5月2日、FRBは、クレジット市場の緊張緩和に向け、隔週で実施しているターム物資金入札(TAF)の供給額を5月5日より500億ドルから750億ドルに引き上げると発表した。写真は4月、バーナンキFRB議長。ワシントンで撮影(2008年 ロイター/Jonathan Ernst)
鶏屋toriyaです。 この方は、スファラディーなんだそうですね。道理で、私のオヤジに似ています。( 爆死! )
近頃気になっている事を書きたくなりました。
後で確認出来るように残します。では、参ります。
どうも気になってしょうがない。
ネットや専門家の間でで4月危機説が言われていた。金融機関や証券会社などの決算発表や統計資料が出揃う微妙な時期だったので、市場は模様眺めというか結果待ちの状況だった気がする。しかし3月ごろは、ベアスターンズ証券の危機的状況などがあり4月末まで経済全体が綱渡りをしていた。先進国の中央銀行は繰り返し資金の緊急オペを繰り返しており、今の世界情勢はオイルショック当時の状況とそっくりだと言う大手の記事が掲載されたほどである。これには、ほとんどの正直な人達が同意見のはずだ。しかし、経済全体は何事もなかったかのように推移してゴールデンウィークを迎えている。そしてアナリスト達の間から、経済危機が去ったような発言が出始めている。本当にそうであろうか?
以下に私が気になって集めた記事をいくつかこちらにも掲載する。
< 経済記事スクラップより >経済
http://blog.livedoor.jp/toriya555/archives/cat_50023709.html
上海株 半年で51%下落市場低迷 長期化で
読売新聞 2008年4月23日
【北京=寺村暁人】22日の上海株式市場で、市場全体の値動きを示す上海総合指数が一時、13か月ぶりに3000の大台を割り込んだ。取引時間中の最安値は2990.79で、2007年10月16日に記録した最高値6124.04からの下落率は51%に達した。その後は買い戻しの動きも出て、終値は前日終値比0.99%高の3147.79だった。
株価低迷が長期化していることで、市場では株取引の際にかかる印紙税の税率引き下げなど、当局による株価支援策への期待が強まっている。
過去30年間で最悪の景気後退―シンガポール政府投資公社
ヘッジファンドニュース 2008.04.25
シンガポール政府投資公社(GIC)のトニー・タン副会長兼常任理事がGICの会議でスピーチを行い、「世界の経済、金融市場において、不確実性が非常に高まってきている。過去30年間に経験してきたあらゆる景気後退に比べ、より長く、より深い景気後退がやってくる可能性がある」と世界経済の先行きに対して非常に厳しい見方を示した。22日付のアジアン・インベスターが報じた。
米国のサブプライム住宅ローン市場崩壊に端を発した信用収縮の影響で、米国のみならず、世界全体の市場で下落リスクが高まっているという。また、政策担当者が力強く正確な対応をすれば投資市場と投資心理は急反発することもありうるとしながらも、米国住宅市場の安定化が市場の力学に任されたままになれば、回復の道筋は「より強い痛みを伴い、長期化するだろう」と指摘した。
バーレーン政府系ファンド、ディストレスト資産に注目
2008.05.01
Al Zain氏が特に注目しているのは、欧米におけるディストレスト資産への投資である。米国のサブプライムローン問題を端に発した信用収縮によって、世界経済への懸念が高まり、欧米の金融機関が保有する資産の価値は軒並み下がっている。「市場の状況を鑑みると、欧米の金融機関は私たち政府系ファンドから支援を受けざるを得ないだろう」とAl Zain氏は述べている。
すでに、アブダビ投資庁など中東系のSWFは昨年から今年にかけて、シティやメリル、クレディ・スイスなど、巨額の評価損に苦しむ欧米の大手金融機関に対して、資本注入を行なっている。
銀行の次は投資家からの打撃―資金償還の殺到に苦しむヘッジファンド
2008.04.04
英フィナンシャル・タイムズは4日付の記事で、ヘッジファンドは銀行からの突然の融資枠取り消しや追加担保の要求で資金繰りが悪化しているが、今度は顧客の投資家から資金償還が殺到し、それに応じるため、保有資産を投げ売りせざるを得なくなっていると報じている。
これまでは、資金償還は、クレジット・ファンドや投資対象が小企業に特化したファンド、イベント・ドリブンファンドなど金融市場の混乱で急激に人気が低下したヘッジファンドに集中していたが、最近では大手でも償還要求が増え、制限を設けているほどだ。
3日には、英ティスベリー・キャピタルは、14億ドル(約1400億円)の償還要求に対し、12億ドル(約1200億円)に抑えることで、投資家と合意したと発表している。残りは流動性が低い資産のため、金融市場が回復し、適切な価格で売却できるまで保有するという内容だ。
マクロ系ヘッジファンドの米ドレイク・キャピタルは、米国債投資で損失を受けた投資家に対し、償還要求額の半分を返済するため、事業を継続するファンドと解散するファンドに分割することを検討している。
英ヘッジファンド大手のポリゴンは、8億ドル(約800億円)の資金償還要求を受けたあと、現行の「スタックド・ゲート」と呼ばれる先着順の償還方式に代わり、ゲートを設けて償還を制限しない投資証券に移行する機会を提供する計画だ。
米欧中銀が流動性対策を拡充、ターム物・ドル資金供給を増加
ロイター 2008年5月2日
5月2日、FRBは、クレジット市場の緊張緩和に向け、隔週で実施しているターム物資金入札(TAF)の供給額を5月5日より500億ドルから750億ドルに引き上げると発表した。写真は4月、バーナンキFRB議長。ワシントンで撮影(2008年 ロイター/Jonathan Ernst)
また、欧州中央銀行(ECB)、スイス国立銀行(中央銀行)とのドルスワップ協定を拡大することを明らかにした。ECBに対しては現行の300億ドルから500億ドルに、スイス中銀に対しては現行の60億ドルから120億ドルに引き上げる。
スワップ協定は2009年1月30日まで延長する。
FRBは声明で「一部のターム物市場で根強い流動性圧力が存在することから、ECB・FRB・スイス中銀は流動性対策の拡充を発表する」と述べた。
FRBはまた、ターム証券貸出制度(TSLF)の受け入れ担保を拡大し、トリプルA格資産担保証券(ABS)を新たに対象とする方針を明らかにした。
「受け入れ担保の拡大は、一段と広範に及ぶ金融市場で資金調達状況の改善に寄与する」と述べた。
受け入れ担保の拡大は9日の入札から適用される。
<FRB>欧州と協調し短期金融市場への資金供給を拡大
5月2日23時9分配信 毎日新聞
【ワシントン斉藤信宏】米連邦準備制度理事会(FRB)は2日、欧州を中心に続いている金融市場の混乱に対応するため、欧州中央銀行(ECB)などと協調して短期金融市場への資金供給を拡大すると発表した。欧米の中央銀行が協調して資金供給策を発表するのは3月上旬以来、約2カ月ぶり。
FRBは、信用不安に伴う欧州市場での資金調達難を和らげるため、ECBとスイス国立銀行に対するドル資金の融通枠をそれぞれ最大500億ドル、120億ドルと、ほぼ2倍に拡大。また、昨年12月からFRBが隔週で実施してきた1カ月物資金入札(TAF)を1回あたり500億ドルから750億ドルに増額する。3月から新たに始めた国債貸出制度も、担保として引き受ける証券化商品の範囲を拡大し、金融機関の資金調達を支援する。
米国では3月のベア・スターンズ救済以降、FRBの資金繰り支援策などもあり信用不安は和らいでいるが、欧州では、依然として短期金融市場の金利が高止まりするなど市場で資金調達がしにくい状態が続いている。
関連記事 : 米欧3中銀 資金供給枠を8兆円に拡大
5月3日8時2分配信 産経新聞
英RBS、サブプライム評価損1兆円超 2兆4000億円の増資へ
FujiSankei Business i. 2008/4/23
英銀大手ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)は22日、米国のサブプライム(高金利型)住宅ローン問題に伴う金融市場の混乱をめぐる評価損として、2008年12月期中に59億ポンド(約1兆2000億円)を計上するともに、資本不足を補うため120億ポンド(約2兆4000億円)の資本増強を実施することを明らかにした。
欧州金融機関のサブプライム関連損失額としてはスイスの総合金融UBSがこれまで累計で計上した約4兆円に次ぐ規模で、ロイター通信によると、欧州金融史上最大の増資額という。
米投資銀行のゴールドマン・サックスとメリルリンチ、スイスのUBSが増資を引き受ける。RBSは昨年買収したオランダ銀大手ABNアムロの経営統合も増資実施の一因に挙げている。(ロンドン 共同)
英中銀 10兆円超の銀行支援 サブプライム問題深刻化
FujiSankei Business i. 2008/4/22
英中央銀行のイングランド銀行は21日、米サブプライム住宅ローン問題の深刻化に対応し、民間銀行の資金繰り悪化を改善するため、総額500億ポンド(約10兆3900億円)の金融支援策を同日から実施すると発表した。状況に応じ、支援規模の拡大も検討する。
銀行が保有する住宅ローンを担保とする証券を最長3年間にわたって短期国債と交換する。同行は昨年12月、住宅ローン証券などを差し入れ担保とした期間3カ月の資金供給を行ったが、今回、長期的な支援に乗り出したことで、英サブプライム対策は公的な関与が一層強まってきた。
同問題の影響で住宅ローン証券は市場で売却が難しくなり、貸し渋りの原因となっていた。
同行は国民負担の発生を避けるため、銀行が担保として差し入れた証券の価値が低下した場合、担保の追加を求める。担保は高い信用格付けの証券に限定しているが、一時的には同行が焦げ付きのリスクを負う形だ。国債との交換期間は当初1年間とし、必要に応じて最長3年間まで延長する。
同行のキング総裁は「独自の判断で実施した」と述べ、米国などとの協調行動ではないと説明した。(ロンドン 共同)
流動性危機は第2ラウンド突入も
ロイター 2008年 05月 1日
[ロンドン 1日 ロイター] 銀行にとって流動性のひっ迫は和らいだかもしれないが、貸し出しは依然として著しく圧迫されており、消費者や企業、ひいては経済全般に打撃を与えている。クレジット市場をめぐる厳しい環境は銀行の資産を傷つけ、流動性危機の第2ラウンドが始まる恐れもある。
米カントリーワイドの信用格付けをジャンク級に引き下げ=S&P
ロイター 2008年 05月 3日
[ニューヨーク 2日 ロイター] スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は2日、米住宅金融カントリーワイド・フィナンシャル(CFC.N: 株価, 企業情報, レポート)の信用格付けを「BBB+」から投機的等級(ジャンク債)の「BB+」に引き下げた。同社を買収するバンク・オブ・アメリカ(バンカメ)(BAC.N: 株価, 企業情報, レポート)が、カントリーワイドの未払い負債を肩代わりしない可能性を示したことを理由に挙げた。
バンカメが米証券取引委員会(SEC)に提出した書類について言及し、S&Pは「ミディアムタームノート約170億ドル、転換社債40億ドル、下位劣後債22億ドル、劣後債10億ドルを含むカントリーワイドの債務の一部を継承しない可能性が新たに示された」と述べた。
また、カントリーワイドを「クレジットウォッチ・ディベロッピング」に指定。カントリーワイドの債務の法的な状況に応じ、格付けの変更や確認を行う可能性がある。
米シティグループの増資、今後も問題に直面する可能性=アナリスト
5月1日17時41分配信 ロイター
[ニューヨーク 30日 ロイター] 米金融大手シティグループは30日、前週実施した60億ドルの優先株発行に加え、45億ドル相当の普通株を発行したことを明らかにしたが、これを受けて、投資家の間では、シティが今後も、追加評価損の計上に直面する可能性があり、さらなる増資が必要になるかもしれないとの見方が広がっている。
アナリストは、シティの経営陣が、基本的に増資は完了したとの考えから追加増資に関心があることを示唆する姿勢にシフトしたと指摘する。
このシティの追加増資に前向きとみられる姿勢について、一部の投資家は警告シグナルだと受け止めている。増資は株式の希薄化につながり、配当負担が重くなる可能性があるため、企業は通常、増資に後ろ向きだからだ。
ファーガソン・ウェルマン・キャピタル・マネジメントのポートフォリオマネジャー、ラルフ・コール氏は「シティは、出血を止めようとしているが、それができないようだ」と指摘した。
シティグループのスポークスマンは「われわれの資本はしっかりしている」と表明したが、一部のアナリストはこれについて懐疑的。
オッペンハイマーのアナリスト、メレディス・ホイットニー氏は、シティが株式発行規模を30億ドルから45億ドルに引き上げる前に、同社はさらに100億―150億ドルの追加増資が必要との見方を示した。
同氏はまた、シティグループが、今年2度目となる減配を実施する可能性があるとみている。シティの年間配当支払いは約65億ドルとなっている。
3月31日時点のバランスシートに基づくと、この最近の優先株および普通株発行により、同社の自己資本比率(ティア1)は約8.6%となる。これは増資前の7.7%、同社のターゲットの7.5%を上回る水準。
これに関し、関係筋は、シティが60億ドルの優先株発行後に普通株を発行する必要があったと語った。規制面で、資本構成の中で普通株の比率を引き上げる必要があったという。
米景気後退、予想より深刻化する恐れ=バフェット氏
4月29日9時24分配信 ロイター
4月28日、米著名投資家のウォーレン・バフェット氏は、米経済はリセッション(景気後退)に陥っており、大半の見方よりも景気は深刻な状況になるとの見方を示した。昨年11月撮影(2008年 ロイター/Jason Reed)
[ニューヨーク 28日 ロイター] 米著名投資家のウォーレン・バフェット氏は28日、米経済はリセッション(景気後退)に陥っており、大半の見方よりも景気は深刻な状況になるとの見方を示した。
同氏はCNBCテレビで「これはわたしの専門分野ではないが、全般的な感覚として、景気後退は多くの人々が考えるよりも長引き、深まるだろう。短く浅くとはならない」と述べた。
さらに「消費者はガソリンや食品価格(上昇の影響)を感じつつあり、ほかへ回すお金があまり多くないと感じていると思う」と語った。
米、大恐慌以来最悪の不況も=ノーベル賞経済学者
4月26日7時0分配信 時事通信
【ニューヨーク25日時事】2001年にノーベル経済学賞を受賞した米コロンビア大のジョセフ・スティグリッツ教授は25日、CNBCテレビの番組で、米経済は既にリセッション(景気後退)入りしているとした上で、「(1930年代の)大恐慌以来、最悪の不況の1つとなろう」との厳しい見方を示した。
同教授は所得税減税を柱とするブッシュ政権の緊急経済対策について、「あまりにも不十分で時期的にも遅すぎる」と批判するとともに、「真の景気刺激を望むなら失業保険を拡充すべきだ」と強調した。また、連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策に関しても、打つ手を使い果たしたかもしれないとし、「政府がどのように対応するかが大きな問題だ」と語った。
米経済は厳しい状況に直面=ブッシュ大統領
4月30日8時19分配信 ロイター
4月29日、ブッシュ米大統領、食料品やエネルギー価格の上昇や住宅市場の低迷に加え、責められるべき議会の無策などにより、米経済は厳しい状況に直面しているとの認識示す(2008年 ロイター/Jason Reed)
米PIMCO、好調な株式・債券市況に警戒感を表明
4月30日8時20分配信 ロイター
[ニューヨーク 29日 ロイター] 米債券運用会社パシフィック・インベストメント・マネジメント・カンパニー(PIMCO)のビル・グロース最高投資責任者(CIO)は29日、住宅価格の下落が続き経済や金融市場を圧迫するなかで、最近の国債以外の債券や株価の上昇に警戒感を示した。
同氏はまた、PIMCOのウェブサイトに掲載した5月の投資見通しのなかで、米連邦準備理事会(FRB)の一段の利下げについて、さらなるドル安とインフレ上昇をもたらすとして「プラスよりもマイナスのほうが大きい可能性がある」と述べた。
金融市場は過去数週間、比較的落ち着いているが、混乱が収束したと早急に結論づけるべきではないとの見方を示した。
市場の沈静の裏に、今後の大幅なマイナス成長の可能性が隠されている可能性があると述べた。
住宅市場でデフレーションが継続していることも実体経済を圧迫しており、その結果、金融市場の状況が反転する可能性があるとした。
4月の英住宅価格は前年比‐1.0%、12年ぶりの下落=ネーションワイド
4月30日16時9分配信 ロイター
[ロンドン 30日 ロイター] 英住宅金融大手ネーションワイドが30日発表した4月の英住宅価格は前月比で1.1%下落し、6カ月連続のマイナスとなった。下落幅はアナリスト予想の2倍以上に達した。
前年比では1.0%下落し、過去12年以上で初めて下落を記録した。
4月の住宅価格は、17万8555ポンド(35万4000ドル)。
3月改定値は前月比0.7%下落、前年比では1.1%上昇だった。
ウォール街の落ち込みは米経済より深刻、回復には長期間必要
4月30日15時53分配信 ロイター
[ビバリーヒルズ(米カリフォルニア州) 29日 ロイター] 米投資家の間で、米経済はさらに悪化しても年末にかけて回復に向かう見込みだが、ウォール街が体力を回復するにはさらに長い時間がかかるとの見方が広がっている。
ビバリーヒルズで開かれたミルケン・インスティチュート・グローバル・コンファレンスで、複数の投資家がこのような見方を示した。
ヘッジファンドのシタデル・インベストメント・グループのチーフエグゼクティ、ケン・グリフィン氏は「ウォール街は大恐慌だが、メインストリートはその限りではない」と発言。同氏をはじめとする主要投資家によると、ウォール街の金融機関が信用・住宅危機を克服するには数年かかるとみられている。
かつてUBSに属し現在は自ら投資会社モーリス・アンド・カンパニーを率いるケン・モーリス氏は「ウォール街が立ち直り活気を取り戻すには数年かかるだろう。長い道のりだ」と述べた。
著名投資家でヘッジファンドのアポロ・アドバイザーズの創設者であるレオン・ブラック氏は、銀行システムは昨年夏以来「壊れて」おり、「過去30年で経験したことのない」信用危機を生み出した、と述べた。
一方で同氏は、米経済全体が深刻なリセッションに陥ることはないと主張。ピッツバーグなど一部地域は、鉄などの商品価格の高騰により好況を呈していると指摘した。
ラザード・アセット・マネジメント・グループのチャック・ワード会長とペレラ・ワインバーグ・パートナーズのパートナー、ピーター・ワインバーグ氏も、米経済の低迷は短期間で収束するとみている。
ワインバーグ氏は、今年大幅に下落した株式市場はまもなく回復するとの見方を示した。
同氏は「危機は年末にかけて克服される見込みで、株式市場は事前にその兆候を感じとるだろう」と述べた。
ただワード氏はウォール街では今後も人員削減が続くと予想。アポロ・アドバイザーズのブラック氏は、銀行が融資を再開するには少なくとも1年、あるいは1年半かかる、との見方を示した。近年みられたようなレバレッジド・バイアウト(LBO)は1年半ほど「保留」となる公算が大きいという。また復活しても以前のような規模は期待できない、と述べた。
一方それほど悲観的でない声もあり、ブラックストーン・グループ傘下のヘッジファンド、GSOキャピタル・パートナーズのシニア・マネジングパートナーであるベネット・グッドマン氏は「今後6カ月の間に30億─50億ドル程度のLBOが予想される」との見方を示した。