死んだ後だよ。で、落選だ。がははっ!

( ´ー`)yー-~

中国の高速列車追突脱線事故により30人以上の死亡者を含め250人余りの死傷者が発生した中、国産高速鉄道車両を開発した現代(ヒョンデ)ロテムは24日、「KTX山川(サンチョン)でこのような事故が発生することはありえない」と明らかにした。
この関係者は、「KTX山川はブレーキ技術だけでなく全ての安全装置をしっかりと備えた車両。中国では列車が停車し動けない状態で後続列車が衝突して事故が起きたが、KTX山川は先行列車が停止すれば後続列車は走らない」と説明した。

オチはこちら:http://japanese.donga.com/srv/service.php3?biid=2011071947278

トケイソウ

2012-07-12 19:16:15 | 世評


写真の花は「トケイソウ(時計草)」、トケイソウ科属と独特でユーモラスなつる性植物ではあるけれど科属の下の種レベルになると500種を越えるらしい。その中にパッションフルーツが実る学名:Passiflora edulisがあり、写真の花は学名:Passiflora caeruleaで狭義でのトケイソウとなる。
※ Passiflorが属、caeruleaやedulisが種。
英名はPassion flowerとなるが、このPassionはイエズス会の宣教師らに依って翻訳されたもので、Passion =「情熱」でなく、「キリストの受難の花」と云う意味になる。パッションフルーツを実る種があると云う事から概ね想像出来るかと思うが、熱帯・亜熱帯域原産です。

このトケイソウ、本で知ってはいたけれど、初めて見たのは数年前。市だか県だかの公営住宅の駐車場のフェンスだった。こちらの公営住宅は外国籍の方が非常に多いので、その関係で植えられたのかなぁと思っていた。つい最近、意外と近所で見つけたので2度目の撮影。調べてみると、挿し芽でも増やせるらしい。

話は一転、世評となります。

私は郵政民営化、道路公団民営化等々賛成で、国は税金オンリーで運営すべきだし、その税金で作った仕組みでまた国民からお金を吸い上げる等以ての外だと思う。が、政治が行って来た民営化はこれまたまやかしだから腹が立つ。だから、私が求める小さな政府も言葉は同じでも内容が全然違うのである。国鉄が民営化されJRになっても、需要のリサーチもせずに新幹線の延伸も国や地方の税金が投入される。駅が欲しいのなら、駅舎は地元が建ててねってな具合。そう云う入り組んだ資本が入ると、固定資産税もまともに取れなく、特例減免措置で貸付法人の○○財団が創られたりし、その管理に人件費が掛かり、天下りが入ったり。

それを簡単に言うと「社会主義(的)」と云うのだ。日本は民主主義だと疑いもせず思い込んで来たのでしょうが、私は民間企業ですら内部は社会主義的だと思っていたし、酷ければ共産主義的だったし、それをどうして民主主義と言えるのかと訝って来たし、資本主義など奴隷制度を合法的にしただけじゃないかとすら思う。

民主主義も各々捉え方が違うと思う。それは翻訳の難しさと云う側面もあろうかと思う。デモクラシーも歴史を知らないと、衆愚政治の意味やら自由主義やら幕末には共和制(republic)と混同されたり、勢力が何処にあるかで意味合いが違うのである。漠然と民主主義を捉えていると、勢力に都合の良い使われ方をする。例えを挙げると北朝鮮は「朝鮮民主主義人民共和国」である。

「日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。
日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。
われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。
日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。」

日本は憲法で国民主権国家である。

憲法15条 公務員を選定し、及びこれを罷免することは、国民固有の権利である。
2, すべての公務員は、全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではない。

大阪府庁の朝礼(だったかな?)で「どれだけサービス残業やってると思っているんですか!」と、橋下徹大阪府長に抗議した環境農林水産部女性職員は、後のインタビューで「サービス残業は月にどの位?」って質問されて「私はしてません」とあっさり答えている。或る意味正直で、同僚を庇った発言かも知れないが、国民が選んだ橋下徹氏は憲法15条で云う罷免の権利を有しているのだよ。国並みに天下り法人を有している大阪府/市が異常だから、組織を一旦潰し作り直すと云う橋本氏を選んだのであって、それは独裁でも何でもない、国民の意思だ。不正を働く公務員は選挙で選んだそう云う首長や議員でないと実質的に罷免出来ないのだ。

公務員のストライキや一定の労働基本権は制限されると云うのは、最高裁も憲法15条をもってそう判断している。故に、公務員の労働組合自体が違憲とも考えられるし、私が勤めた東証一部上場企業ですら門外に組合本部を置いているし、庁舎内に組合本部を置き政治活動までやるなら出て行ってくれと云う橋下徹氏の発言は真っ当だと思う。

地方分権が地方切り捨てで、中央集権だから我々は守られて来たと云う意見もあるが、税の再分配を「公正」にすれば良いのであって、過疎化が促進されると云うが今の侭では過疎化するのであって、反対するのでなく、それを防ぐ「公正」な仕組みを構築しろよ、その良い頭脳を駆使して立案しろよ、とエコノミストに反論する。

私など、そういう過疎地の方が土地が取得し易く、自給自足の夢が叶え易く、都会などお金が掛かり過ぎるので、隠居生活は村さえない山奥で結構。全国一律でなく、地域格差があった方が、それ相当のニーズもあろうかと思うし、隠遁生活をしたい者に取っては、其処に立派な国道など通して欲しくない。そんな事をされたら、路線価に依って固定資産税が負担になるからね。

都会なら、役割分担が既得権益になっている側面があり、それは区役所ですよ、市役所ですよ、県庁ですよ、否々、警察署です、年金機構に行って下さい、ハローワークに行って下さいと、それだけでも大変でお金が掛かるし、村役場の方がよっぽど親切だったり、何にでもメリット・デメリットはあるのである。

色んな選択肢があって良いのであって、中央集権は全国一律が公平だと、税収のない所に立派な施設を作り、その維持費が負担になって夕張みたいに破綻するのだよ。その人口に応じ、役人の規模も増減するのは必須であり、みなし含め横浜市よりも公務員の割合の大き過ぎる大阪府が再編しないから借金が膨らむ。だから橋本徹なのである。本人も一期4年だけと言っているのだから、独裁は今は的外れな論調だね。彼が何期も居座る様なら、そこで初めて独裁と云う論調も有りかと思う。

消費税が中間搾取され、個々人が支払っている5%がその侭国庫に入る訳では無いし、税金未納の約半分が消費税であり、ちゃんとした徴税(公正)があって初めて財政再建が出来るのであって、それを放置し、増税ありきは「税と社会保障の一体化」には結びつかないのである。糞ったれ自公&民主!

だからと云って小沢支持とはなりません。どうも胡散臭い。

経済用語はまやかしが多いので使いたくはないが、「実体経済」と云う言葉もまた付加価値と云うどうにでもなる判断である「価値」が含まれているけれども、日銀がお金を刷ると云う事の主な目的は「実体経済」の対義語である「資産経済」と云う金利を含む「お金を動かすだけで派生する利益」を補う事にあると私は思っていた。だから、エコノミストの説明にも納得いかなくて、長期スパンで見ればその嘘が何度もバレて来たけれども、あからさまに間違った人は消えていった。

が、まだエコノミストは帳簿主体で、バランスシートを具現化したりと、貨幣の本質を見ていない。私に言わせると、どれも屁理屈。

良い例が、ついこの間イギリスで起こった。LIBOR(London Inter-Bank Offered Rate/ロンドン銀行間取引金利:ライボー)の不正操作。過去に居たオランダのラボバンク在籍時の事らしいが、三菱東京UFJのトレーダー2人が、その不正操作疑惑で自宅待機処分を受けた。大手では毎日が報じていた。今検索すると日経もNHKも報じている様だね。それ以外は扱いが小さい。日経が報じない筈はないよねぇ。

だが、その少し前には今までの報道とは一線を画す、私には奇異に映った、確定でないけれど「ヒッグス粒子発見」を完璧な報道をしたのに、LIBOR不正操作問題は又候音痴ぶりだから、「ヒッグス粒子」の時はきっと科学者の拵えたペーパーが出回ったのだろうね。:-p

何が言いたいかと云うと、金利や債権・証券と云う実体を持たない幽霊みたいなお金だから、幾らでも桁を変えられると云う事。実体を幾らでも偽る事が出来ると云う事。でも、お金は信用だから、一応はルールを守らないと貨幣価値が暴落し、収拾がつかなくなるから(札束持っていても意味をなさなくなる)時折、不正を暴くと云うお芝居をする訳。金融と云うのはそう云う危うい世界なの。デフォルトすると、一時的には混乱するけれど、何時の間にか実質的に復帰するじゃないの。幽霊みたいなお金が消えたって、それに引き摺られて(実体がある建前で)少々実体が混乱来すけれど、元々なかったお金が消えるだけ。

逆に言うと、エコノミストが言う様に、日銀はどんどんお金を刷れば良いんだよ。それを国民に只で配ったって良いんだよ。その分バランスシート上で負債になっても、デフォルトして借金チャラにしたって良いんだよ。ギリシャはそうして1826年以降5回もデフォルトして来た。何度も借金を踏み倒して来たんだよ。今回はユーロだから1国でないから、ユーロ圏が困っているだけ。

実際に市場に出回っている貨幣を全部回収したら、それらを管理している筈の帳簿の金額とは掛け離れていると思うよ。そう云った幽霊の様なお金を資本にして、例えば実物を得ようとすると、持っている相手に借金をさせる訳だ。お金が返せなければ、実物を取れるからね。

TPP反対に廻った一つは、日本語のHPもあるから見て欲しいのだけれど、「モンサント」と云う穀物メジャーがある。貧しい農民に遺伝子組み換え種子と農薬をセット販売するのだけれど、育った作物から次の種子を取る事を禁じ、その土地に適さない種子を販売し、不作で返済が出来なくなると農民から土地を奪うのである。日本の農協も一世代しか収穫出来ない種子を買わせていると噂を聞いた事がある。その種子から育った種子で作付けしても品質が落ち、曳いては売れないと。だから、種子を買い続けないとならないと。でも、まだ可愛いものだ。が、海外大手とは裁判をしても勝てやしないし、損したら企業に変わって国が裁判するのだから、一個人、一零細企業では太刀打ち出来やしない。

ブラジルの不毛地帯を土壌改良し、灌漑し、大穀倉地域に日本資本がしたら、今度は輸出メジャーが港を抑え、利益はごっそり持って行かれた。丸紅だったかな?日本の商社一社で闘っているけれど、これまた国がバックアップしないから太刀打ち出来ずにいる。

日本の昔の士農工商穢多非人()と云う身分制度も可愛いものだ。海外の身分・奴隷制度に比べれば。何が可愛いかって、その当時でも地域独特だったり、日本全国その制度が行き渡っていた訳でもない。私は教育に於いて、先の大戦は侵略戦争だったと教わったし、東条英機は悪人で戦犯だとしか教えられなかったけれど、自分で歴史を色んな角度から調べてみると、教育を受けた歴史とは違う側面も在ると云う事が良く判る。思想教育に染められていたと良く判る。

然りとて、日本対海外と一括りするのは間違いである。どの国にも地域にも善人・悪人は居るものだし、悪人とて生涯一貫して悪い事ばかりしている訳でなし(赤ん坊にまで遡って悪に満ちた人など居まい?)、絶対に色眼鏡で見てはいけないよ。だけれども、対人関係に於いて、海外では日本の様な思想が通用しない事も知って於く必要があり、良く歴史的背景も知って於くべきだと思う。

日本は単一民族?答えは「いいえ」。中国人は単一民族?「いいえ」。中華人民共和国と中華民国の区別くらいは知って於こうね。何々人と云う概念自体が世界では通用しないのです。

因に西欧の文化に触れた日本人がせっせと翻訳し、翻訳にあたって色んな言葉を漢字を使って生み出した。「文化」「健康」「時間」「労働」「生産」「人気」etc.切りがないけれど、それを近代中国も使っている。それを朝鮮でも使っている。

さて、体調が芳しくなく、Blogをアップしようと記しては止め、記しては止めで中々アップ出来なかった。ヘルパーさんに下記の事を話したら、私もそう思うと云う同意と共に、気にしなさんなと仰った。独りで考えて居ると、自分が正しいのか、自分が狂っているのか訳が判らなくなる。論理破綻していると私が思っていても、そんな事とは別次元の様に世の中が廻っている。なんだかなぁ~。

( ´ー`)yー-~

大飯原発の「再稼働」を私が知っているのは野田佳彦が最初なのだけれど、「再起動」と云う言葉をごちゃ混ぜに使い、違和感を持った。その後報道でも一部「再起動」と云う言葉が使われている様だ。「再起動」と云うと運転はするけれど、買電して「稼ぐ」訳では無いと云う意味で、何だか好意的に捉えると電力不足を補う為のサービスですと言わんばかり。そんな「再起動」と云う言葉にまたしても詭弁を感じざるを得ない。

国民の殆どが、そう云う詭弁に気付いているかと思うが、いけしゃあしゃあとテレビ中継でも顔を晒して嘘・詭弁を堂々と、どうしてそんな口から出任せが言えるのか、見た目は人間だけれど、何だか別の生き物の様に思えてしまう。