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風の記憶

the answer is blowin' in the wind

ニリンソウの思い

2009-04-16 | 

Nikon D200  TAMRON SP90□□
山形県遊佐町上蕨岡□□

 

ニリンソウ(Anemone flaccida)は、キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草、春山を代表する花のひとつです。一つの茎から二本の花茎をのばして二つの花を咲かせます。
この花もカタクリなどと同じく、早春にいち早く花を広げて初夏には葉を枯らし地上から姿を消してしまう早春植物「春の妖精」です。
Anemone(アネモネ)は、ギリシャ語の「風」が語源、つまり「風の花」と言うことでしょうか。

山間の傾斜地にひっそりと咲くニリンソウ。
春の心地よい風が、可愛らしい二つの花を揺らして吹き渡ってゆきます。

白く清純な花を早春のいっときだけ風に揺らし、ニリンソウは何を思って咲いているのでしょうか。

花言葉は、思慕。


























































いのちは見えるよ (いのちのえほん)
及川 和男
岩崎書店

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カタクリの夢

2009-04-12 | 

Nikon D200  TAMRON SP90□□
山形県酒田市市条(旧八幡町)□□

 


カタクリは山野の落葉樹林の下に生える多年草、春の妖精と呼ばれます。
頭上の落葉樹が葉を付けるとその下の林床にはお日様の光が届かなくなる為に、早春の短い期間しか養分を作れる時間がありません。
そのせいで、カタクリは8~10年かけてやっと花を咲かせることができるのです。
早春のわずかな光を、細い葉で一年また一年と毎年少しずつ養分を蓄え、ようやく一輪の花を咲かせるカタクリ。
まるで、長い年月をかけて思いを育み、ようやく大切な夢を叶えるように咲く、早春の小さな花。

カタクリの夢が今始まりました。



 






































カタクリの側で咲くキクザキイチゲ、これもまた春の妖精です。















カタクリ―花咲く春の森で
太田 威
平凡社


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いつもの春

2009-04-07 | 








いつもの季節


いつもの場所で


いつも通りに花が咲く



そんなあたり前のことが


何やら無性に嬉しい


春の日です









サンシュユと梅の枝が絡まってとても綺麗です





















切なく春を薫らす沈丁花









ひと雨ごとに春がやってきます















花の季節ノート
倉嶋 厚,平野 隆久
幻冬舎

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冬に咲く

2009-02-07 | 

Nikon D200  TAMRON SP90□□

 


今年もまた庭に寒椿が咲きました。
ずっと前から咲いていたのでしょうが、雪が降り白一色となってはじめてハッとするような鮮やかな赤色に気が付きました。

この寒椿、名前は「椿」となっていますが、実は山茶花と椿との交雑種で植物としての特徴は山茶花の方に近いのだそうです。
例えば椿は花が終わるときに花が丸ごと落ちますが、寒椿は山茶花のように花弁が一枚一枚落ちます。それに、葉が椿よりも山茶花の葉そっくりなのです。ですから、名は椿となっていますがどちらかというと山茶花の亜種という位置付けのようなのです。

花期は、山茶花が10月~1月で、椿は主に3月~5月、そして寒椿は1月~2月と、山茶花と椿との間を埋めるように咲くのです。まるで、お父さんとお母さんの隙間を繋ぐ子どものようですね。

それにしても、せっかく花開くのに何故わざわざこの真冬を選んで咲くのでしょうか?
理由は分かりませんが、雪の中に凛として咲く寒椿の美しさは格別です。
その姿は、寒さに震える人間に「堪えることの美しさ」を教えてくれているようです。

白い国に暮らす人々の心に勇気と希望を真っ赤に灯す花、寒椿。

この花は、雪融けが始まる頃、その花弁を一枚一枚落として春を呼ぶのです。


  寒 椿   は ら り は ら り と   冬 が 行 く

































 



 

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寒椿―心に生きる魔法の言葉 (ノベル倶楽部)
江藤 薫
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彼岸花

2008-10-13 | 

Nikon D200  TAMRON SP90□□

 

ちょっと時季がずれてしまいましたが、9月の末頃に撮影した「彼岸花」です。

庄内地方では以前までそれほど頻繁には見かけない花でしたが、最近よく目にするようになりました。園芸品種でしょうか?

「彼岸花」は別名「曼珠沙華」とも言いとても綺麗な花だと思うのですが、秋のお彼岸あたりに一斉に咲くために(だから「彼岸花」なのですが)何か仏事と重なるような印象があり、どこか妖しげであまり一般には好まれないようです。

この「彼岸花」には全国各地でたくさんの呼び名がついていて、一節によると400を超えるほどの名前があるのだそうです。

例えばその中でとても印象的なのが「捨て子花(すてごばな)」。
彼岸花は、花が咲き終わった後に葉が出るために、花(=子)が出たときには葉(=親)がなく、親(=葉)から見放され捨てられた子(=花)、という意味なのだです。「葉見ず花見ず(はみずはなみず)」とも言われるそうです。かなり悲しい命名ですね。

それと「手腐り草(てくさりぐさ)」や「手腫れ草(てはれぐさ)」、「毒花(どくばな)」「痺れ花(しびればな)」・・・・。
彼岸花には毒があり、子供達が間違えて口にしないように遠ざけるために付けた名前のようですが、こちらは子供を守るためのネーミングですので、彼岸花には可哀想ですがしょうがありませんね・・・。

悪い名前だけではありません。「天蓋花(てんがいばな)」「嫁のかんざし」「狐のかんざし」「提灯花」など綺麗で可愛い名前もありました。
でも、その他は「死人花(しびとばな)」「地獄花(じごくばな)」「幽霊花(ゆうれいばな)」・・・・・・、やはり良い名前は少ないようです。(^^;)

最後に、彼岸花の名誉のために、
「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」とは、サンスクリット語で「天界に咲く花」という意味。
おめでたい事が起こる兆しに赤い花が天から降ってくる、という仏教の経典から来ているのだそうです。

秋の日溜まりに咲く彼岸花、まるで命のような綺麗な赤でした。



彼岸花はきつねのかんざし (学研の新・創作シリーズ)
朽木 祥
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秋の光の中で

2008-10-05 | 

Nikon D200  TAMRON SP90□□




「自然」と聞くと、人はそれを美しいものだとイメージすることが多いようですが、実は自然はとても凶暴で危険なものです。
それでもなお、自然が美しいと思えるのは、そんな過酷な環境を乗り越えて生きようとする命の姿が美しいのだと思うのです。

葉を虫に囓られても次の葉を出し、台風になぎ倒されてもその倒れたところからまた根を出し、花を咲かせたコスモス。

命を次の命へつなげようと必死で咲かせたその花は、眩いぐらいに輝いています。




秋の透明な光の中で輝くコスモスを集めてみました。









































































































秋桜 (さだまさし絵本) (さだまさし絵本シリーズ)

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コスモス咲いた2

2008-09-29 | 

Nikon D200  TAMRON SP90□□




コスモスはキク科の一年草、メキシコが原産です。

日本には明治時代に渡来し、すっかり日本の秋の花として定着しました。

“コスモス”の語源は、ギリシャ語の「秩序」や「宇宙」を意味する'Kosmos'といわれます。コスモスの花が美しく群れ咲く様子が、満天の星空を連想させたのかもしれませんね。

日本では“秋桜(あきざくら)”

薄紅色の花弁が、桜に似ていることからついたと言われています。


秋の陽差しに揺れるコスモスは本当に綺麗です。ずっと見ていても飽きることがありません。

花言葉は「乙女の真心」「愛情」「調和」「純潔」「優美」

 







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コスモス咲いた

2008-09-28 | 

Nikon D200  TAMRON SP90□□

 



空が高く澄むのを待ちかねたように


秋の花たちが一斉に咲き始めました


田んぼには、たわわに実った稲穂が揺れています


そしてそんな季節をお祝いするかのように


コスモスが満開です








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花の歳時記 秋
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チョウカイフスマ

2008-09-16 | 

Nikon D200  TAMRON SP90□□
山形県遊佐町鳥海山にて□□





世界にたったひとつだけ


ここ(鳥海山)にしか咲かない花



チョウカイフスマです。









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村上 春樹
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鳥海山に咲く

2008-09-15 | 

「チングルマ」の絹毛□□
Nikon D200  TAMRON SP90
□□
山形県遊佐町鳥海山 賽の河原にて□□


去る8月9日、酒田市立港南小学校の5年生の児童達と一緒に鳥海山登山を行いました。

鳥海山周辺の小学校では、学年行事として親子で鳥海登山を行うところが多いのです。

私たちの山、鳥海山に見守られながら育って行く子供たちに、自分たちの山に一度は登らせたいと思う気持ち、大自然に触れ自然を大切に思う心を持ってほしいと願う気持ち、他の登山者たちとふれあい、人への思いやりの心(例えば、登山道ですれ違うときは挨拶を掛け合うとか、細い登山道で下る人は登る人に道を譲ってあげるとか)をもってほしいと願う気持ち、そして仲間や親子で登り得られる達成感を共有してほしい、そんな様々な願いを込めてみんなで山道を共に苦労して登るのです。

8月の中盤にさしかかったところでの登山と言うことで、鳥海山ご自慢のお花畑はあらかた終わっているのではないかと思われましたが、今年は雨が少なく雪解けが遅れたせいか結構たくさん咲いていました。

1ヶ月以上経過してしまって、エントリーするのにも躊躇われるのですが(^^;)、夏の思い出と言うことで鳥海山に咲く高山植物の一部をご覧下さい。



今回は、秋田県象潟町の鉾立口から登りました



道すがら、ハクサンシャジンがたくさん咲いていました。






キンコウカが陽射しに輝いていました。





ニッコウキスゲの大群生は終わっていましたが、まだまだ沢山咲いていました。





ハクサンフウロです。
案内人の遊佐町役場の斎藤さんによれば、
鳥海山のハクサンフウロは綺麗で有名なのだそうです。





小さなクルマユリも咲いています。





ミヤマウスユキソウが咲いています。
エーデルワイスですね。





そして、鳥海山の固有種「チョウカイフスマ」です。
ちょっと小さいけれども、清楚で綺麗な鳥海山を代表する花です。





鳥海湖をバックに記念撮影!
みんなよく頑張りました。










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ヤブカンゾウ

2008-07-31 | 

Nikon D200  TAMRON SP90soft□□
山形県遊佐町上蕨岡□□

 


梅雨の時期は通り過ぎ


道端には、夏の花


ヤブカンゾウが鮮やかに咲いて



夏がやってきました








ルドベキア・・・かな??










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一つの花 (日本の名作童話)
今西 祐行,小沢 良吉
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ムラサキカタバミ

2008-07-13 | 

Nikon D200  TAMRON SP90soft□□



東北地方の梅雨明けはまだですが、季節はやはり夏です。
夏草たちがぐんぐんと生えてきて、田んぼの畦道や農道をあっという間に埋め尽くしてしまいます。
農家はそんな雑草たちとの格闘の日々です。梅雨の時期は草たちの成長も早く、刈っても刈っても生えてきます。

庄内の農家はとても真面目ですので、この時期はきっちりと草刈りを行いますが、7月の終わり頃から8月いっぱいは草刈りを休むのだとか。あまり真面目に草を刈ってしまうと、カメムシなどの稲の害虫が畦から田んぼの中に移動してしまうのだそうです。
闇雲に刈れば良いと言うことではなく、殺虫剤をなるべく使わずに、田んぼの生き物たちの環境を微妙にバランスをとる、と言うことが大切なのでしょう。

先日、そんな草刈り後の農道を散策していたら、見事に刈られた畦道の隅にムラサキカタバミが小さくきれいに咲いているのを見つけました。
その花の周辺だけ草が刈られておらず、明らかにこの花を刈らずに残そうとした形跡があります。
その刈り残されたムラサキカタバミの花の風景は、何か人の「やさしさ」を見ているようで ちょっと嬉しくなってしまいました。

その様子は残念ながらカメラを持っていなくて撮ることはできませんでした。写真のムラサキカタバミは我が家の庭に咲いたものです。
実はこの写真は昨年の7月に、はじめてデジタル一眼Nikon D200を購入した時に最初に撮った記念すべき一枚なのです。
試し撮りのはずが、ムラサキカタバミがあまりにきれいだったので、シートを敷いて腹這いになりソフトフィルターをつけたりして、いきなり本気モードでの撮影でした・・・。(^^;)




正しく知る地球温暖化―誤った地球温暖化論に惑わされないために
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アカツメクサ

2008-06-25 | 

Nikon D200  TAMRON SP90soft□□
山形県遊佐町庄泉□□



たとえば、
とても可愛らしいアカツメクサの花を見つけて、それを撮影しようとするとき、
場所が悪かったりして思うように撮影できない場合があります。

まあ、どこにでも咲いている雑草だから、別の場所に咲いているやつを撮影しよう、と諦めて
別のアカツメクサを探すのですが、その時感じた可愛らしさを見つけることは、

もう二度とありません。


この世に 「どこにでもある雑草」 などと言う草花はありません。
どんな草花でも 「世界にたったひとつの命」 だからです。






















 

たったひとつのたからもの

たったひとつのたからもの







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サヤエンドウ

2008-06-23 | 

Nikon D200  TAMRON SP90soft□□
山形県遊佐町庄泉□□




実家の畑にサヤエンドウの花が咲きました。

野菜の花は地味なものが多いのですが、このサヤエンドウの花はとても綺麗です。
観賞用の園芸花と比較するとさすがにあっさり系ですが、自然な色合いが清々しくて、私のお気に入りです。

今年もまた、畑に初夏を告げるサヤエンドウ。爽やかな生命力が魅力です。






 









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白いチューリップ

2008-05-05 | 

Nikon D200  TAMRON SP90soft□□





憶えていますか、あの日のこと


風の匂い


空の色


あの時の気持ち



泣いたこと



憶えていますか


白いチューリップが


とてもきれいだったこと


そして


笑ったこと











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青いチューリップ、永遠に (文学の扉)
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