Tosh!'s Blog

ただ生きるな善く生きよ(ソクラテス)

御草々

2014-04-22 18:37:15 | 世評


昨夕の天気予報では今晩傘が必要かもと言っていたのに昼から降り出しましたよ。衛星やドップラーレーダーやスパコンやら、大枚叩いているのに、もう少し真面目に、有効に、運用しましょうね。

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朝日新聞DIGITAL:2014年4月22日14時12分
「三井住友銀で一時システム障害 一部ATMが使えず」
三井住友銀行で22日午前から一部の現金自動出入機(ATM)が使えなくなるシステム障害が起きた。午後1時半ごろに復旧した。
全国に約6千台あるATMのうち、都内や関西など73拠点の計429台が使えない状態になっていた。これらの端末で23日夜に定期的なシステム更新作業をしたが、「設定に誤りがあり不具合が発生した」(広報部)という。その他の端末やインターネットバンキングには影響はなかった。ATM利用に関する問い合わせはフリーダイヤル(0120-56-3143)。

私は誤入力していませんよ。果て、朝日が間違ったのか、三井住友銀行広報部が間違ったのか、23日夜に定期的なシステム更新作業を...とあるが、日経だと21日夜と記していますから朝日が間違ったのでしょう。こう云う凡ミスは数え上げたらキリがありませんが、一向に減る気配もありませんから私はマスコミと距離を遠くに置いています。信頼度に於いては。

私が前の会社で扱っていたシステムでこう云う誤入力などしたら致命的になり兼ねませんでしたから、シビアなのです。入力を確定する前に再度確認していたのは言うまでもなく、確定後もまた確認をする癖がついています。

以前記したかもしれませんが、鉄骨鍛冶をしていた頃、図面を承けて加工と施行をしていたのですが、若造だった私が仕切るのを快く思っていなかったあまり出来の良くない先輩が或る仕事を受けたのです。私は全然タッチしなかった仕事ですが、寸法を間違え、内装工事が始まってから大工が気付いたのです。現場にも行った事がないので想像ですが、2階建ての2階で進んでいたであろう内装は全てお釈迦で、鉄骨の柱を嵩上げ(つまり天井が図面より低かったのです。)ですから何日か知りませんがまたクレーン車を手配して...利益は吹っ飛び赤字だったでしょうね。

若造だったので直接教えてもらった事はありませんが、大体トン当り○○万円で材料費を差っ引き、運んだ○屯車の総計やら諸々で儲けはおおよそ想像付きます。クレーン車もおおよその金額は知っていました。色々な経験や人伝の情報やらを自分也に組み合わせて推論出来ます。

その頃、彼の国はスクラップを輸入して鋼材を輸出しておりました。彼らはスクラップも選別せずに(恐らく鋳物混入)鋼材にしていたので、通常のアーク溶接では溶接部位が抉れ取れる粗雑なものでした。対策として個人的に磁石を使ったりもしました。それから何十年経っても物事の本質を学ばず、未だ見て呉れだけなのは変わっていません。だから、事故が多発するのです。

我が日本は誇れるか?と云うのも、私は疑問符を抱きますね。デフレ経済が長く続いたので企業の多くはコストカットで品質を蔑ろにして来た様に思います。素材メーカーは頑張っている様には思いますが、自動車や家電等の組み立てメインのメーカー等は、もはや「Made in Japan」を捨ててしまった様ですし。因に「Made in China」は評判宜しくないので「Made in PRC」に変更しつつある様です。

※PRC=People’s Republic of China

Made in でちょっと逸れますが、私はスポーツ用品はadidas贔屓なのですが、青いラインの「ROMA」(検索して出てくる画像を見るとだいぶモデルチェンジしている様で私が買った物とは似ていない)はドイツ製。次に買った「TRX」はユーゴスラビア製だった。その当時、adidasの靴は総合商社の一つ「兼松江商(今は兼松)」が、それ以外はデサントがライセンス生産していた。その次の「Formula 1」もドイツ製。今のモデルチェンジした物はちゃっちいし、品質もガタ落ち。

※ユーゴスラビア=セルビア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、クロアチア、マケドニア、スロベニア、モンテネグロ、コソボの7カ国に分裂。

このBlogを長期お休みする前に、「創り手の魂なき物は只のマテリアル」と記しました。その中で鉄道のレールに関して少し記しました。新幹線の為だと思いますが日本ではロングレールが登場し、ガタンゴトンとレールの継ぎ目毎に電車が振動していたのじゃスピードも出せないし乗客も気分が悪くなると、開発されたのでしょう。中学校だったかな、レールの継ぎ目が何故あるのかと問われ教えられた記憶があります。つまり、夏冬の気温・温度差でレールが伸び縮みするからと。でその必要な継ぎ目の隙間、今じゃテーパー状の伸縮継目に進化しガタンゴトンも私鉄ですらなくなりつつあります。

日本でも地方だとまだまだ歪んだレールも見受けられますが、ウクライナもそんな歪んだ軌道しか持っていませんが、其処に高速鉄道として現代の列車を導入したのです。日本の技術者ならレールをロングレール化して真っ直ぐにしないと高速鉄道を売らないでしょう。レールの整備込みでないと売れないでしょう。が、彼の国は売るのです。で、1年も保たずに故障続きでウクライナも運用を諦めました。

新日鐵住金が世界最長150mのレールを製造・出荷体制を整備と先日発表しました。今までのロングレールは50mのレールを溶接していたのですが、これによりレール敷設の負担が減ります。先述しました様に素材メーカーは頑張っております。日本の冶金技術は誇れる分野です。頑張れ、日本ですよ。

さて、前段日本の技術者ならと態と記しましたが、経営者に技術者の魂が判っていない様に思います。今の日本、其処が問われているのだと思いますね。リスク無視の経営判断とか、目先の利益優先とか、彼の国と変わりませんわな、この国のエスタブリッシュメント達は...。

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アメリカ企業が中国とロシアと日本で、ある部品をテスト生産する事にした。
部品の設計図と共に、欠陥品は1万個につき3個までしか認めないと云う仕様書を付け、いついつまでに納品せよと要求をした。
中国は問題ないと言って期日を守らなかった。
ロシアは1万個につき3個以下なんて到底無理と投げた。
日本は「納期は問題ありませんが、欠陥部品の図面を送って頂かないと欠陥部品を製造出来ません」と返事した。