五月も終わりが近づき、初夏の薫りがしてきました。
五月の庄内は、春のお祭りシーズンでした。
前半の1日から5日頃は主に旧町村地域のお祭りが行われ、その後に田植えがあり、それが終わると後半はいよいよ庄内三大祭りが行われます。
20日の“酒田まつり”、25日には鶴岡“天神祭”、そして、6月5日が大山“犬まつり”です。
木々の新緑が、爽やかな五月の風に薫り、生命あるもの全てが輝きだす季節です。
秋には燃えるように真っ赤に色づく燈台躑躅(ドウダンツツジ)も、きれいな若葉の間から真白く透明な花を風に揺らしていました。
雨を避け軒下に咲いた花に光が射し込み綺麗です。
まるで、お祭りの灯籠のようでした。
この時期の鳥海山は、田植え前の田んぼに映り“逆さ鳥海”と呼ばれます。
夕映えに映えると、またとても美しいのです。