goo blog サービス終了のお知らせ 

風の記憶

the answer is blowin' in the wind

桜の花散る頃に

2007-04-26 | 

山形県遊佐町中山□□



12日に開花宣言された庄内の桜も1週間後の19日に満開となり、さらにその1週間後、一昨日あたりから散りはじめました。
毎年思うことなのですが、桜の季節は本当に風が通りすぎて行くようにあっという間です。

でも、桜の花が終わる頃に寂しいという気がしないのは、次にやってくるのが若葉の季節だからでしょうね。

庄内平野ではもうじき一面の田んぼに水が張り、水の薫り、土の薫り、そして草の薫りを乗せた風が爽やかに吹く季節がやってきます。

そんな5月の風が、私は一年中で一番好きです。



ところで昨日、弘前の大学へ入学した娘からメールが届きました。

「弘前は桜が咲き始めました。やっぱり、きれいです。」


薄赤色の風は今、津軽平野にたどり着いたようです。





一度は見ておきたい名所の桜

にほんブログ村 写真ブログへ カメラ

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

満開宣言

2007-04-19 | 



『今日、 山形地方気象台 酒田測候所では、観測標本木の桜が満開になったことを確認しました。これは平年より1日、昨年よりも2日早い満開となります。』
と、テレビのニュースが言っていました。

これって、「満開宣言」なんでしょうか。?

「開花宣言」は当然知っていましたが、 「満開宣言」ってあるんですねぇ。
知らないのは私だけだったのでしょうか。??? (--;)ふ、不覚・・・。


ところで、酒田市の桜の開花の基準となる観測標本木の桜の木は「港南公園(通称:三角公園)」にあるのですが、この公園脇を流れる小牧川に沿って植えられている桜並木は本当に見事です。
市内若竹町一丁目から二丁目、そして若原町付近まで約1.5㎞延々と桜のトンネルが続きます。

しかし見事な桜並木なのですが、見物客はさほど多くありません。その理由は、住宅街を通る桜並木と言うこともあり駐車場が無いからなのです。それに、酒田の花見と言えば「日和山公園」が定番ですのでほとんど皆さんそちらへ出かけるようです。

出店や桜祭りの賑わいを楽しみたい人は「日和山公園」へ、桜を静かに楽しみたい人は「港南公園+小牧並木」へ、と言ったところでしょうか。

私は毎年この港南公園と小牧川の桜の並木道をゆっくりと楽しむことにしています。
なんたって私、この辺に住んでいるものですから・・・。(^o^)vとても良い地区ですよ。

自分の地区の自慢だったか~・・・。(^^ゞ


 ↓こんな感じです♪



~さくら並木~

にほんブログ村 写真ブログへ カメラ




コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

開花宣言

2007-04-12 | 



酒田市と鶴岡市で桜(ソメイヨシノ)が開花したと発表されました。平年より4日早い開花宣言です。
2月ごろはあまりに暖かくて、3月には桜が咲いてしまうのではないかと思われましたが、3月になったとたんに今までの異常暖冬を挽回するように寒い日が続いて、結局、例年よりも若干早い開花でした。

会社の食堂でお昼休みにテレビのニュースで流れましたが、今までおしゃべりに夢中だった女性社員の皆さんもおしゃべりを止めてテレビに見入り、そのニュースが終わると口々に「春が来たねぇ~♪」と嬉しそうにしていました。

やはり、日本人の春の到来の基準は「さくら」ですね。

山ではカタクリやキクザキイチゲ、ニリンソウ、水芭蕉などの山野草が咲き、コブシやマンサクや木蓮も花開きはじめ、平野では沈丁花の香りの中に、梅や桃や杏やサンシュユ、連翹、スミレや水仙、ムスカリなどなど、そして菜の花も咲いています。

いよいよ桜が咲いて、北国庄内の花の季節の到来です。




庄内の桜の名所 → ここです。♪


~ さ く ら ~

にほんブログ村 写真ブログへ カメラ

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

花は旅人

2007-04-10 | 




今年もまた、梅の花は咲きました。

年々歳々同じ木に花は咲きます。

されどその花は去年の花ではありません。


花はまるで旅人のように

風と共に訪れ、

風の中へと去って行くようです。


されば花との出会いもまた一期一会。


そんな花とならば、

静かに語り合えるような気がしませんか。

 



~春の花木~

にほんブログ村 写真ブログへ カメラ

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春が来る

2007-03-23 | 




うれしいことに


春は


やってきたり もどったり


ゆっくりと ゆっくりと


すこしずつ


すこしずつ



おとずれてくれます





~春が来る~





にほんブログ村 写真ブログへ カメラ

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山本坊を訪ねて

2006-08-04 | 


先日、地元紙に『遊佐の山本坊の山百合が見頃』という記事が載り、鳥海山麓にある宿坊「山本坊」を訪ねました。
「山本坊」は、遊佐町蕨岡の上寺地区にある鳥海山修験の三十三宿坊の筆頭家格として有名で、その庭園がまた四季折々に素晴らしい姿を見せてくれるところなのです。

当日はまだ梅雨の真っ最中で、あいにくの雨だったのですが、晴天の時よりは花が綺麗に撮れるし滴の山百合もまた良いかな、と思い出かけたのです。でも、さすがに鳥海山麓ともなると山の気候で、山本坊に着くとどしゃ降りになってしまいました。(--;)
車の中で大雨をやり過ごし、小降りになったところで庭園の方に歩いていきました。
この庭園は一般公開されているのですが、それでもやはり余所様の敷地内ですから遠慮がちに入って行ったら、「どうぞどうぞ、入ってきて見てやって下さい。」との奥様の声、気さくで優しい言葉をかけられて導かれるままについて行くと、もの凄い数のヤマユリが山の斜面を利用した庭園の上部を染めて咲き誇っていました。

感激して急いでカメラを取り出し、夢中になって撮影してしまいました。(被写体に感激しすぎると良い写真が撮れないのはわかっているのですが・・・やはり、つい。)
一頻り撮影するとまた雨が降ってきました。
庭園の上部に建てられた小舎(「遊天楽」と書いてあります)から奥様の声がして、お茶をごちそうになりました。初めて来た見ず知らずの者に何故こんなに優しいのだろうと思っていると、ご主人が小舎に入ってこられて今度はスイカをごちそうになりました。
何だか恐縮してしまったのですが、お二人は全く気にとめることもない様子なのです。

ご主人から色々とお話しを聞くことが出来ました。
ヤマユリが自生すること、その球根が美味しいのだが可哀想だから食べられないと言うこと、この小舎を建てたときのこと、宿坊のこと・・・。また、この庭園は羽黒の「玉川寺」(「花の寺」として庄内では有名なお寺です)の庭園を造った庭師が造ったということもお聞きしました。(そう言えば雰囲気がよく似ていような・・・)
初対面にもかかわらず、自分の庭を見に来てくれたと言うだけで精一杯もてなして下さるお二人は、まさに一期一会を実践されているようで、ヤマユリの花以上の感激を与えてくれました。

丁寧にお礼を述べて帰ろうとしている私にご主人が一言、
「紅葉の頃や、梅や桜の時期も綺麗ですから、また来てみて下さい。」

いつの間にか雨は止み、雲の切れ間から射した陽が庄内平野を照らしているのが見えました。



追記、
この山本坊のご主人は「鳥海さん」、私のブログで何度か紹介した歌人の「鳥海昭子さん」の実弟なのでした。(^^;ゞ



    


- 鳥海昭子さん -

にほんブログ村 写真ブログへ

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

美しいのは

2006-07-15 | 




あなたが美しいのは

愛されようとするときでなく


あなたが美しいのは

ただ愛そうとするとき



あなたが素晴らしいのは

愛されようとするときでなく


あなたが素晴らしいのは

ただ、生きようとするとき





~『あなたが美しいのは』 作詞:小椋佳さん






『あなたが美しいのは』 小椋佳
にほんブログ村 写真ブログへ
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

梅雨の百合

2006-07-07 | 





あなたの 歩む道と


あなたを育むもの すべてが


どうか いつも輝かしくあれ





~ 声 ~

作詞:森山直太朗・御徒町凧




森山直太朗傑作撰~初のベストアルバム
にほんブログ村 写真ブログへ
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イワユリの咲く頃

2006-06-30 | 



三崎山にイワユリ(透かし百合)が咲いています。

私が子供の頃はこの山一帯にたくさん咲いていましたが、最近はかなり少なくなってしまいました。盗掘が主因のようですが、悲しいことです。
イワユリに限らず山野草の盗掘はよく聞く話です。その地に根を下ろし、様々な苦難を乗り越えてやっと咲いた健気な野の花を、無理矢理持っていって自宅に植えるのでしょうか?
花を愛しているのではなく自分の都合を愛している、と言うことを具現化しているような行為です。
山野草は自宅に植えても、ほとんど育つことはありません。


花は野にあって美しい、のです。


ところで、この「三崎山」は鳥海山の溶岩が日本海に入り込んでできた山で、その溶岩が荒波に浸食されて切り立った崖は「観音崎」「大師崎」「不動崎」と名付けられ、この三つを合わせて「三崎」(みさき)と呼ばれています。
三崎山は山形県と秋田県の県境となっていて、昔この「三崎山旧街道」は日本海側の街道随一の難所だったそうです。(現在は国道7号線が通りラクラク越せます)
松尾芭蕉が「奥の細道」の中で最北端の景勝地「象潟(きさかた)」を目指して旅した道としても有名ですが、芭蕉が訪れたのは7月後半ですからこのイワユリを見ることは出来なかったでしょう。
もし、1ヶ月ぐらい早くこの三崎山を訪れていて、イワユリの大群生(たぶん (^^ゞ )を見たとしたら、芭蕉はどんな句を残してくれたのでしょうね。

たくさんの海浜植物が咲く三崎山。日本海を渡ってきた潮風が、オレンジ色の鮮やかなイワユリを揺らせはじめると、庄内はいよいよ初夏を迎えます。



私の本サイトでも特集しています。よろしかったらご覧下さい。→ 『イワユリ揺れる初夏の三崎山』
「酒田徒然的写真の心」さんにもありました。→ 『岩場に咲くから岩ゆり』
「潮風薫る街から」さんにもあります。→ 『初夏の三崎公園』 

- 花とみどりのことのは -

にほんブログ村 写真ブログへ

コメント (14)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ネジバナ

2006-06-26 | 



野原にネジ花がすっくと咲いていました。
きれいな花なのですがこれも雑草と呼ばれます。いったい雑草の区分って どこからどこまでなのでしょうね。
先日、近所の庭先に鉢植えにされたネジ花を見つけました。ラン科の雑草ですがやはり人気があるようです。刈るよりも小さな鉢に植えたくなる花です。



  ネジバナは 母さんが好きな花だった

         母のない子が ふとつぶやけり

                      - 鳥海 昭子 さん -
                       (ラジオ深夜便より)



鳥海さんが永年勤めた児童養護施設では、家族に縁のない子どもたちのつぶやきをたくさん聞くそうです。

花言葉がせつないです。

花言葉・・・・・・「思慕」





どこまでも温かい視線で命を詠い続けた歌人 鳥海昭子さんの最後のメッセージ
「ラジオ深夜便-誕生日の花と短歌365日-」

にほんブログ村 写真ブログへ

コメント (9)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ジャガイモの花

2006-06-21 | 



6月になると、あちらこちらの畑にジャガイモの花が咲き始めます。


白い手ぬぐいをほっかむりして、背中を丸めて草むしりをしていた

おばあちゃんのような花。


華やかさとは無縁な地味な色合いの花ですが、

大地にしっかりと根付き、ゆったりと豊かに風を受けとめる花です。


花言葉は「慈愛」「恩恵」「情深い」





じゃがいも じゃがいも - 野菜の食卓 -

にほんブログ村 写真ブログへ

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雨の日に

2006-05-28 | 


九州地方ではもう梅雨入りをした地方があるようです。
ここ東北 庄内地方では梅雨入りはまだですが、今日は雨でした。

昨日から強い東風が吹き、朝方急にまるでスコールのような猛烈な雨が降り、その後は風が止んで午後からは霧のような細かい雨が静かに降り続きました。
ヒヤリとした湿った風が梅雨の頃のようです。

ところで、梅雨は過ごしやすいとは言い難い時期ですが、嫌いかと言えば私はそうでもありません。
最近では梅雨の頃が楽しみになりました。
以前は梅雨はとても憂鬱で嫌な時期でしたが、写真を撮り始めてから気づきました、草花が瑞々しくとても生き生きしているということを。植物にとっては、たっぷりと命の水をもらえる待ちに待った季節なのかもしれません。そんな瑞々しい季節を感じながら写真を撮ることが楽しみになっています。
まあ、カメラが濡れないように心配したり、雨の日は暗いので手ぶれをおこさないようにするのが大変なんですけどね。(^^;)
人間にとってもこの時期にたくさん雨が降ってくれないと夏に水不足になり大変です。

写真は5月中旬の雨に日に撮影した庭に咲いた乙女椿の花です。
花が咲くのは、良い天気が続くから急に咲くのではなく、梅雨の恵みをもらって、夏の日差しを浴びて、そしてあの冬の厳しさを越えるから咲くのです。


「自然を愛するのは、晴れの日も、雷の日も、嵐の日も愛することだ。晴れの日しか愛せないのは自然を愛しているのではなく自分の都合を愛しているのだ。」
インディアンの言葉、です。




「 雨の日には・・・ 」相田みつお

にほんブログ村 写真ブログへ

 

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

忘れないで

2006-05-27 | 



5月の草花を求めて里山へ出かけました。


そこで見つけた桜の花。


「忘れないで・・・。」


そんな言葉が聞こえたような気がしました。






- 里山のことば -

にほんブログ村 写真ブログへ

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

やまぶき

2006-05-23 | 





        時を待ち 人待つことの        

                  かすかなる  風にうなずく 山吹の花



「待つこと」にはかすかな期待と不安があるものです。

ヤマブキの花が、心地よい春風にうなずくように揺れていました。


- 鳥海 昭子 -
(ラジオ深夜便より)




どこまでも温かい視線で命を詠い続けた歌人 鳥海昭子さんの最後のメッセージ
「ラジオ深夜便-誕生日の花と短歌365日-」




にほんブログ村 写真ブログへ

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2006-04-28 | 



ソメイヨシノの魅力は、なんといってもその花付きの良さです。
枝が見えなくなるぐらいにビッシリと咲く花、その群を成した美しさはまさに圧巻です。

厳しい冬を乗りこえた喜びを、痛いほど満面にたたえて咲く花。
そして、やっと咲かせた花を惜しげもなく散らしてしまう潔さ。
日本人の心情にこれほど映える花はやはり他にはありません。



やっと咲いた庄内地方の桜も、そろそろ散りはじめの頃。

ソメイヨシノの花吹雪は、まるであの冬を 春の光の中に再現してくれるように、

きれいです。




-さくら-SAKURA-

にほんブログ村 写真ブログへ


さくら~名所を彩る美しい季節の魔法
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする